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ジャニオタ中学生が”宝塚”を知ったきっかけは研7の桜木みなとさんだった話〜宝塚初観劇に至るまで
今でこそ春瀬央季さんの話題になれば語り尽くせない私ですが、、
今日は私が彼女に出会う少し前のお話をさせてください。
タイトルにもある通り、実は私が宝塚を知ったきっかけは
2015年の秋。
当時研7でアイドル雑誌に掲載されていた
桜木みなとさんがきっかけでした。
耳を疑われた方もいらっしゃるかもしれませんが本当です。
こちらをご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/155047379/picture_pc_6d1f4a558dc7119687f6c3b3e65c73f1.png?width=1200)
本当に載っていたんです。桜木さんが。
現物が今手元にはないのですが、今でも鮮明に覚えています。
当時の私はHey!Say!JUMPの某Iくんが大好きなこのくらいの年代ならどこにでもいる女子中学生。
数少ないお小遣いでアイドル雑誌を買うことだけが楽しみでした。
田舎住みの私にとって世界は某J事務所のアイドルしか見えていませんでした。
衝撃を受けるなんて思いもよらずに。
いつもなら読み飛ばす、モノクロのページ。
そこに素化粧の桜木みなとさんがたまたま掲載されていました。
2015年の桜木さんは「王家に捧ぐ歌」で新人公演の主演を務めたり、雑誌に掲載されるころには「相続人の肖像」でバウホール初主演が控えていたりと、まさしく新進気鋭の男役さんという紹介がされていました。アイドルたちと違いモノクロのページにもかかわらず
宝塚ってすごい……女性がこんなにかっこ良い世界があるんだ……⁉️
と中学1年生のころに初めて認識させられたのが桜木さんだったのです。
いつもなら飛ばしていました。でも、桜木さんのページは隈なくチェックしたことを覚えています。
桜木さんの男役に対する熱い思い、芸名の由来、受験のきっかけなど初めて知るタカラヅカの世界にかなり興味津々でした。
そんな状況の中で、ド田舎住みの私に観劇する術は全くなくまたJのアイドルを追う日々がすぐカムバックしてしまいました。
話がそれますがド田舎の子どもは芸術に触れる機会というものは都会の方が思っているより格段に少ないです。私はこうした現状から少しでも今の状況が改善されるように頑張りたいと考えています。
さらにここで私に漫画のような転機が訪れます。
“桜木さん”を知って2ヶ月くらいが経ち、何もなす術がないせいで正直もう頭の隅からも消えかけていた頃です。
突然家族に
「太郎、来年の正月は宝塚観に行くで!!」
と言われました。
な、なんと、
「Shakespeare/HOT EYES!!」を観に行けることになりました。
嘘みたいですが、本当です。(本日2回目)
私自身は全くおねだりなどしていません。
ただただ驚きでした。
ちょうど同じ頃、祖母がどうしてもみんなで宝塚を観にいきたいと母に言っていたらしく、また母も学生の頃一度だけ観た宝塚を娘に見せてあげたいという想いが重なり、母がホテル付きのチケットを取ってくれていたのです……!!T_T
5組もあるのに唯一知っている”桜木さん”の所属している組の宙組公演というのがとても嬉しかったです。
もちろん返事は「行く‼️‼️」
一択でした。
ですが中身はがっつりJオタな私。
こんな私が大劇場で後の人生を変える出会いを果たすことになるなんてまだ誰も知らない頃の話でした。
先にオチを書いておくと、この一回の公演で私はJオタをやめてしまいました(笑)
初観劇の頃に舞台に立っていた宙組メンバーがほとんど退団していく中で今でも舞台に立ち続けている桜木みなとさんも本当に素晴らしいと思います。
こうして振り返ると、宙組との出会いは全てが偶然のようで、でも必然だったのかもしれません。桜木さん、改めて私が宝塚を知るきっかけを与えてくれてありがとうございました。
そんなちょっとした思い出がある桜木さんの舞台をまたいつか観に行けますように。