鬼ヶ島 桃子

岡山で産まれ東京で春を消費し、岡山に舞い戻ってきた女。

鬼ヶ島 桃子

岡山で産まれ東京で春を消費し、岡山に舞い戻ってきた女。

マガジン

  • ついての実記

    ふと思いついた「なにかしらについて」の覚え書き。

  • 昔の日記

    昔書いていた日記をアップしていきます。 新しく書いていく予定ですが、noteを始める足掛かりとして。

  • 創作物

    創作した文章を長さに問わずまとめていきます。

最近の記事

才能と素質どちらか選べるとしたら、素質の方が強いのでは という今朝の思いつき

    • 自分にとって価値のあるものが出揃った感のある35歳の終わり。いかにうまいこと取捨選択していくべきか、と思う夜。

      • おしゃれ、についての謎が解けた あとでちゃんと記さねば。

        • 日記について

          この度、5年日記帳なるものを手に入れた。 一ページに5年分の同じ日の記入欄が収まっている。それを入手してから筆を入れるまで2日間を要した。 ここに書き留められない事柄たちはどこへ行くのだろう、日記帳に対してきっとそんなに正直になれないだろう。 そんなことを考えていたら、どうもなにか恐ろしい感じがして。そうそう、それに5年という時間、それがそもそも恐ろしい。 とはいえ先程0.3㎜の緑のボールペン(0.3mmは緑しかなかった)で、今日一日を細い4行の隙間に押し込んでみた。 書き

        マガジン

        • ついての実記
          5本
        • 昔の日記
          3本
        • 創作物
          1本

        記事

          活字に飢えている。が、飢餓で弱った胃が食べ物を受け付けないように、脳が活字の吸収の仕方を忘れた模様。人間の危機である。

          活字に飢えている。が、飢餓で弱った胃が食べ物を受け付けないように、脳が活字の吸収の仕方を忘れた模様。人間の危機である。

          なにかに息苦しくなったら、とりあえず、睡眠時間が足りてるか確認した方がいいし、足りてないなら足掻いているその労力を全て寝るための環境作りに費やすべき。ピーピー言ってないで本気で寝に行け。

          なにかに息苦しくなったら、とりあえず、睡眠時間が足りてるか確認した方がいいし、足りてないなら足掻いているその労力を全て寝るための環境作りに費やすべき。ピーピー言ってないで本気で寝に行け。

          とある夜の越え方

          とりとめもないことを考えている。とりとめのないことなので、まとめることもできない。現実のことを考えているようで、はて、これは一体なんの話だったか。 こんなことを考えるということは、きっと自分はこんな状態なのだろう、あるいはあんな状態。良し悪しをなんとなくつけながら、なんとなく出来た人間であろうする。 誰にも見られていないものを誰にもばれないように、不正でない程度に湾曲する。もっと残酷でどうしようもない自分をそこに透かし見ながら。 とりとめもないことを、ただ徒然に考えることもま

          とある夜の越え方

          人を思い続けるのは いやはや、なんたる高等技術か。

          人を思い続けるのは いやはや、なんたる高等技術か。

          死ぬこと以外かすり傷 なんてよく聞くけど 破傷風ワクチンがあるからこそのそれであって、 破傷風ワクチンの存在しない世界が なんたるかを知らない私は そう簡単に口にする気にならない。

          死ぬこと以外かすり傷 なんてよく聞くけど 破傷風ワクチンがあるからこそのそれであって、 破傷風ワクチンの存在しない世界が なんたるかを知らない私は そう簡単に口にする気にならない。

          女性として日常のレベルで一番面倒と感じるのは、乳首を隠さねば外に出られないこと。 語弊を恐れず至極安直に、正直に言えばそうなる。

          女性として日常のレベルで一番面倒と感じるのは、乳首を隠さねば外に出られないこと。 語弊を恐れず至極安直に、正直に言えばそうなる。

          知性は生きる勇気なんじゃないかと思う。

          知性は生きる勇気なんじゃないかと思う。

          「都の子」を読んだはなし。

          都の子 著 江國香識 お風呂のおともを探し、本棚の前に立つ。広くないスペースには読んだ本と読んでない本、あるいは読みかけの本とが半々くらいで収まっている。 私は読んだ本をわりと早々に手放す。たまに未読のものでも手放したりする。ご縁があればまた出会うだろう、なんて気持ちで。だから完読したあとも手元に残っている本は、自ら縁をつないでおきたい本ということになる。 そのうち、江國香識さんの単行本が三冊あった。ずいぶんと疎遠になり、少なくとも5年は手に取っていなかった。 はたち

          「都の子」を読んだはなし。

          2009・01・05

          ※10年前の自分のあまりのポップさに愛しさと切なさと頭はたきたい気持ち 何事も自然が一番。 無理をすることに慣れてしまったり、 自分を怠け者だと思い詰めたり、 自分を偽ったり、 人に優しく出来なかったり。 そんなことからもう解放されましょう。 私達は頑張ったって空は飛べないのです。 空を飛べない自分を責めるなんてやめましょう。 地上でなにかをみつけましょう。 そうホワイトタイガーの彼(画像)は 体を張って私達に教えてくれています。 地上に生き

          宇宙とものさし

          幼稚園の頃、子供向けの百科事典が家にあった。 大判で全編カラー。十数冊が一組で、社会のあれこれが五十音順で紹介されていた。幼稚園児の私は、いつもそれを抱きかかえるようにして運び、床に拡げて眺めていた。 幼稚園で配布されるアンパンマンだらけの月刊誌や絵本にはない、頼もしい存在感がなによりも好きだった。 私のお気に入りは古代魚が住まう海中を描いたページであったのだが(アノマロカリスのデザインといったら!)幼時から小学生低学年程度を対象にした百科事典に【こだいぎょ】というトピッ

          宇宙とものさし

          本棚について

          人のお宅にお邪魔し、通された部屋に本棚があると、家人に断りを入れて本棚を見させてもらう。そして、しばらく眺める。 本棚にはその人が如実にあらわれる。勇気を持って断言する。なぜならこれは、数少ない私の信じている事柄だから。 ちょっと勇気が足りなくて注釈を入れるが、本棚を眺めて感じた違和感が追々恋愛の終わりの原因となることはしょっちゅうであったし、しっくりとくる本棚の持ち主はありがたいことに今のところ漏れなく好きな人達だから。 日記を盗み見るよりずっとその人のありのままの姿がそ

          本棚について

          喪失について

          数日前の朝、通勤中のこと。 車内で鼻歌を歌っていたら、唐突に「喪失」という言葉が脳裏に現れた。 はて、とそれからしばらく「喪失」を思い出しては考えていたのだが、どうやら私は喪失について言葉を器用に選択出来るほど詳しく知らないようだった。 喪失とは失うことなのだろうか。 失うことに変わりないのだろうが、なにかもっと多くの意味を孕んでいるように感じた。なんとなく剥きになり、どうにか言葉を選び出そうとした。 今日の夕方、会社から自宅へ向かう途中のこと。 信号待ちの車内で、前に並

          喪失について