しがないホテルマンは雨の日が好き
こんにちは! 青空93*です。
突然ですが、私は雨の日が好きです。
大人になるにつれて、晴れの日の良さもなんとなく分かるようになりましたが、子供の頃は雨の日が一番好きでした。
理由は「教室で絵を描いても怒られないから」。
小学生の頃、授業と授業の間の休み時間(色々呼び方はあるようですが、母校では20分休みと呼んでいました)になると、大概外で遊ぶように指示されました。
当時の私はそれがとにかく嫌でした。
今思えば、日光浴びてきちんと体を動かして成長を促すとか、そういう発達の狙いがあったのかもしれません。
ですが、子供にとっては大人の都合などどうでもいい。
私は体を動かすより、絵を描くことが好きな子どもでした。許されるなら、晴れの日も教室で絵を描いていたいくらいには。
しかし、そうすれば必ず声をかけられました。
外に出なさいと。
子供にとってそうであるように、大人にとっても子供の好き嫌いはどうでもよかったのかもしれません。
私はやがて鉄棒遊びを覚えました。
当時苦手だった逆上がりを克服するため、という目的はあったのですが、それ以上に「外で遊んでいるポーズ」を取るためでした。
少々ひねくれていたとは思いますが、少なくとも大人からとやかく言われることはなくなりました。
こんな子どもでしたから、雨の日がとにかく嬉しかったのです。
静かに……というわけではありませんでしたが、20分間好きな事に没頭できるのが幸せでした。
高学年になってクラブ活動が始まると、そこでも放課後に絵を描くことができるようになりました。それでも、私は雨の日が待ち遠しかったです。
雨が降ると、いつも子供の頃のことを思い出します。
恐らく、私のような子供時代を過ごした人はきっといます。
そして、今まさに同じ事を考えている子どもも。
あいにく、私の周りに小学生がいないので分からないのですが。
晴れの日も、外遊びが好きじゃない子供が室内を選べる時代になっていたらいいな……と切に思います。
余談ですが、私自身は残念ながら雨女ではありません。
お稲荷さんの御加護は得られませんでした……!
今日で6月が終わりますね。
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