風穴をあける
心理学基礎、心理学ティーチャーコース、コアシークレット、カウンセラー養成講座、ヒプノセラピスト養成講座を開講。自分の歴史を振り返るような、未来を見ていくような「今」を体験している。
私のクラスは独特で、心理学基礎は理論が多めかもしれないが、そのほかのクラスやワークショップは、「え?これ関係ある??」みたいなことが豊富。多次元話法健在。それらは、どこかで、いつかピタッとなる。受講生さんの発言や氣づき、情報もシンクロしていき、共に学んでいくスタイル。みんな素晴らしくマジカルだから。とにかく残酷なまでに癒しに触れていく。
私は、セラピストをするのであれば「癒され続けることを貪欲に」と思っている。感情に振り回されている場合は、静けさや穏やかさを学ぶことになり、俯瞰や不感、正しさに軸足が固定されている場合は、人間らしさを受け入れていくことが学びになる。自分自身の在り方を徹底的に学んでいく。だってね、自分のことはさておき、あなたは癒されなさいなんて、私は言いたくない。癒しは、安心感であり、信頼だと思う。
もちろん、知識や技術は、言わずもがな大切で、プロとして行っている以上、それらをアップデートし、磨き続けていくのは基本。だけど、知識や技術だけで人の心や魂に触れることはしたくない。まるで私だけ服を着て、クライアントを丸裸にするような感覚になる。だから、私は真っ裸な心で、純粋にそこに居たい。
自分自身にも、受講生さんたちにも、固まった心に風穴を開けることを意識している。心が揺さぶられるような体験ができるように。感動するような、胸が痛むような、普段自分のことをどう扱っているのかわかるような。
出来事や言葉の解釈、どう感じるかは、まさに千差万別。その混沌とした中で自分を感じて、その人を感じて、中心を感じる。実際はもっと多次元だが。
どんなに暗黒でも光を見ている。物心ついてからずっと。あの頃のそれは、生きる望みを掴みたかったから。まさかその自分が自分だけではなく、誰かのそれを見ることになるなんて。人生というものは興味深い。何度も、何度も、何度も癒されてきたし、癒されているし、これからも癒されていこうと思う。自分が思っているよりずっと愛がそばにあり、それは自分の一部でもあると思えるから。
ゆらゆら揺れて、自分を発見する。
自分に立ち返っていく。
自分の愛に溶けていく。
ひとつになっていく。