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思い立ったが吉日

 人生が前のめりだと家族にまで言われる私。貪欲なのだ。生きているうちにできるだけ味わい尽くしたい。そんな自分の貪欲さに目覚めたのはいつだったのだろう。夢のない子ども時代だった。
 そんな夢のない子ども時代に私のためだけのたった一つの夢があった。夢とも言えないような、叶うと思っても見ないような雲を掴むような夢。それが「カウンセラーになる」ことだった。お嫁さんになるとか、お母さんになることは、夢ですらなかったが、それらが初めに叶ってしまうことになり、本当の願いは随分後になって叶うことになった。2004年5月9日に念願の心理カウンセラーになった。それから20年が過ぎた。思った以上に、想像をはるかに超える経験ができた。この仕事を始めた時、私は絶対に上手くいくと思っていた。なんの根拠もないけど、やる方がしっくりきたから、きっとうまくいくはずだと。こんな経験は、やろうと思ってできるものではないという経験のてんこ盛りだった。
 母が亡くなった時、カウンセリングができなくなった。2010年1月のこと。人の話が聴けなくなったのだ。カウンセリングは、夫やスタッフに任せて、私はその時に、母の遺品の整理、相続の手続き、弔問に来てくださる方の対応など、そこそこ忙しかったけど、ものすごくゆったり過ごせた日々だった。そして、7月31日に私の一冊目の本「緒〜umbilical cord〜」を出版。その後、カウンセリングの現場に復帰した。約半年足らずの休養だった。やっぱり私はカウンセリングが大好き。その人の中から答えが出てくる瞬間がたまらなく好きだ。2016年の年末、東京に引っ越してくるときも、生まれ変わるような氣持ちで何をしようか、真っ新に決めるというタイミングでも、心理カウンセラーを選んだ。
 前回の記事でも書いたとおり、心理療法を含む決められたツールを扱うことが制限になっていると氣づいた。バトンを渡そうと決めた。心理療法などのツールは、本当に素晴らしく使える!(私は使い倒した)。きっと私が渡すことにより、更に素晴らしいツールとして生かしてくれる人がいると思う。それぞれが「生かせる自分とつながる」ということに関して、私はサポートできると思う。ぜひご興味ある方、今年の11月1日までにエントリーを!来年の5月8日に終了できるよう、今年中にスタートしよう!思ったが吉日。前のめりな私は待っていられないのだ。何事も、終わりがあるからいい。

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