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落ち込みを嫌わない重要な理由

 いつも、いつも、いい気分の時ばかりじゃないとアタマではわかっていても、落ち込んだり、モヤモヤするのはイヤなもの。落ち込んでいる場合じゃないことがあることもある。それは重々承知しているけど、それをなかったことにし続けると心が疲労骨折してしまう。
 うつ状態になったり、身体症状に現れることもある。それはある種のサインであり、苦しいけれど悪い現象ではないのだ。そうは言っても、その状態になった時、どうして落ち込みから抜けられないのか、わからないこともあるかもしれない。

 まるで、「ママ、ねえ、ママ」と何度言っても振り向いてもらえないと感じて大泣きしている子どものように、どうして泣いているのか、本人さえわからなくなっていることが、大人の心にも現れるのだ。

 きっかけは、「こんなことくらい」というような小さなことだったのかもしれない。

 でも、それが積み重なり、自分の声を無視すると、どうしてこんな気持ちになっているのか、どうしてこんな気分になってしまっているのか、わからなくなる。多くの人は、「自分の心の声」と聴いて、わかっているうような氣もするような、どこかピンと来ないこともあるのではと思う。それでも、人生の中が、どうもちぐはぐになっているような感覚があることは無視できなくなる。これは何かがオカシイと氣づきざるを得ないことが起こること、起こり続けること、もっと言うと、エスカレートすることが現実として現れる。自分は自分を見捨てないのだ。

 落ち込んでいる時は、「氣づき」は二の次。まずは、自分の心身が疲れていることをしっかり抱きしめること。氣づきは、変化を起こすから、意外にもエネルギーを要する。まずは、癒して休む。心と身体のパワーがある程度戻ってきてから、氣づきへと向かっていくと根本的な「今」最も氣づくべきことに氣づけるタイミングがやってくる。

 セラピーは、とにかく自己受容やヒーリングがおススメ。アヤシいかもしれないけど、症状が出ている時ほど、ヒーリングやエネルギーワークはいいものだったりする。これは長年、心理カウンセリングをしてきて実感していること。私は開業当時、できるだけアヤシさを出したくなかったから、エネルギーワークやヒーリングなんてもってのほか!と思っていた。

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