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これが新しい人類なんだ

 来年(2025年)5月の卒業に向けて、鋭意、心から愉しみ尽くし、シェアできることをシェアすべく充実している日々。これは心理カウンセラーという職業的役割だけに限らず、人生を愉しみ尽くす秘訣だと私が思っているのは、目の前の現実を味わい尽くすこと!小さな、何気ないことの中の神秘を見つけていく。これに氣づけるだけで、一瞬で幸せや愛が何たるかを学ぶことになる。いかに自分が「幸せや愛とは〇〇」と制限していたことに氣づける。既に「幸せ」「愛」だということに氣づくことで、無限の喜びや深遠なる神秘に触れ、謙虚になれる。謙虚さは、とても美しく、無限に学べる許可証のようだ。卑下とは全く対極にある無限の可能性に心が開いている状態。という私も日々、無限のことからハッとさせられ続けている。
めっちゃ最高。新しいことに触れる喜び。わかっていたと思っていたことの深遠さに感動する。愚かささえ愛おしくなるほどに。

 先日、孫のひとりのエピソードで「これが新しい人類か」と静かで強烈な感動を覚えた。彼は、幾つも好きなことがあり、没頭する。その一つがガンダムのプラモデル。かなり大きな作品を展示会に出品することになっていた。お小遣いの全てを注ぎ込んだ大作。その制作途中で、ガンダムの右腕が折れてしまったそうだ。もし、私が彼の歳(10歳)だったら、落ち込んでしまい、しばらく呆然としてしまっただろう。ところが、彼は折れた瞬間に「あ、しょうがない。ナラティブだし、壊そう、汚そう。」と、プラモデルのガンダムが戦った末に右腕が折れてしまった懸命に戦ったという作品に仕上げた。なんという受け入れ力。。。。脱帽。その作品の写真を見たら、ガンダムのストーリーを全く知らない私にすら伝わってくる物語。ものすごい迫力と切なさが届く。一瞬にして起こったことを受け入れていく力。これはシンクロニシティを生かす力とも言える。激しい戦いを超えてきたガンダムをつくりながら、「右腕が無事なら、飛んでいるシーンを再現できたのに!」と言いながらも、起こった出来事を新たなチャレンジを促すきっかけとして、次の可能性へ即座に向かう。自分の氣持ちも受け入れ、好奇心やインスピレーションに生かす。これは何も創作物を作る時だけではなく、日常でも同じことが起こっているだろう。

 これはわかっていても、大人でもなかなか難しいことがある。全力を込めれば込めただけ、思い通りにいかないことのダメージを受けたりする。これを夫は、
「我々世代は、思い通りに行ってナンボ、完璧にしてナンボという思考になっている。考え方が、『できた』『できなかった』のような二極。思い通りにいって当たり前、完璧で当たり前。思い通りにできなかったからダメ、完璧にできなければダメというような。そこで少なからず『クリエイティビティ』や『やる氣』を失う。
 思い通りにいかないからこそ、生まれることができることに着眼できたら限界を越えられる。過去の発明も、思い通りにいかないからこそ、発見されたものがあると思う。」
と言っていた。全くの同感。もう思った通りなんて手放せばいい。だけど、思うのは大事。自分の思う通りにやることは、本当に大事。そして、描いていいし、大いに描くことも愉しみたい。その上で、思い通りにならないから面白い!ということを体験していけるからこそ、人生は最高にエキサイティングでワンダフルなのだ。そこから発見できることの方が人生の大いなる宝なのだから。

 この新しいシンクロニシティ軸の生き方は、既に始まっていて、大人だから古いままでいいと思っていると、面白くないと思う。人生に面白さを求めていなければそれでオーケーだけど、そうでないならシンクロニシティ軸を取り入れるといいと思う。あの世に還る瞬間まで、存分にこの人生を愉しめる。それって最高。
 比較的受け入れ力があると思っていた私だったが、彼のエピソードを聞いて、脱帽。その脱帽は、最高にポジティブな意味だ。すごいな!見習いたい!素晴らしい!という若い命に触れると私は最高にワクワクする!!
 彼のような質は決して、ネガティブにならないということではなくて、ネガティブな感情を受け入れることを当たり前のように行うからこその、ポジティブに自然と動いていく。これが魂の成熟なのだろうとしみじみ思った。地球の未来は明るいと思わせてくれた一つのエピソードに心底、感動した。この一瞬に起こったほとんど誰にも知られないこと。そういうことが確実に集合意識に影響を与えるのだ。

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朝水久美子
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