村上春樹(1949-)+川本三郎(1944-)の『映画をめぐる冒険』(1985年)より。
ベタ?ですが『明日に向って撃て!』(1969/米)は◎傑作だと私は思います。川本三郎氏によると、『冒険者たち』と同じく本作も【聖三角形】の映画。
2018年10月21日の『村上RADIO』の2回目の放送で、『貧乏な若い頃、真冬の寒い時期に寝るときは二匹の猫を抱いて暖をとっていた』と話していましたが、その時の二匹の猫がこの「ブッチとサンダンス」ではないだろうか?
「村上春樹はキモいのか」論争?みたいなのが、読者の間であったらしい。
村上氏の小説を読んだことはないが『映画をめぐる冒険』は好きな映画本です。何だか気取ったというか、翻訳調?の文章を書かれますが、それも個性でしょう。昔、いましろたかしの漫画―『ハーツ&マインズ』か『ザ・ライトスタッフ』だったと思いますが―で新喜劇の間 寛平みたいなアホ面をしたジジイの漁師が鼻水垂らしながら田舎の浜辺で『ノルウェイの森』を読んでいる場面があり、「あ~、そういうイジられる種類の本なのか」と思った。評論家の呉 智英は、高齢の父親が村上春樹の本に興味を示しているのを知り『あれは大学生が読む小説だよ』と諭したと、何かの本に書いていました。
価値は無いだろうが『風の歌を聴け』初版本を所有、1981年の映画は好き。
『明日に向って撃て!』のオリジナル予告篇
海外の評価
テレビの1話分すら通して見たことはないですが、舘ひろしと柴田恭兵のイケメンコンビが主役の『あぶない刑事』に、本作の影響を感じる。コンビは凸凹(でこぼこ)じゃなく「背格好の似たイケメン」でピンチに軽口を叩く。
シリアスではない「トレンディ(死語?)西部劇」と「トレンディ刑事もの」。
映画評論家/映画監督の田中千世子(1949-)氏のVHDのジャケ写掲載の短評。
『マイ シネマ ハウス』(1980年)133頁より。監督はジョージ・ロイ・ヒル。
劇場公開時?の立て看板?「B2判ポスター」らしいです。ヤフオクの出品物。
LD(レーザーディスク)のジャケット写真
VHDのジャケット写真
LD ワイドスクリーン版
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