見出し画像

【マタ・ハリ】のミニ・バイオグラフィーと「峰 不二子」

推理クイズ本『世界の偉人は名探偵』〈1987年版〉の[P.75-76]からの引用。


ルパン三世』の〈盗賊かスパイかわからない〉「謎の女・峰 不二子」は、「マタ・ハリのイメージ」の影響下だろうと思ってたけど↓違うようです。


世紀の女スパイ〉 マタ・ハリ(オランダ 1876-1917)

_本名はマルゲリータ・ゲルトルーダ・ツェーレという。_一八歳のとき、新聞の求婚広告で知りあった大尉と結婚して、オランダ領インドネシアに渡ったが、夫の浮気と虐待に耐えきれず、離婚した。彼女自身も、島のサルタン(回教の土候(どこう))と密通して、女の子を産んでいる。_離婚後はパリに出て、ヌードダンサーになった。_神秘的なジャワ踊りをまねたエロチックなストリップで、一躍、ヨーロッパじゅうの人気をさらった。「暁の瞳」または「紅(くれない)の舞踏家」と呼ばれて、社交界の紳士たちと華麗な愛欲関係をくりひろげた。高級コールガールの女王でもあったわけだ。_そんな彼女に目をつけたのが、ドイツの警察庁長官ヤゴウだった。彼は高価な宝石をプレゼントして、「パリの社交界の中心にいるきみがドイツのために働いてくれるなら、皇帝は、きみが望むことなら、なんでもかなえてくださるだろう。わたしはきみにヨーロッパの歴史を書きかえる勇敢な女性になってほしい」と、彼女の虚栄心と冒険心を挑発して口説(くど)き、肉体関係を結ぶと、諜報(ちょうほう)学校へ送りこんでスパイの訓練を受けさせた。彼女の暗号名はH-21。_スパイに変身したマタ・ハリは、東洋仕込みのエキゾチックな肉体と、巧みな話術で、フランス外務省の高官や高級将校たちを誘惑して、重要な情報を入手した。輸送船団の動静をさぐって、ドイツ潜水艦の餌食にしたり、イギリスの新兵器マーク九型重戦車の秘密をさぐって、ドイツに対戦車砲の製造をいそがせた。彼女のスパイ活動によって、連合国側は一〇万人以上の損害を受けたと推定されている。_だが、ついに一九一七年、フランス情報部に逮捕されて、軍事裁判で死刑を宣告された。処刑場の木にしばられた彼女は、目隠しをことわり、一二人の銃殺隊員をまっすぐ見つめた。「ご用意はできましたか? では、さようなら。どうぞ、任務を果たしてください。撃て!」みずから号令して、銃弾をあびた。_生前は男の欲望のシンボルだったが、その遺体はひき取るものがなく、医学生の実験用に解剖された。

↑処刑のくだりなんか、出来過ぎていて嘘くさく感じてしまいますね。面白いけど。



☆『ルパン三世』エンディングで峰不二子が登場するメロウ?な曲


♪『ルパン三世 その2』 歌手:チャーリー・コーセイ
『PART1』エンディングBタイプ(第3話で使用) 


♪『ルパン三世 愛のテーマ』 歌手:水木一郎 
『PART2』エンディングBタイプ(第27話~第51話で使用)


♪『ラヴ・スコール』 歌手:サンドラ・ホーン(=サンディー)
『PART2』エンディングCタイプ(第52話~第103話で使用)

↓フルバージョン


♪『ラヴ・イズ・エヴリシング』 歌手:木村 昇
『PART2』エンディングDタイプ(第104話~第155話で使用)

↓フルバージョン


関連投稿


#世界の偉人は名探偵 #藤原宰太郎 #偉人伝 #バイオグラフィー #マタ・ハリ #峰不二子 #オランダ人


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?