【MY COMICS(東京三世社)】 私が昔に集めていた〈マイナー・コミック・レーベル〉
私は超メジャーな「集英社の少年ジャンプ」で育ったのですが、10代後半から20代の半ば頃は、マイナーな出版社の漫画単行本を古本屋でよく買った。
漫画レーベル【MY COMICS】の出版元は「東京三世社(1952~2010年)」というエロ本主体?の出版社。昔、後追いで「ハードカバー」の本を古本屋で集めたが滅多に見かけなかった。「全1巻の短篇集」で私見では「佳作~凡作」レベルの、漫画に強い大手の出版社では単行本化されていない作品が収録されていたように思います。なので、傑作や秀作は少ないように思います(失礼)。初めて買ったのは、値段が安かったからですが、坂口尚と福山庸治の本で、当時は全く知らない漫画家。この「ハードカバー版」のシリーズは巻末に「100問100答」みたいな書面インタビューが付いていて、これが好きだった。影響されたものや私生活がわかって。ソフトカバーの本は「最初からソフト」と「最初はハードカバーでソフトで再発」の2種類あるようだ。
過去所有のハードカバー本(上製本?)。同じ本で後発のソフトカバーもある。
--------------------------------------------------------------------------------------◆望月三起也『マッド・ドッグ』(1983年) ←読んだ中で1番良かった本
◆坂口尚『電飾の夜23:59発』(1983年) ←2番目に良かった本
◆福山庸治『死神交換イタシマス』(1983年) ←3番目に良かった本
◆関川夏央(※原作)『名探偵に名前はいらない』(1981年)
◆新谷かおる『ダブル・ニッケル』(1980年)
◆ひさうちみちお『夢の贈物』(1982年)
◆川崎ゆきお『猟奇王国』(1984年)
◆竹沢タカ子『ラストゲイル』(1981年)
◆板橋しゅうほう『ペイルココーン』(1980年)
◆山田章博『人魚變生(にんぎょへんしょう)』(1982年)
======他に持っていたソフトカバーの【MY COMICS】======
◇坂口尚『月光シャワー』(1987年)
◇福山庸治『夜は散歩者』(1986年)
◇福山庸治『青い木白い花豊かな果実』(1985年)
--------------------------------------------------------------------------------------
吾妻ひでお(1950-2019)のハードカバー本で巻末の解説が安彦良和(1947-)の【MY COMICS】を所有していたはずだけど該当する本が見つからず。「自分と同じ北海道の辺境出身の吾妻氏にシンパシーを感じる」と書いていた。
↓の対談は2006年の『月刊COMICリュウ』(徳間書店)創刊号に掲載らしい。
☆★☆★【MY COMICS(マイコミックス)】の書影コレクション☆★☆★
私は未所有の日野日出志『魔鬼子』(1988年)。多分ソフトカバーだと思う。
高くて買えない鴨川つばめ『DタウンCロック』(1982年)。全調書に興味。
これも当時は高くて買えず今も未読の水木しげる 『SF新鬼太郎』(1980年)。
これも未所有の桑田次郎『人外魔境』(1981年)。『8(エイト)マン』『デスハンター』『エリート』は読んだ。描線が「冷たい」のがSFには向いていた⁉
望月三起也『マッド・ドッグ』(1983年)。持っていたがまんだらけに売却。
関川夏央原作の短編漫画アンソロジー『名探偵に名前はいらない』(1981年)
現在も持っている坂口尚『電飾の夜23:59発』(1983年)。
坂口尚『月光シャワー』(1987年)。↓惹句《異才の透明リリシズムの世界》。
関連投稿
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?