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挨拶回り
キャリコン行政書士として活動しています。まだ開業して2か月ということもあり、ほぼ毎日、挨拶回りをしています。
「営業」ができれば良いのかもしれませんけれど、私は行政書士の独占業務である許認可申請をメイン業務としません。
遺言作成のお手伝いや相続関連の手続きや契約書作成など、身近な民事法務を中心にお客様のお役に立つために毎日がんばっています。
こういう行政書士の独占業務ではない仕事をメインにすると、弁護士・司法書士・税理士の先生方と「競業」することになります。
皆様おわかりの通り、資格の「格」という意味では、行政書士は残念ながら最下層みたいな扱いです。試験の難易度が違いますからね。
35年間上場企業でサラリーマンをやりましたが、会社として依頼するのは行政書士の独占業務である自動車関連や古物営業許可などの許認可申請を除けば、司法書士か弁護士にしか発注しませんでした。経理部はもちろん税理士と会計士と顧問契約を交わしていました。行政書士は中小企業もしくは個人をお客様としているケースが多く、大企業をお客様にしている行政書士は多くはないと思います。
そんな状況の中、私は行政書士になりました。弁護士はオールマイティなので、士業をやるなら一番良いと思いますが、会社員をやりながらの司法試験合格はあまりにもハードルが高いと判断したからです。一方、司法書士は考えましたけれど、基本的に登記の専門家という職域自体に個人的に違和感を持ちました。個人的にはやりがいを感じられなかったです。
今、遺言や相続の仕事をメインとしていて、司法書士の先生や税理士の先生がいなければ仕事が成り立ちません。
それはたとえ私がダブルライセンスを取得しても解決できない話です。1人で一連のプロセスをすべてやるには、業務工数があまりにも多すぎるからです。
例えば、相続人調査の戸籍収集ひとつでも、全国に及ぶ郵送でのやりとりが、ひとつうまくいかなければその先へ進めない中、登記や相続税で揉めるようなことになれば、私たち行政書士では対応できないことになります。
というわけで、他士業の先生方といかに連携するかということが、お客様のお役に立つ為にものすごく大切であることを今、身に染みて感じています。
ということで、毎日、手土産を持ちながら司法書士先生と税理士先生にお会いして連携をお願いしています。
急がば回れということで、今は日々経費持ち出しの毎日です。
でも、いつかお客様のためにワンストップで多くの相続案件を処理できる日を想像しながら、今は歯を食いしばって毎日がんばっています😅
冒頭で『弁護士・司法書士・税理士の先生方と「競業」することになります。』と記しました。
確かにその側面もあるのですが、ご挨拶がある程度進んできた今の私の気持ちとしては、「競業」よりいかに「協業」していただくか、に完全にシフトしました🤗
セカンドキャリアで社会に貢献することは、20代や30代などで取り組むのとは次元の違う困難が伴います。
それでも、、、社会経験という強みもあるので、ロートルはロートルらしくお役に立てるよう、これからもがんばってまいります‼️
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