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専門家としてのアイコン
私はキャリアコンサルタント+行政書士(=キャリコン行政書士)として開業しています。
以前にも一度触れたのですが、行政書士には徽章(バッジ)があります。キャリコンには、そういった外見でわかるようなアイコンはありません。
どちらも国家資格でお客様にとっては同じように重要な相談案件なわけですし、もちろん私としても同じように全力でお客様と向き合うわけですが。
キャリコンとしてはお客様の話しやすさなども考慮して、比較的カジュアルな服装でご相談をお受けする場合が多いです。
一方、行政書士としてご相談をお受けする場合には、スーツに行政書士徽章をつけてお客様と対面することが多いです。正確には、行政書士法で「行政書士は、職務を行うときは、行政書士徽章を常に着用しなければならない。」とありますので、「常に」着用しなければならないんです😅
バッジをつければウルトラマンや仮面ライダーみたいに、突然、バチバチの専門家に変身できたら最高なのですが、何ひとつ変わりません😆(当たりまえ〜)
けれど、お客様にお会いする準備として、スーツにバッジをつけると、それがスイッチとなり「さあ、がんばるぞ!」と、身が引き締まる思いがするのも事実です。
行政書士バッジをつけて仕事をしているということは、国家資格を持つ専門家であると世間様に表明しているようなものです。。。その外圧的な力を借りて、ともすれば怠けがちになる専門家への道としての日々の研鑽を重ねています。全然思うようには行きませんけれど。
というわけで、国家資格者のバッジというのは、あってもなくても良さそうなものではありますが、専門家として責任を持って仕事をするための一種の重しのような役割はある、と個人的には感じています。
気合いを入れるスイッチとして、専門家としての重しとして、私は行政書士のバッジが好きです。
この文章を書いていて、専門家への気持ち入れ替えスイッチとしての機能を考えると、キャリアコンサルタントにもそういうスイッチのようなバッジがあっても面白いなぁ、と思ったりしました。
・・・誰もつけませんかね、キャリコンバッジ。私は、両方付けて仕事してみたいですね🤗
皆さんはこういう組織や職務を象徴する徽章(バッジ)をどう思いますか?
あぁ、それと、徽章にはもうひとつの性質がありますね。その組織や職務(仕事)に対するロイヤルティやプライドがないと付けたくない、ですよね。
私は今、行政書士徽章は好んで着用します。
退職した35年間勤めた会社の徽章も会社へのプライドとロイヤルティがあった頃は、毎日、しっかり着用していました。
でも、リストラ・構造改革の連続で社員が安心して仕事をできなくなった15年くらい前からは、どうしてもつけなくてはいけない時以外は、会社の徽章をつけなくなりました。
会社への信頼がまったくなくなり、給料のためだけに働くようになってしまったからです。
そして早期退職した日に、何の感慨もなく、人事部に返却しました。メッキが完全に剥げたその金バッジを。
退職の日、始末書を書いてでもバッジを手元に置いておきたいと思えるくらい最後までその会社に愛着とプライドを持って退職できたならば、ある意味幸せだったかもしれませんが。
行政書士の徽章。今の私は専門家としての矜持を持って着用したいと思います。
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