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聴く読書『乙女の像ものがたり』 八、光太郎智恵子、永遠に……

北原久仁香
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作:小山弘明(高村光太郎連翹忌運営委員会代表)http://koyama287.livedoor.blog/
画:安斉 将 https://anzaimasaru.wixsite.com/anzai
*この物語は史実をもとにしたフィクションです。

出典:『十和田湖乙女の像のものがたり』(十和田湖・奥入瀬観光ボランティアの会 発行)

協力:山本隆一(一般社団法人十和田奥入瀬観光機構)https://www.towada.travel/ja/index

音楽素材:クラシック名曲サウンドライブラリー、フリー音楽素材MMTスタジオ より

青森県十和田湖畔に立つ高村光太郎の彫刻、通称『乙女の像』の物語です。
光太郎と妻・智恵子の生い立ちや出会い、その後のあゆみなども、解りやすく伝わるよう書かれました。
大人の方はもちろん、小さな方も、ぜひ聴いて下さい。

<言葉メモ>
聴診器…医者が患者の体の中で発生する音をききとり、診断するための道具。

高村 規(ただし)…(1933~2014)光太郎の弟の豊親の子。のち、日本広告写真家協会の会長になった。

最期…命が終るとき。

祭壇…お葬式などを行うときに、神仏や霊をまつったり、お供え物を捧げたりするための檀。

遺影…亡くなった人の写真。

甥…きょうだいの息子。

みちのく…東北をさす古語。

愛称…親しみをこめて呼ぶ呼び名。

与う…あたえる

銅とスズとの合金…ブロンズ。銅像の材料となる金属。

造形…彫刻や絵などで、ものの形を作ること。

無機質…命のないもの。

はらわた…腸などの内臓。

粘液…人間の体内にある液体。

脂…脂肪。

円錐空間…横から見て、三角形になっている空間。「乙女の像」が二体とも前のめりになっているため、横から見ると、全体が三角形に見える。

天然四元…火、水、風、土。

非情…人間らしい心をもたないこと。

原始林…人の手が入っていない、自然のままの林。原生林。

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