ラグビー☆ライオンズvs南ア代表☆TVプチ観戦記〜この『壁』をどう越えるのか〜
1.『世界』という壁に挑んで
久々にTVでラグビーを見た。
朝、男子マラソンでこの人の活躍を見たからだ。
大迫傑選手、男子マラソン6位入賞おめでとう✨✨✨
昔は瀬古さんや宗兄弟、中山さん等が世界で活躍した人気種目👊👊
今はアフリカ勢が絶対的超人的強さをみせる。
世界記録は2時間を切る様相すらみせる。気がつくと、入賞すら難しい種目になっていた😱
一切妥協せず、極限まで自分を追い込む大迫選手の姿を雑誌Numberで幾度も目にしてきた。
ゴールした時の晴れやかな笑顔✨✨✨✨
試合後、白いタオルに顔を埋めて言葉を詰まらせる姿😭😭😭
改めてこの日に賭けた想いの強さを知った。
ふと、思い出した。
『〈ミスター〉元気かな?』
私が勝手に『ミスター』とよぶ横浜キヤノンイーグルス監督沢木敬介さん(左から2人目)。ラグビー界屈指の智将は、早朝のジョギング&ウォーキングが趣味の46歳。42.195kmもすぐいけそうな雰囲気だ😳😳
毎日オリンピックに夢中ですっかり忘れていたが、GBとアイルランドのスペシャル合同チーム『ライオンズ』は南アに遠征していた。試合は3試合。たしか『ミスター』が1試合ゲスト解説していたぞ🤔
この試合の録画放送は、オリンピック閉会式とバッチリ重なっていた😳😳
仕方なく、チャンネルを時折変えつつこの試合を見ることにした。
オリンピック採用の7人制とこの15人制は、試合時間も含めて『別のスポーツ』だ。久々に15人制ラグビーをTV観戦📺する。
ライオンズは、6月末に日本代表と対戦していた。
その試合で痛感したが、海外の強豪チームは、
スピード、パワー、高さが違う😱😱😱ここに精緻なスキルが加わるのだ。
とはいえ、
オリンピックで様々な競技を見てきた今、どこか複雑な感情が生まれている。
ラグビーだけが違うのか、ラグビーだけが特別なのか。
2.もう二度と来ない瞬間のために
前半はややライオンズ優勢だった。
スピードとスキルで南アを翻弄している感がある。もちろん、ライオンズの選手達も十分屈強ではあるが、動き自体がより洗練されている。
対する南ア『スプリングボクス』は、強烈なフィジカルでライオンズの追加点を許さない。
目を覆いたくなる激しいタックルをライオンズ選手に浴びせる。
W杯2019日本大会準々決勝
南アは、日本代表のPR『ガッキー』こと稲垣選手を普通に持ち上げて裏返してしまった😱😱😱レスリングなら完全にポイントが入るレベルだ😱😱😱
この試合には、いつも応援する静岡ブルーレヴスのクワッガ・スミス選手も出場していた。レヴズにいると逞しく大きく見えるが、180cmもないらしい。ここでは確かに小柄にみえる。
それにしてもラグビーは、
久しぶりにみると、恐ろしく格闘技的なスポーツだ😱😱
男子サッカーも激しかった。
タケ様や堂安を、ユニフォームを引っ張りつつガリガリ削ってきたフランスやスペイン。たしかに強烈だったが、ラグビーの比ではない。
ラグビーは『ぶつかってナンボ、捕まえてナンボ』のスポーツだ。
ボールを持った人間に凄まじい勢いで人が集まる。サッカーであんなタックルをお見舞いしたら当然一発レッド😱😱
もちろん、攻撃の原理はサッカーと同じで、お互い空いたスペースを探しつつ、みずからスペースを作っていくのだが、、、
ラグビー、荒々しいなあ😳😳😳
さて、
ライオンズの南半球遠征は、なんとオリンピックと同じく4年に一度✨✨✨
とはいえ、森岡や福西の『張り詰めた緊張感満載』オリンピックサッカー解説と違い、ラグビー界『一大Festa』の解説は心も浮き立つのだろう。実況アナの谷口さんも、解説の藤島大さんも実に楽しそうで口も滑らかだ。
ゲスト解説の『ミスター』は、半分『一視聴者』となって口数も減り、試合展開に集中している😅😅。かと思うと、突然楽しそうに
フフフ🤣🤣🤣
と笑いながら、思いついたようにマニアックな解説を矢継ぎ早に口にする。時々何が楽しいかわからない場面すらあったけど😳😳
『ミスターの解説』、内容は超高度✨でもこういう自由なキャラはどこか松木安太郎的で😅。
『ミスター』は多弁な人ではない。ノリのいい人でもない。ツッコミも苦手、ボケるのはもっと苦手☺️☺️
純粋に『ラグビー大好きのチャーミングなオッさん』なのだろう💐💐💐楽しい試合になると、とにかく楽しそうにしている😆😆そういう『ミスター』の解説はどこか微笑ましくホッとする☺️☺️
膠着していた試合は少しずつ動いてきた。
南ア 14番コルビ選手
W杯でも日本を翻弄した。とても小柄だが、神業的な高速ステップでトライ❗️南アは逆転した。
13ー10
南アには、途中からクボタスピアーズ所属のマルコムマークス選手が入っていた。
決して高身長ではないが、肉体の厚みが尋常ではない😱😱
選手に宿る様々な特性、『多民族国家南アフリカ』の多様性が垣間見える。
すかさずPGで同点に追いついたライオンズだったが、すぐ南アもPGでお返ししてきた。
65分で16ー13というロースコアの戦い。
クワッガ・スミス選手が、マルコムマークス選手が、ライオンズ選手に強烈な一撃を加えていた。
しかしライオンズも負けじとモールを組みゴールラインへ突っ込んでいく。
ラグビーというスポーツ、
試合中、ほとんどぶつかり合っている❗️
デュエル
最近サッカーで盛んに口にされる言葉だが、ラグビーはずっと超デュエル状態じゃないか⁉️
ライオンズは絶好のチャンスでペナルティーを取られて得点機を逃す。
逆に南アはPGを決めて
19-16
そして最後のワンプレー。スクラムを組んだ。
ここでライオンズのペナルティー❗️
南ア勝利❗️
結局2勝1敗で、この『ライオンズ南ア遠征2021』は南アの勝ち越しで幕を閉じた。
次の試合は、なんと12年後‼️
四年に一度結成されるライオンズは、NZ、オーストラリア、南アを順番に回るからだ。
アスリートの選手生命を考えたら、この試合への出場は、『ハレー彗星💫の遭遇』並みに困難かもしれない🌟🌟
そんな名誉ある一大Festa
選手もファンも心ゆくまで楽しむはずだった。しかし、
延期のオリンピックと時期がかぶり、しかもコロナ禍で無観客試合。
それでも選手達は、この名誉ある試合を時に血を流しながら戦い抜いた。
東京から飛行機を乗り継ぎ20時間、遠いアフリカの地で、同じように『二度と来ないこの一瞬』に全力を尽くすアスリート達がいた。
スポーツがもたらすもの
ルールという与えられた土俵の中で互いに力を出し合うその時間は、
いつの時代も見ている者の心を動かしていく。
3.日本人という『壁』
この試合をみて改めて感じたことがある。
日本人と『パワー』の壁
オリンピック男子サッカー準決勝、
スペインは明らかに上手かった。どんなにサッカーを見慣れていなくても、あらゆる局面で日本を上回っていることは明らかだった。
とはいえ、
スペインも、3位決定戦のメキシコも特にマッチョ集団という訳ではない。
タフ&したたかではあったが、別に堂安が跳ね飛ばされたわけでもなく、酒井が裏返されたわけでもない。
画像判定が導入された事で、オフサイドやファールの有無もよりハッキリし、サッカーお約束の怪しげなラフプレーはかなり減った。
勝負の土俵は随分クリアになったのだ。
そこに、精巧なパス、変幻自在なドリブル、魔球のように吸い込まれるシュートが生まれる。
なかなか点が入らないスポーツだが、この超絶技巧の応酬で十分楽しめる。
日本代表は、このスポーツで確実に世界に近づいてきた。
これに対して男子バスケットボールはまだ世界との壁が厚いことを思い知らされた。しかし女子が『高さとパワー』という常識に一石を投じた銀メダル🥈
男子バレーボールはこの『壁』に屈しながらも29年ぶりの準々決勝進出で何かを掴んだ。
『日本の代表』である限り、この試行錯誤は永遠に続く。時に絶望すら抱きながら。
しかし、ここに一つの例外的存在がある。
ラグビー日本代表
国籍による制約のない極めて異質の代表形態。帰化する必要すらない。
先日のライオンズ戦、途中交代したBK陣に日本人の姿はなかった。
強豪国の高さとパワーにどう対応するのか。
この問いに、日本ラグビー界はどう答えるのだろうか。
いくらラグビーマニアとはいえ、オリンピックもみていただろうミスターは、他競技の奮闘と7人制ラグビーの結果をどう感じていただろうか。
あまりに激しく絡み合うラグビーというスポーツ
それは『特殊』なのだろうか?
『日本はONE TEAMですから』
その言葉の名の下に、私達は今もこれからも全ての疑問も本音も封じられるだろうけど🥲
パワーと高さで劣る日本人
試合後のTV番組で女子バスケの選手は話した。
『速さと頭』で対抗しようと、、
しかし、各国はすぐ対策を施すだろう。かつてW杯を制覇したなでしこJapanは今苦境にある。
種目を問わず日本代表が超えなければいけないこの『壁』
ラグビー日本代表だけは『超えられる』。
そこがこれからの代表育成をより難しくしていく、おそらく🤔🤔
ミスター、キヤノンの監督もいいけれど、U23代表監督とかやってほしいなあ✨✨✨✨✨
若き才能を一から育てる、そんな人生いかがですか?
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