宝塚星組『1789〜バスティーユの恋人たち』観劇メモ④〜あえてストーリー深掘りしてみた③〜
〜まえがき〜
異例の【主役休演に伴う代役による公演再開】が今日から始まりました。
主役ロナンを演じるありちゃん、星組の皆さんのご活躍と舞台の成功を心からお祈りします。
よくスポーツの世界では『結果が全て』という言葉を耳にします。
しかしそれは、本番に至るまでの万全の準備に加え、万全の『サポート』があるからこそ❗️
公演日程、キャスティングの配慮、、
あらゆる面で宝塚の劇団運営が、タカラジェンヌの自助努力とファンのヅカ愛に依存しすぎていたことは今回の一件で明らかです。
その意味で、この代役公演の舞台の出来不出来は不問にしたい、個人的にはそう決めています。
もちろん、
彼女達は舞台人としてのプライドを持って、この困難な状況を克服してくれると信じています❗️
【ラマール達って、本当に『トンチンカン』なの⁉️】
『あのトンチンカンな秘密警察に後をつけさせたのですね❗️』
たしか劇中でオランプはそんなセリフを発したと思いますが、、
【トンチンカンな】
これ、フランス語ではどんな表現だったのでしょうか⁉️
そもそも、オランプはこの秘密警察をどう思っていたのか、このセリフ、ちょっと気になります💦
秘密警察💀
日本の戦前、冷戦時代の東欧諸国、ポル・ポトやカダフィなどの独裁政権下、、
国民が最も恐れ、忌み嫌った組織ですね😨😨
裏社会にも通じ、銃器の達人、口が固く必要とあれば裏切りもOK、みたいな、、
まあ、オランプからすれば
『とにかく得体の知れない男達』
であって、ウザいキモい、以外の何者でもない、という感じでしょうか💦
さて、
ラマール達の任務は、
【王室関係者のゴシップを入手するためその周辺部を監視する密偵の役目】
の様ですが、、
舞踏会の変装衣装以外、トンチンカンでもありません😳😳
よくよく振り返ると、彼らはほとんどヘマをしてないのです。この時の主たる任務『オランプの尾行』は普通に毎回成功してますし。
この仕事、【馬鹿】じゃできません。馬鹿ではそもそもアルトワ伯に選ばれないでしょう。王弟の密命を帯びて行動するのですから❗️
かといって、賢すぎると逆にアルトワ伯に警戒されて殺されるかもしれないし、、
【 言われたことだけ忠実に実行する】みたいなスタンスでしょうか。
奇妙なことに、終盤オランプがピンチになると、ラマール達のドタバタが彼女を救ったりも、、😳
ラマール達は、オランプをどう思っていたのでしょうか。
【美人で、賢くて、品があって、、でも、
革命の末端志士に恋してしまった😨可哀想なお嬢ちゃん、、】
彼らは密偵稼業の中で、ロナンのような革命の志士たちを何人もバスティーユに送り込んだでしょう。捕まった彼らがどうなったのかもよく知っていたでしょう、、、🥲🥲
彼らはアルトワ伯に雇われただけで、心から彼に敬服、心酔しているようには見えません。アルトワ伯はどうみてもブラック上司です💀💀
だからオランプを助けたくなったのかな、、そんな気がします。
さて、
本編はロナンの死で幕を閉じますが、果たしてこの後オランブはどうなったのでしょうか。
フランス版では、『オランプの方が死ぬ』バージョンがあるそうで、、😨😨
でも、オランプは王太子の養育係でしたし、、
①あの後すぐ父と共に死ぬ
②革命の動乱の中で捕まり断頭台へ
③他国へ亡命に成功
この3択しかないような🥺🥺
できることなら、ラマール達の手引きでフランスから逃げてほしい、のですが、、彼女はフランスに残ることを選ぶでしょうか🥺🥺
こんな時こそ、ピンパーネル団の出番ですね⭐️
パーシー、オランプを助けてください❗️