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静岡ブルーレヴズ観戦記2/15・第8節vsトヨタヴェルブリッツ〜みな、奮え❗️〜

1、美濃を制する者は

 春一番が吹き荒れた東京は気温も急上昇、
 手袋も要らない週末だ。

春光に揺れるまんさくの花

 私は家に籠りテレビをつける。
 『明日』に備え乏しい体力を温存する。
 私には、『更なる胃の痛む日々』が始まろうとしていた💥💥
 Jリーグが開幕、
 愛する清水は、『プレーオフ2023のトラウマ』払拭に挑む❗️

(武田やラモスはいなかったが、静岡のサッカー番組取材に北澤がいたらしい。北澤、そのスタンスどうなんだ⁉️)

 さて、
 テレビの向こうは、『岐阜』。
 この県名は珍しい。
 新潟の『潟』、滋賀の『滋』、愛媛の『媛』、 
 どちらか一文字『忘れがち』という県名はあるが、『岐阜』は両文字謎めいている😳
 調べて驚いた。
 諸説あるが、名付け親はあの戦国の雄、
 『織田信長』らしい‼️
「周の文王、岐山より起り、天下を定む」
という故事にちなむ、との事。
阜、の方は、孔子の故郷『魯』の首都『曲阜』を指す、らしい。
 全国に類を見ない壮大な県名なのだ😳😳

 ところで、
 東京から岐阜、
 どうやって行くんだ⁉️
 
 岐阜=鵜飼、白川郷、飛騨高山、、 
 イメージは秘境感満載だが意外と近い😳😳
 東海道新幹線のぞみで名古屋まで1時間半、
 そこから東海道本線で僅か6駅26分、2駅目にはあの『会議』で知られる『清洲』がある。
 
 突然、Jsportsの映像に白壁の天守閣が現れた。
 岐阜城、即ち、
 【蝮の道三】こと【斎藤道三】が築城した【稲葉山城】が再建されているのだ。

 
 難攻不落で知られたこの城の眼下で、
『東海の雄』を決する一戦が始まろうとしている‼️
 
 2025/2/15 
 ジャパンラグビーリーグワン2024/25シーズン第8節 トヨタヴェルブリッツvs静岡ブルーレヴズ@長良川競技場

 さて長良川、
 鵜飼と五木ひろしの名曲でお馴染みだが、『日本三大清流』の一つであり、愛知県との県境を成している。

 決戦の場は、JR岐阜駅からバスで20分程、長良川にも近い。

1988年『ぎふ中部未来博覧会』、さらに

2012年、ぎふ清流国体(第67回国民体育大会)」・『ぎふ清流大会(第12回全国障害者スポーツ大会)』の開催に合わせ、各種施設が順次建設され、広大な一大スポーツ施設として今に至っている。

この試合は愛知vs静岡=【東海ダービー】と銘打たれている。

メンバーはすでに発表されていた。

 やはり、前節負傷したピウタウ兄さんは欠場🥲だが、
 13番にはシルビアン兄さんが、4番にジャック兄さんが入る。
 リザーブに家村さんが戻ってきた🌟🌟
 岡崎兄弟も揃ってリザーブに。
 大将クワッガ兄さんも復帰、【ミスターレヴズ】大戸さんがリザーブに控える🌟🌟

 対するトヨタヴェルブリッツ(以下、ヴェルブリッツと表記)もメンバーを発表していた。
 前節ダイナボアーズとの死闘に敗れ、ハンセンHCはスタメンを8人入れ替えるという荒療治に出た。

 レヴズ現在5勝2敗、
 プレーオフ圏内の4位をキープしている。とはいえ、首位から8位くらいまでは相変わらずの🍡団子レース🍡だ。
 まずは東海ダービーを制し、プレーオフ圏内を堅持したい‼️
 対するヴェルブリッツ、
 現在1勝5敗1分けという誰も予想だにしない不調に苦しんでいる。
 海外スター、日本代表経験者が居並ぶチームに今季ワイルドナイツの松田さんが加わった。
 一度火がつけば一気に優勝戦線まで参戦可能な底力がある。
 
 さて、長良川競技場、
 日陰はともかく、日向はかなり暖かいのだろう。
 トレーナーにベースボールシャツ、といったファンも多い。眩しそうに手をかざす人も目立つ。
 天気は晴れ、気温13℃、風はほとんどない。
 ラグビー日和🏉だ❗️
 選手が入場する。
 まずはレヴズ、クワッガ兄さんを先頭に走ってグラウンドに入る。この日も赤の2ndジャージだ。
 次いでヴェルブリッツ、松田さんを先頭に走ってグラウンドへ。
 両チーム共に円陣を組んだ。
 試合に勝つ意味、
 一試合ごとにその重みが増す今季リーグワン、
 この日もまた、
 【必勝】の戦いが始まった。
 

2、前半〜必死に生きてこそ〜


 見せ場はすぐにやってきた。
 キックオフ直後から、力強くボールを回し前進するレヴズ、
 マルジーン兄さんが、クワッガ兄さんが、ズンズン前に出る。
 開始2分、既にフェイズは17に達していた。
 北村さんがサム兄さんにボールを投げたその刹那💥💥
 兄さんは左足に重心を移し、パスする、と見せかけそのまま直進した🔥🔥
 前はすっぽり空いている🔥
 兄さんはゴールポストど真ん中に飛び込み、両手の拳を握りしめた🌟🌟
 サム兄さん、技アリのノーホイッスルトライ🌟
 CGも成功、
 0-7   レヴズ先制🌟🌟

 ここで映像はレヴズ指導陣を映した。
 前節は寒風に吹かれる雪だるまの様だったが、この日ダウンコートの下は紺のTシャツだ😳
 春の気候は目まぐるしい、、

 さて、
 更に攻めるレヴズ、
 敵陣でマイボールスクラム。
 ファーストスクラム、という事で、スクラムの下にFW平均体重、合計体重が表示された。
 『体重を公開してどうするの⁉️』
 横で娘が不思議そうな顔をしている。
 確かに、
 年頃の青年達が体重を公開されている、実は彼らも多少気にしてるのだろうか⁉️

  話を試合に戻す。
 マリー兄さん、クワッガ兄さん、ヴェティ兄さんが敵陣へ前進を図る。ここで、

 パスを出そうとする北村さんが、突然、そのまま走り出した🔥🔥🔥
 一直線に激走🔥🔥🔥ゴールポストど真ん中に飛び込んだ‼️
 小さくガッツポーズを決める北村さんにマルジーン兄さんが笑顔で抱きついた。
 北村さん、これも見事な技アリトライ🌟🌟
 CGも成功🌟🌟
 0ー14
 

 ヴェルブリッツは反撃に出た🔥🔥
 キックで前に出されたボールはトライラインを越えたが、走り込んだシルビアン兄さんがわずかに速くボールを抑えトライを阻止🔥🔥
 ピンチは続く😱
 
 レヴズ陣内、トライライン前でヴェルブリッツボールのスクラム、
 この後相手のトライを阻止、2度目のスクラム勝負にも勝つ🔥🔥
 窮地を脱したかに見えたが、、
 レヴズペナルティー🥲
 再びトライライン付近まで迫られ、ラインアウト、モールで攻められるが、そのモールをタッチ外に押し出した🔥🔥
 が、、
 ヴェルブリッツの攻撃の中で再びレヴズペナルティー🥲🥲
 ヴェルブリッツはショット選択、
 松田さんは確実に決めた。
 3-14

  この後だった。
 リスタートのボールをキャッチしてボールを回すヴェルブリッツ、
 7番奥井さんは、北村さんの投じたパスをインターセプト🔥🔥🔥
 猛然と走り出した🔥🔥🔥
 あれよあれよとセンターラインを越えたところでヴァル兄さんとマロ兄さんが彼を捕らえたが、出されたボールを受けた松田さんが、これもまた鮮やかなステップでレヴズディフェンスをぶち破った🔥🔥🔥
 最後はオフロードパスを受けたマヌ選手がトライを決めた。
 CGも成功。
 10ー14   差は僅か4点に😱
 
 さてここから、
イーグルス🦅戦みたく【ノーガード殴り合い】になると思いきや、
 両チームともにペナルティーが頻発、トライチャンスをことごとく逸してしまう。
 
 ピンチは34分、
 自陣に攻め込まれるレヴズ、
 山口さんが傷んでいる。立ち上がるとすぐに顔を歪めて座り込んだ😱😱
 しかもここでレヴズのペナルティー😱😱
 ここでヴェルブリッツはショット選択。
 決して難しい角度、距離ではなかったと思うが、
 ボールは左へ逸れていった。
 PG不成功。
 10ー14   依然4点差。

 ここで山口さんは家村さんと交代、サム兄さんがFBに回る。
 この後も互いにチャンスを生かせずそのまま前半終了。
 ペナルティー数は、
 ヴェルブリッツ11、レヴズ8、かなり多い。
 選手は額に汗を流している。大分暖かいようだ。それも影響しているのか。
 ハーフタイム、
 メインスタンド側では、あのフーパー様始め新加入選手達がファンにご挨拶、ライガーくんにハタかれていた💦

3、後半〜デアルカ❗️

開始早々、レヴズは自陣でペナルティー🥲
ヴェルブリッツはショット選択。
松田さんはPGを冷静に決めた。
13ー14   遂に1点差😱😱

この後、
レヴズボールのラインアウトでヴェルブリッツがペナルティー、
レヴズは敵陣深くに前進、チャンスを迎えた🔥

ラインアウトからモールへ。
ジワジワとモールは前に動いていく🔥🔥
左へ右へ、そして前へ❗️ 日野さんがボールを抱えそのまま雪崩れ込んだ🔥🔥

日野さん この日も円熟トライ🌟🌟
CG不成功
13ー19    6点差🔥

 ヴェルブリッツは反撃、一気にレヴズ陣内へ🔥
 その時だった。
 グイグイと両手で引っ張り、サクッとクワッガ兄さんがボールを奪って走り出したのだ🔥🔥🔥
 兄さん、そんな簡単にスチールできるの⁉️

 再び相手にボールを奪われるが、またも兄さんは後ろからスポッとボールを取り出し味方へパス、
 いとも簡単に抜き取ってるように見えたが、兄さんの手には磁石でもついているのか⁉️

 兄さんの【神技】に助けられ窮地を脱したレヴズは攻勢に転じた🔥🔥
ボールを繋ぎマリー兄さんが走る🔥
 しかし、
 この後パスが乱れヴェルブリッツがボール奪取、レヴズ陣内に押し寄せる😱
 大外右を走るヴェルブリッツの選手をヴェティ兄さんとヴァル兄さんが取り囲みタッチ外へ押し出した🔥🔥さらに、
タヒトゥア兄さんが、クワッガ兄さんが走るがボールは繋がらない🥲

 そして51分、
 ここでヴェルブリッツはSHアーロン様が登場、秋山さん、彦坂さんら『いつものスタメン』が一斉に登場した😱
 レヴズは自らのペナルティーで自陣に攻め込まれる😱
 ここでヴェルブリッツはショット選択、
 松田さんは冷静に決めた。
 16ー19 ああ、3点差に😱
  映像はケガで欠場している姫野さんを映した。表情を変えずじっとグラウンドを見つめている。
 
 この後、
 家村さんのタックルが相手のノックフォワードを誘い、敵陣でマイボールスクラムに🔥
 レフリーは3度目の組み直しを命じた。
 互いに駆け引きが激しいのか。
 レヴズはこのスクラム勝負に勝った。アドバンテージを得て更なる攻撃、のはずだったが、、
 レフリーは試合を止めた。
 ラグビーのルールはややこしい。
 その後の攻撃で、レヴズに『首に手をかける』ペナルティーがあり、危険な行為として、アドバンテージは取り消し、ヴェルブリッツボールになったらしい。

 家村さんの絶妙なキックで再び敵陣に入ったレヴズ、
 ここでHOは日野さんから作田さんに交代した。日野さん大丈夫だろうか、、😱
 
 レヴズボールラインアウトからの攻撃の最中、ヴェルブリッツにペナルティー、
 再びレヴズボールのラインアウト、そしてモールは前進する🔥🔥
 ジリッジリッと動き、ある地点から流れるように前へ🔥🔥
 ボールを抱えた作田さんが飛び込んでいた🔥🔥
 作田さん、役目を果たす会心のトライ🌟🌟
 CGも成功🌟🌟
 16ー26
残りは20分❗️

 ヴェルブリッツの反撃をスクラムの勝利で凌ぐが、マイボールのラインアウトでボールを奪取される🥲
 ラインアウト、まだ鬼門だなあ😞😞

 ここでチームを救ったのは、またしてもクワッガ兄さんの『神の手』だった🔥🔥
 ボールに絡み、二三歩ヨロヨロと後退して倒れた時には、なぜかしっかりと腕にボールが抱かれていた🔥🔥🔥
 
レヴズは攻撃を繰り返す。この頃、
 Go Go Revs❗️Go Go Revs❗️
 ビジター試合ながら、応援の声がはっきり聞こえるようになっていた🌟🌟
 
 敵陣内で相手ボールのスクラム、
 動かないスクラム、やがて、
 【赤の壁】が一気に前へと動き出した🔥🔥🔥
 さらにボール奪取に成功、トライライン手前で反撃に転じた。
 ヴェティ兄さんがグイグイっとトライライン手前に迫る🔥🔥
 最後はサポートに来たジャック兄さんが飛び込んだ🔥🔥
 ジャック兄さん、勝利を引き寄せる殊勲のトライ🌟🌟
 CGも成功🌟🌟

 16ー33   ついに17点差❗️=2トライ2ゴールでも追いつけない点差になった🔥🔥

 その後、
 レヴズは目にも鮮やかな完璧なるスクラムを見せ、サム兄さんは大胆にギリギリの位置をキックで狙い敵陣深くに入った🔥🔥が、
 またしてもラインアウトにミスがでてトライのチャンスを逸する🥲🥲(ラインアウト嫌い😭)

 残りは5分❗️
 再三ヴェルブリッツに攻められるも要所のスクラムでピンチを凌ぐ🔥
 このまま終わればよかったが、、

 残り1分、
 相手ボールのスクラムからヴェルブリッツの攻撃が続く。
 その最中80分を告げるホーンが鳴った。勝利はほぼ確実、だが、
 ここでレヴズペナルティー😞😞😞
 攻撃を継続するヴェルブリッツは、フィフィタ選手が閃光の様に走り込みトライを決めた。
 CGも成功。
 ここでノーサイド。

 23ー33  静岡ブルーレヴズの勝利。ボーナスポイントも獲得した🌟🌟🌟

 両チーム選手が健闘を称えあっていた。額に、頬に、いく筋も汗が光っていた。
 サム兄さんの頭には、少し小さかったPOMのキャップがちょこんと乗っていた。
 兄さんはブロンドの髪を西日に光らせながら、少年のように笑った。
 

 〜あとがき〜

 【美濃を制する者は天下を制する】
東海道新幹線に乗ると、その言葉が真実であることが実感できます。
肥沃な大地、満満と水をたたえる一級河川の連なり、眼前の太平洋、、信長、秀吉、家康と戦国の三英傑が東海の地に生まれたことは必然だったのでしょう。
 この日の東海ダービー、終始リードしてボーナスポイントも獲得、結果は100点満点です。
 色々ミスはありましたが、ファンとしてはそれを伸び代ととらえて次戦に期待したいところです。
 選手スタッフの皆様、東海ダービー勝利おめでとうございます‼️
 
 さて、
 今回の副題、目次は、
 やはり岐阜=旧美濃国の覇者斎藤道三と、その野望を引き継いだ娘婿信長をモチーフにしました。
 
 副題、目次1は、
司馬遼太郎初期の名作『国盗り物語』より、
 目次2は、出典がどこかわからないのに何故か【信長の名言】とされる『必死に生きてこそ、その生涯は輝く』より、
 目次3は、舅道三と対面した信長のエピソードから。
【 座敷に着座した道三への挨拶を促された信長、その返事は『デアルカ』の一言だった。】この言葉は複数の古文書に記録があるそうでどうやら真実のようです。
 
 蝮と恐れられた道三に少しも臆さない信長、
 リーグワンきっての【スター軍団】ヴェルブリッツに真っ向勝負で勝利したレヴズ、
 『名を挙げ家を興すはこの一戦にあるぞ。みな、奮え。』
    東海の覇者今川義元を撃破した『桶狭間の戦い』、突撃を命じる信長の言葉を、司馬遼はこう作中で表現しました。
  まさに乱世の今季リーグワン、
 東海ダービーを制したレヴズに、更なる高みが待っています‼️
 






 

 


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