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静岡ブルーレヴズ観戦記・1/4 vs三菱重工相模原ダイナボアーズ〜春来てぞ〜


1.少し春ある心地こそすれ

2025年 巳年🐍

願いは平和、それのみ

 正月は終わろうとしていた。
 いや、年末年始を共に過ごした姪っ子が39℃の熱らしい。我が家に年末年始の余波はこれから来るのか、、😱
 まだ大学選手権準決勝の余韻が醒めやらぬ中、私はテレビの前にいる。
 2日前に私が通り過ぎた『ラグビーの聖地』、そこに集った『青🟦』の人々は、寒さに身を縮めながらも心は今、『期待』に満ちている❗️おそらくは、、
 
 2025/1/4 ジャパンラグビーリーグワンD1第3節 三菱重工相模原ダイナボアーズvs静岡ブルーレヴズ@秩父宮ラグビー場
 
 レヴニスタ🟦の年末は格別だった🌟🌟
 開幕節神戸に終了間際の逆転勝ち🔥

 第二節は浦安に快勝🔥

 なんと、リーグ順位2位で年を越したのだ🌈🌈

 対する三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原と表記)も、開幕節はブラックラムズに競り勝ち、1勝1敗でこの試合を迎えていた。

出場選手は年明けに発表されていた。

https://x.com/bluerevs/status/1874652092075590037?s=46

 サム兄さんの欠場は気がかりだが、ピウタウ兄さんの復活は心強い。
 キッカーは家村さんが務めるのか。

相模原も選手を発表していた。

 おお😳早稲田の小泉くん、懐かしい⭐️槙くんとの対戦も楽しみだ。
 相模原にも、、
良い思い出は、ほぼない😢
 相性があるのだろうか。
 終了間際の同点劇😱逆転負け😱😱など泣かされた記憶ばかり蘇る🥲

陽射し眩しい秩父宮だが気温は8℃、観客は完全防寒で挑んでいる。
 両チームの選手が入場する。
 レヴズは先頭にマロ兄さん、この日公式試合出場50キャップを達成したのだ⭐️

試合が始まった。
 低い冬の太陽、バッグスタンドに濃い影が落ちている。

近所の国立は十月桜が満開

2、前半〜春や来る〜

  レヴズkickoffのボールを自らキャッチ、
 バックスタンドの濃い影から光の中へ、選手がわっと動いていく。
 クワッガ兄さんがボールを軽くキックした。 
 軽く、ではないのか、ボールは面白いようにコロコロ前に進む。
 ゴールライン手前で相模原がキャッチ、パス→キックと繋ごうとするが、、若干足元がよろけたか、
 キックしたボールをマロ兄さんがチャージ🔥
 ボールは再び前に❗️
 不規則にバウンドするボールを、兄さんは器用にグラウンディングした。
 レヴズ先制❗️ 0ー7
 
 喜びも束の間、
 相模原は怒涛の攻撃でレヴズのペナルティーを誘いレヴズ陣内に雪崩れ込む。
 前半4分、
 相模原ボールのラインアウト、力強い波状攻撃から相模原13番パイフ選手がドスン💥と迫力のトライ🔥 
 ブルー レヴズ❗️ ブルー レヴズ❗️
レヴズのディフェンスコール🔥が秩父宮に響いた。意外とこれも定着しているのか⁉️
 CGも成功
 7ー7 あっという間に同点😱

 レヴズは反撃する。
 ピウタウ兄さんが力強く走る🔥相模原ペナルティー。
 前半7分過ぎ、
 レヴズボールラインアウトからモールで前進、ゴールライン間近に迫る。
 ここでモールはバラけるのか、と思いきや右隅から斜め左へ一直線💥💥
ミサイルのように日野さんがゴールラインへと飛び込んでいった🔥半回転してトライ🔥

7ー12   レヴズ5点のリード

 ここで映像はレヴズ藤井監督(=ふじやん)を映した。何か指示を送っているのか、口が動いている。

相模原も負けない🔥
風があるのか、蹴ったボールがピッチ外に出ない。ゲームは止まらず、長い攻防の末レヴズにペナルティー😢

 レヴズ陣内深い地点で相模原ボールのラインアウト、
 これは偶然なのか、サインプレーだったのか。
 投じたボールは選手たちの手をすり抜け列を越えていく、、が、最後尾に控えていた相模原14番アレンゼ選手が見事キャッチ、そのままゴールラインに走り込んだ🔥
 解説の大西さん曰く、彼は『別のサインプレー』に備えてのあのポジショニング、だったらしい、、
 偶然とはいえ、ズバリハマってトライまで持ち込むところは流石南ア代表⭐️⭐️
 CGも決まり、 14ー12   相模原逆転❗️

 試練は続く😱
 レヴズはピウタウ兄さん、マロ兄さんらがガンガン走って攻撃は加速、相模原のペナルティーを誘い相模原陣内深くまで入るのだが、、
 ①ラインアウトからモール→ボールはゴールライン手前で阻止される😢
 ②パスを回すが→トライに至らない😢
 ③アドバンテージがあり再びトライを狙うも、逆に相模原にボールを奪取されてしまう😱😱
 
 この時間帯、
 レヴズはミスが続き自らチャンスを逃していた、、危ないぞ、こういう展開😱
 ついに前半25分、
 相模原はレヴズ陣内ゴールライン手前で粘り強く繋ぐ。
 ここで相模原15番石田選手のトライはノートライと判断されるが、相模原は再びボールを獲得、相模原は攻撃の手を緩めない🔥
 ボールは止まることなくプレーが続いていく。

 キックの応酬からレヴズは攻め上がるが、相模原の粘り強いディフェンスに屈し相模原ボールに。
 時計は30分を経過した。
 SH岡崎さんが指を痛めたのか、スタッフにテーピングされている。
 攻める相模原、力強いボール運びから、必死で押し返すレヴズ、しかし、
大外左に待っていた11番小泉選手が槇さんを振り切ってトライを決めた🔥

  19ー12    7点差 相模原リード
 
 前半35分が経過。ここでレヴズは槙さん→テファレ兄さん、シモン兄さん→ヴェティ兄さんに交代した。
 レヴズはようやく敵陣に入ったが、スクラム勝負に負けチャンスを逸する😢
 
 ふじやんが厳しい表情で再び指示を送っている、、
 
 ここで、前半終了。
 ハーフタイム
 解説大西将太郎さんは、レヴズのミスタックルの多さを指摘していた。
 前半は、やはり相模原有利に進んでいたようだ。

  真昼の秩父宮、
 バックスタンドでは相模原のチアリーダーがダンスを披露している。
 日陰はかなり寒そうだが、上空は澄んだ青空が広がっていた。

3.後半〜花見るほどの〜


 開始早々スクラム勝負に負けたレヴズ😱
 相模原にPGを決められ
 22ー12
 ついに10点差に😱


 しかし、
 すぐにレヴズは反撃🔥
 後半6分、
 マリー兄さんが抜け出し大外左のマロ兄さん、そして再びボールは右へ、 
 前半終了間際に入ったヴェティ兄さんがディフェンスを引きずるように前進🔥
 GO GO レヴズ❗️GO GO レヴズ❗️
 レヴズの応援が秩父宮に轟く。

 最後は、倒れながら大戸さんからクワッガ兄さん、さらにタヒトゥア兄さんへ🔥
兄さんはガツン💥とゴールライン内に飛び込んでトライ🔥
 家村さんのCGも成功🔥
 22ー19  3点差

 しかし数分後、
 再び自陣に攻められるレヴズ、粘り強くボールを繋ぐ相模原にレヴズがペナルティー😢
 相模原はマイボールのラインアウトからモールを押し込み、2番李選手がトライを決めた🔥CGも成功🔥
 29ー19   再び10点差😢
 
 でも、、
 今季のレヴズは、ここからが違う❗️
 レヴズは一気に攻める🔥🔥
 
 マイボールのラインアウトから、大戸さんを起点にボールは左へ、最後は大外左のマロ兄さんが余裕を持って半回転のトライ🔥
家村さんのCGも成功🔥
 29ー26 3点差 

 さらに、
 リスタートから攻めるレヴズは、ヴェティ兄さんの激走で一気に敵陣へ、その後も前進を続け相模原のペナルティーを誘う。
 レヴズボールのスクラムだったが、レヴズノックオン、相模原ボールのスクラムに😱
 だがその後の攻防で、
 レヴズはジャッカル成功🔥
 
 マイボールのラインアウトからモールで蛇行しながら前進🔥
 最後尾の日野さんが、右へ左へ巧みに位置を変えながら機を見てゴールラインに飛び込んだ🔥
 29ー31  レヴズ逆転🔥🔥
 家村さんのCGも成功
 29ー33 4点差❗️

 レヴズの攻撃は続く。
 レヴズ指導陣は厳しい目で試合を見つめる。
 中央やや相模原陣内寄りの位置でレヴズボールのスクラム、この勝負に勝利🔥
 そこから左へボールを回し、タヒトゥア兄さんが抜ける🔥さらにボールは前へと運ばれ、最後はマロ兄さんが、この日3本目のトライを決めた🔥
家村さんのCGも成功🔥
この日は6本中5本成功、今振り返れば、この【2点コツコツ貯金】が大きかった❗️
29ー40  11点差
 時間はあと15分ほど、、

この後、、
 2度ほどレヴズにトライのチャンスはあったのだが、いずれもペナルティーでチャンスを生かせない😢
 こういう事を繰り返すと、必ずピンチが来る😱

 後半終了間近、

 レヴズ陣内深い所から、相模原はラインアウト→モールで攻める🔥トライを懸命に防ぐレヴズ、
 しかし、
 手薄になったゴール左方向にボールは大きく回され、相模原小泉選手がゴールラインに飛び込んだ🔥
 34ー40 6点差
 残り時間は2分余り、
 ここで、
 疾走するアレンゼ選手を捉えたテファレ兄さん、そのままレヴズはボールを奪取🔥🔥
 あと30秒❗️
  スクラムを選択し、GO GO レヴズ❗️の悲鳴にも似た声援が響く中、その後の
 『鬼門の時間帯』を無事守り切った⭐️⭐️
 ノーサイド
 34ー40   🌟静岡ブルーレヴズの勝利🌟

 歓喜よりまず安堵、だったかもしれない。
 いや、そんな余裕かました心境ではない。
 目の前で勝利が滑り落ちる、そんな体験を繰り返す内に、喜ぶ事に慎重になっている自分がいた。
 これはいけない❗️
 🌟勝った、しかも三連勝だ⭐️
 素直に喜ばないと🌈🌈🌈

 選手達に笑顔がこぼれる。
 観客に手を振る岡崎さんの人差し指と中指には黒いテープが巻かれていた。
 秩父宮のレヴニスタ達は、青い帽子とマフラーを揺らしながら、冬日の聖地に名入りタオルを掲げていた。多くの人がマスクをしていたが、皆瞳は微笑んでいた。

〜あとがき〜

皆様、あけましておめでとうございます。
勝ちました、これで三連勝❗️
選手スタッフの皆様、年始早々の勝利おめでとうございます❗️

レヴズには鬼門ともいえるダイナボアーズからの勝利、最後までヒヤヒヤしましたが、戦力拮抗の今シーズン、とにかく結果が大事です。
 
 いよいよ第4節から、レヴズの真価が問われる強豪との3連戦が控えます。
 期待と不安、でも期待が勝る今季のレヴズ、今週末も楽しみです。
 なお、
今回の副題『春来てぞ』は、
拾遺和歌集1015 藤原公任
『春来てぞ人も訪ひける山里は花こそ宿の主なりけれ』を、

目次2『春や来る』は、
後拾遺和歌集410 赤染衛門
『春や来る人や訪ふらん待たれけり今朝山里の雪を眺めて』を、

目次3『花見るほどの』は、
後拾遺和歌集104 紫式部
『世の中をなになげかまし山桜花見るほどの心なりせば』(花見るほどの心=花を見るときのような忘我の境地)を、
モチーフにしました。

目次1『少し春ある心地こそすれ』は、公任が送りつけたこの下の句に、清少納言が『空寒み花にまがへて散る雪に』と見事応戦の上の句を返送、というエピソードをモチーフに(by 枕草子)。

さて、今季のレヴズ、
パワー系インパクトメンバーという『下の句』を十分生かしたstarting15の試合運びが続いています。
 この三連勝、真の花なのか、花と見紛う雪なのか、、
 次節の相手は、【リーグワンの公任】サワッキー率いる横浜キヤノンイーグルス、
 あの智将を唸らせる名歌ならぬ名試合を期待しています❗️

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