娘育ての勝手な二つのルール

先週末は娘と近くの市立図書館に行き、彼女は自分の本を、僕は自分の本と彼女に読む絵本を借りた。寝る前に絵本を読むのは
彼女が幼児の頃からの習慣で、小6になった今も、頻度こそ低くなったものの、続けている。
小1から彼女と二人で過ごす時間が劇的に増えた(記憶と印象では、2年間ほぼ毎週末を二人で過ごした気がする)ことを切っ掛けに、彼女との過ごし方について自分の中で二つルールを作った。一つは、自分も楽しめる何かを一緒にすること、もう一つは自分が思う好ましい男性像・父親像を常に意識して接すること。
一つ目のルールは、彼女の自己主張が強くなり始めた高学年以降はお互いが歩み寄り、その日の予定を決めるように変化したが、低・中学年の頃は、自分の興味や楽しみを優先させていたと思う。二つ目のルールは、将来彼女が男性を恋愛対象にするかどうかは分からないが、彼女にとって一番身近な男性である自分が、彼女の恋愛対象や相手の選択に悪い影響を及ぼしたくないと思ったことが背景にある。因みに二つ目のルールは息子とも共有している。ただ、このルールにある好ましい男性像・父親像とは、自分の成長に応じて変化する部分もあり、固く定義することが難しいため、一貫した運用ルールというよりも、自分が認識する短所を表出させない、言わば抑止力として機能しているように思う。
さて、今回は「チョコレートのおみやげ」を借りて読み聞かせた訳だが、画調とその色調、詩のような文章表現と世界観が我々二人の琴線に触れ、彼女は穏やかに眠りにつくことが出来た。この就寝前の読み聞かせは、自分が絵本好きということもあるが、自分の中で定着している好ましい父親像の一つだと思う。

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