【レジリエンス講座】L3.ネガティブな感情の特徴を知ろう
”ネガティブ感情は生存本能であり、人間らしいことである”
ーーーーーまりりん先生
前回の最後に書いた、まりりん先生の名言にビビビッと来ました。はるか昔、人類は恐竜という大きな脅威と共存していました。襲われて死ぬかもしれない、という【生命の危険】を【恐怖】という感情から知り、生きるために逃げるという【行動】を起こし、生き延びたことでしょう。生命の危険、と聞くと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、【恐怖】や【不安】を感じることは、自分を生命を守るためのサインなのです。ですから、ネガティブな感情を抱くことは、決して自分が弱いから、ではないんですよ。
出来事と行動の関係を知る
出来事から行動の間には、【感情】があります。その感情は【捉え方】によって変わり、行動の変容に影響します。参考:abc理論
私のケースでお伝えします。電車に乗ろうと思ったら、割り込まれたことに対して怒っています。『私は並んで待ってたのに、なんて非常識な人だ!』と、その人のモラルのなさに怒り、相手を睨む、という行為で、軽蔑していることを伝えようとしていますね。我ながら恥ずかしい。。笑
この『非常識な人だ!』と感じた背景には、私の『電車を待つときは並ぶもべきだ!』という、捉え方があります。私はそれを当たり前だと思っているので、割り込まれたことに怒っています。しかし、この捉え方は皆が皆そうなのでしょうか?私の田舎では電車で並ぶことはなく、各々が好きな位置で待ち、乗り込む順番もバラバラでした。もしかしたら、割り込んだ人も、知らなかっただけで悪気はなかったのでは?と考え直すと、あれほど怒ってた感情が出ないのです。そうすると、睨む、という情動は出ず、穏やかな目線で『知らないなら仕方ないですよね〜』と見ている事でしょう。この、捉え方というのは、自身の経験や学びからできるものなので、凝り固まらず、視野を広く、色んな観点で物事を見るように意識しています。
捉え方の正体▶︎▶︎7つの星人たち
この『並ぶべきだ!』という捉え方ですが、実は7つの星人たちによって私たちはほのめかされているのです。笑 というのも、このネガティブ星人たちは、私たちの肩に乗って耳元で囁いてくるのです。それも1人ではなく、複数でもやってきます。この7つの星人たちを知っておくと、『ああ、私の肩には今〇〇星人が乗ってるな』と客観視できるので、ネガティブ感情の渦にははまらなくなります。私は、べきべき星人と不安星人がよく乗りかかる傾向でした。笑
魔法の言葉〜それはちょうどいい〜
まりりん先生から教えてもらった魔法の言葉『それはちょうどいい』
このワードを使うと、不思議と捉え方・感情がポジティブに変わってしまうのです。先ほどの私のケースだと、割り込まれた!→『それはちょうどいい、私は荷物が多いし、すぐ降りるから、ドア付近に乗りたいと思っていたんだ』と、割り込まれたのに、ラッキー!と思えているのです。意図的に言葉を変える事で、捉え方が変わり、ネガティブだった感情がポジティブに変わるのです。本当にマジカルな言葉ですよね。ぜひ、皆様もネガティブ感情を感じた時に、一度『それはちょうどいい』と呟いてみてください。
ネガティブと聞くと、億劫な気持ちになるかもしれませんが、星人たち、まりりん先生の魔法の言葉で、いい意味で、軽く捉えられるようになりました。自分事なんですが、落ち着いて見られるので、慰め方や這い上がり方など、『さあどうしよっか?』と、自分自身と相談するようになりました。では、星人たちとどう関わっていくのか、次回ご紹介したいと思います。