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最終学歴には『コエドビール学校卒』って書きたい!

あぁ、フェスに行きたいなぁ…

なんだか急にそんな気分になったのが去年の話

毎年あちこちでいろんなフェスをやってると思うんだけど、
もう長い事行ってなかった

音楽を聴くことも、友人とどこかに行くことも後回しにしていたからだ

でもなぁ
もう真夏のフェスも、年越しのフェスも行けるような体力も気力もないなぁ…

「コエドビールのブリュワリーでやってるフェスに行ってみたい」
おぉさすが友よ!友人の一声が私のフェス参戦の合図となった

わくわくしてきた!



ちなみに、コエドビールを知らない人もいるかもしれない
私もふんわりとしか知らなかった
というか、クラフトビールも正直よくわかってなかった

コエドビール
埼玉県の川越のジャパニーズクラフトビール(COEDO)



クラフトビール
小規模メーカーによって製造された、個性あふれるビールのこと


ちょっとおしゃれな瓶や缶に入っている
ちょっとお高めなビールくらいの認識でいた
ビールの世界も奥が深いのね



さて、5月

やってきました”麦の秋音楽祭#Harvest
このフェスは11月#Seeds(種まきの季節)と5月#Harvest(収穫の季節)の
年2回開催されている
前年11月の#Seedsも参加したので、この日で2回目の参戦となる

大型フェスしか行ったことがなかった私には、
小さなステージ、小さな会場、ヨーロッパの田舎でやっている収穫祭のような会場の雰囲気にキュンときた

演奏している曲もだいたいアコースティックVer.
それもいい

11月に来た時に蒔いた種が、実を結んでいる
なんとなく蒔いた部分をしげしげと見る
ちゃんと収穫祭にも来たよ。大きくなったね!

11月の時に参加できなかったビール学校に今回は申し込めた
やった!
タイムテーブルで時間をちゃんと確認
それまでは
フェス飯にビール、心地よい音楽にまったりと過ごそうじゃないか

さてさて、今回のお楽しみのひとつ

コエドビール学校入学の時間だ



カリキュラムは
前半:醸造所(ブリュワリー)見学 30分
後半:座学・試飲 30分
と案内にある

ビール工場の見学には
大手ビールメーカーのに2回行ったことがある
・見学後タダでビールの試飲ができる
・限定のビールジョッキの購入
が目的だった
案内係のお姉さんに連れられ
大人数でワラワラと移動し、
大きな機械に流される大量のビールに興奮し、
はるか高いビールタンクを見上げては
「飛び込みたーい」などと話していて
それはそれでとても楽しかったが
心は試飲へ一直線だった

きっと同じような感じなんだろうな
と正直心はまたもや試飲に一直線に向かいつつあった

しかし、クラフトビールメーカーの
情熱を舐めてはいけない
圧倒的な熱量で
ブリュワリー見学はすすむのであった

まず、見学の案内は
案内係のお姉さんではなく
醸造(確か)と営業を実際に行っている人だった(はずだ)

結論、案内は営業の人がやるのってすごくいい!
クラフトビールへの強いこだわりや創意、情熱、商品に対する愛情、それを伝える巧みな話術、魅せ方
その熱にすっかり浮かされてしまった

学校の校舎のような作りの(元は他の会社の研修センターだったそうだ)
建物の中を上へ下へ、
一つ一つが教室のような作りで、
ガラス越しに覗く気分は授業参観のよう
覗き込んだ教室それぞれに
こだわり、喜び、苦労のエピソード…
いいものを作りたいという熱い想い
クラフトビールについて、COEDOについてもっと知ってほしいという思いがあふれかえっていた

ブリュワリーの見学が終わる頃には
すっかりコエドビールとCOEDOのファンになっていた

ブリュワリー見学でかなりの優等生になれた気分でいたが、
座学で再度おさらい
真面目な姿で取り組みたかったが
視界の端にチラチラと入るビールの面々
あれが飲めるのかしら…
と気もそぞろ

COEDO 定番6種


定番6種それぞれの説明とともに
各テーブルに次々と運ばれるクラフトビール
あれ?試飲ってこんな量だっけ?
と思うくらい次々飲める


なんとか優等生を保ちたかったが、
段々とほろよいの頭がまわらない
パンフレットに書けたことは
おいしい
すごくおいしい
となんとも情けない赤点スレスレなコメントだけだった

最後に学校らしくテスト
相変わらず回っているのは頭ではなくアルコールだったが、
そこはCOEDOさん
さりげないヒントもくれて
100点満点で無事卒業となった!

卒業記念にもらったの『COEDO』の缶バッジは今も私のカバンで誇らしげに光っている


クラフトビールのちょっとおしゃれな瓶や缶の中身は、圧倒的な熱意と信念とこだわりがギリギリまで詰まった美しいビールだった


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くいたろう
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