はじめての一人居酒屋マン

せっかくの休日ですが、相も変わらずやることがない。
このままいつもと同じ無為に過ごして終わっちゃうのか、と思いながらジョジョ6部を見てました。

どこか忘れたけど、フーファイターズが「あえていつもの逆のことをやる」と言ってひたすら逆張り(いつもパンを食べるからご飯を食べる等)するシーンがあるんですが、それに感化されたのか俺もこれやれば少しはマシな休日を過ごせるかもしれないと思い、突如一人で居酒屋に行く決意をしました。

普段は誰かいないと居酒屋とかは行かないけど、今日の俺はいつもと逆だ。一人で飲んでやろうじゃん。

幸いにも、一人飲みにおあつらえ向きなこじんまりとした居酒屋が近所にあるので、そこで飲んでみるかな♪と思い行ってみました。いや、正しくは行っただけで素通りしました。は?

通った時に中がチラッと見えたんですが、カウンターがそこそこ埋まってて多分一人くらいならいけそうだけど結構隣の人と近いな…近いぞこれは…と頭がフル回転した結果、頭では分かっていても足が止まりませんでした。というか日和りました。

今日はいつもと逆なんじゃなかったのか…これではいつもと同じじゃないか…と思いつつ、今から引き返してまた入るのもなんか変な感じがしたので、もしかしたら新しい発見があるかもしれないと思い別のお店を探すことにしました。

普段散歩とかはしないので周りに何があるかあんまり知らなかったんですが、歩いてみると結構居酒屋って多かったんだな…というかご飯屋さん色々あるな…というのをようやく知りました。もう住み始めて4年は経つのにな。

なんだか楽しくなったのでそのまま1時間ほど歩き続けて、結局元の場所に戻ってきました。

最初のところに行った居酒屋の近くにある別の居酒屋へ行くことに。今度は中が見えないけど、もう行くしかない!今日の俺は逆なんだ(?)と扉を開けると…

カウンターにぎっしり人が並んでました。ええ…?

一人であることを伝えると、「あ〜…お座敷ならいけますけど、どうします?」

うーん、一人しかいないのに座敷を占領するってどうなんだろう?と思い、「じゃあ大丈夫です!やめときます!!」と言って出ることにしまいした。よくよく考えると、カウンターなら分かるけど座敷だと嫌って何??と思われてそう。

やれやれ、慣れないことってのは一筋縄ではいきません。もう帰ろかなあ?(意志が激弱)と落胆しつつ一番最初の居酒屋に通りかかったところ、カウンターにいた人が減ってました。これなら行けそう!と思って、結局入ることに。

入ってみるとお店の中は狭めでしたが、来ていたお客さんの声がデカいので普通の居酒屋並にガヤついてました。というか子連れできている人もいて、なんか一般家庭の食卓の風景って感じ。こういう人たちもいるんだなあ。

ま、何はともあれあとは食べるだけ!早速注文だ!!

「すみません!」「…」
「あのーすみません!」「…」
「すみません、注文いいですか!?」「はいはい!」

ぜ、全然声が届かねえ。

そういえば今日声出したの初めてだったわ、と全く声が出ないことに気づきました。周りのうるささも相まって、くっそかき消される。カウンター席でもこれって、さっきのお座敷とか通された日にゃ永遠に注文できなさそう。

でもまあ大衆居酒屋でよくあるボタン呼び出しとか、タッチパネルとか、アプリから注文とかより風情があっていいよなあとも感じる。

あとはお酒を頼んでひたすら食べるだけでしたが、他のお客さんがお店の常連なのか、お店の人と友達なのか、一緒に飲んで談笑していてアットホーム感あって良かったです。常連とかになりたいもんだね。

閉店時間になってそそくさと退店しましたが、結果的には満足でした。誰かと飲みに行くのも楽しいけど、一人で自由にお店に入って飲むっていうのも良いものですね。いつかお店の人とかと話してみたりしたいね。

明日も逆張りしていきます。

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