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「花園ラグビー場第2グランド問題の核心に迫る:再協定の真相とは?」その1
1ヶ月ほど前、まだ2024年12月23日にさかのぼる。ラグビーファンが、大いに気になっている花園ラグビー場第2グランドの改修問題に進展があった。FC大阪と東大阪市が再協定を締結したのだ。
花園ラグビー場第2グランドの改修問題、あなたはどこまで知っていますか?
この件については、冒頭に記しているように昨年末に発表されていたものだが、年末にから開催されていた高校ラグビー全国大会に水を差す事の無いよう大会終了まで記事を書くのを控えてきた。
まず、事前に自分のポジションを明らかにしておくと、私は関西人ではあるが東大阪市民ではない。そして、元ラグビープレーヤーで大のラグビーファンです。そして、指定管理業務や公募プロポーザルなどの形式で地方自治体からのお仕事をさせて頂いた経験があります。
1.花園ラグビー場第2グランド問題の背景と経緯
2019年にFC大阪は、Jリーグ入りを目指し東大阪市をホームタウンとする協定を締結した。
なぜかこのHPには、記載がないが、FC大阪は東大阪市に対して、2021年の開幕に合わせ花園第2グランドを改修し寄付する事に合意しているそうです。また、観客席等の改修にあたり、暫定的に第1グランドをFC大阪が使用する事にも合意していたそうです。
しかしながら、FC大阪は協定締結当時の代表者が急死した事や財源の確保が困難である事、などの理由によって第2グランドの改修に着手しておらず、なし崩し的に第1グランドの使用を継続していた。
また、第2グランドは老朽化が一部の座席やスタンドに不具合が生じ、高校大会の使用などについての安全性などの面で批判が集まっていた。これについては、ラグビーファンからはSNSなどを中心にFC大阪や東大阪市に対して批判が集まってきていた。
一方、Jリーグは花園ラグビー場の観客席の1/3以上が屋根で覆われていなければならないという、J2以上の基準を満たしていないという理由で制裁としてスタジアム名の公表と改善策の提出要求を行なっている。
2.FC大阪と東大阪市の再協定内容とその意義
これらの経緯を見ると、2024年12月23日に再協定が締結されているのはタイミングとして非常に興味深い。
前述のJリーグの制裁に対して、東大阪市の野田市長は11月29日の定例会見で制裁の解除を求めている。
また、2024年度の花園(第104回全国高等学校ラグビー大会)の開幕が12月27日に控えており、この直前の時期での再締結となっている。
さて、この協定の内容は以下のようなもの
<締結内容(概要)>
・FC大阪が第2グラウンドを新たに建設して東大阪市に寄贈。
・5000席の観客席(個席)、電光掲示板を有するスタジアムを令和10年3月末までに建設。
https://fc-osaka.com/news/2024/12/23/84933/
また、報道によれば寄付が『完了できないと市が判断した場合、市は花園ラグビー場をFC大阪のホームスタジアムとすることを認めないことができ、FC大阪も異議を申し立てることができないとしている。』
ラグビーファンの一部には、FC大阪に対して「今までもやって来なかったのに、何らの具体性もない口だけの約束など意味がない。」という批判があるが、令和10年3月までという期限を定めている点、計画の具体性がなかれば東大阪市がホームスタジアムの取消が出来る点、改修の履行が義務だとFC大阪が認めている点において、一定の意義があるものと考える。
かなり長くなりそうなので、今回はこれまでにしたいと思います。次回以降追加で知って頂きたい情報をお伝えし、最後にあるべき論についてお示ししていければと思います。
この問題について、ご存知な事やご意見などあれば、ぜひお知らせ下さい。
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