才能ある襟足


「才能ある襟足なんですよ」

髪が綺麗に伸びる
ハチが張ってるから
頭が大きく見えるだけで
頭が大きいって思ったことない
だからボブも似合いますよ。

信頼している美容師さん
月一で会いたくなる人

「才能ある襟足って初めて聞いたのだけど、
もう一回説明してください」
と笑いが堪えられず聞き返す

「わたしはカットは下手な方じゃないし、
真剣に切ってはいるんですけど、
元々が才能ある襟足なんですよ。
だめだ、同じことしか言えない笑」

そんな風に言われて、
素直に、
そうなんだぁって
お世辞でもなく適当でもなく
本当に思ってくれてることなんだぁ
って受け止めることができた。

わからないことはわからない
って言える
想像できないことは想像できない
って言える

通い始めてから
毎回毎回わたしのデータを
アップデートしてくれているようで
「似合う感じで」
というとしっくりくるようにしてくれる。

「似合う感じで」
って言ってなんか違うってならない
ってすごいなぁ

わたしの服装とかにも合うように
とか
わたしの繊細な頭皮にも優しいように
とか
明るくしたいわたしの気持ちを
一緒に目指してくれてる
とか

話口調も、声もトーンも声の大きさも
真剣に無言で髪を切ってくれるとこも

居心地良すぎてわたしでいられる

(他の人に話しかけられるといまだに気を張っている)

自分のエネルギーを真剣に使って
選び当て成功した。
出会えてよかった。




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