映画 トゥルー・グリット 感想
アマゾンプライムにて映画トゥルー・グリットを観賞しました。
かの有名なコーエン兄弟の映画です。
コーエン兄弟の関わった映画を見るのはこれで2回目です。
オー・ブラザー!があまり面白くなかったため、あんまり合わないだろうと思い結構長い間放置していたコーエン兄弟の作品群。
結論から言えば、トゥルー・グリットは大好きな作品でした。
ここ最近、映画を立て続けに見るものの、グッとくるいい作品に出会えずにいました。なので、久しぶりにビリビリ来たという感じです。
では、感想です。
トゥルー・グリットは、一応西部劇に分類されるような気はします。でも、まあ、自分が見てきた西部劇とはやっぱり雰囲気が違うというか、西部劇をうまくアレンジして昇華した作品のように思えました。
西部劇っていうジャンルは詳しいわけじゃないんですけど、個人的には当たり外れが激しいジャンルです。冗長なシーンが多いのとかは歓迎できるんですけどただただ退屈な作品が多かったり。
何が自分の中で面白さを分けてるのか、それはいまいちわからないのですが、トゥルー・グリットの良かったところを挙げていけばみつかるかな、と思いながら書きすすめてみます。
まず、この映画、キャラクターがそれぞれ魅力的でした。生意気な小娘、酒飲みの保安官、堅気なテキサスレンジャー。
この並びRPGゲームみたいだな、、、。
キャラクターだけで分類すると上記のタイプの三人がメイン。上記の設定をベースにそれぞれが結構勝手におしゃべりするので、それが特に面白い。
カッコいいセリフでもなんでもないけどそれぞれのキャラクターの頑固さとか、悠長さみたいなのがじわじわ見えてくる感じがいい。
何か、昔の西部劇によくある「理想の男」像を投影したようなキャラクターは出てこなかった感じですかね。今の時代からすると昔の西部劇の理想の男像にはあんまり共感できないし、そういうところが響いたのかも。
ただ、この映画、セリフがとても面白いんですけど、そのセリフっていうのは自分にとって日本語字幕でしかないんですよね。自分の英語レベルが低いせいで、本来のセリフ回しに追いついてない。ちょくちょく聞こえるところとか、やっぱり字幕の外のことが聞こえてくるんです。映画「マトリックス」も個人的に、セリフが独特だと思ってるんですけど、日本語字幕は意味合いは同じなんだけど、受ける印象は違うっていうの結構あるんですね。
最近見たネバーエンディングストーリーなんかは子供向けなのもあるけど、原語のままで見れたから結構嬉しかった(内容はつまらなかった)んですけど、うーん、やっぱり悔しい。
英語ができたらこの映画がきっと更に面白くなるんだろうな。