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先生の日、知ってますか?(韓国編)
5月15日は、韓国では【先生の日】です。
先生の日は、文字通り先生に感謝を伝える日。
調べてみたら、多くの国で先生の日を設けています。1994年にはユネスコが10月5日を教師デーと決めたそうです。
恥ずかしながら私は【先生の日】【教師の日】を韓国に来て知りました。
この先生の日、韓国ではひと悶着ありました。
学生が先生に感謝の気持ちの手紙をプレゼントするのは何の問題もありませんが、ここは教育熱心な韓国。
自分の子供に良くしてもらいたい気持ちが強すぎて(内申の成績)、金一封を渡す保護者もいて、社会問題にまでなりました。
これってワイロ!
渡す保護者も保護者だけど、受け取る先生も先生だし、昔はお金を要求する先生もいたとか。
こんなことで子供の成績を決められてしまうなんて、そりゃ問題になって当然だと思います。
そこで2016年に法律ができました。
現在、担任している先生へプレゼントやお金を渡すことは違法行為になりました。
(以前お世話になった先生へは、5000円ぐらいのプレゼントならok)
この法律ができる前は5月15日を、保護者が学校へ来るのを阻止するため休校にする学校も多かったです。
ではここで私が体験した先生の日エピソード。
娘が幼稚園に通っていた時、ママ友が先生に化粧品のプレゼントを渡そうとしていました。先生は強く断っていて、ママ友と先生の間でプレゼントが行ったり来たり。
まだ幼稚園なのに教育熱心さはもう始まっていました。
結局、先生断り切れず、受け取ってましたね。
もう一つ、私が図書館でコンピューターを習っていた時。運悪く5月でした。一緒に習っていたおばちゃんが近づいてきて、先生にプレゼントを渡すから「1000円ちょうだい」と言われました。
「えーマジで!」と思いましたが、ほかの人はみんな渡していたので空気を読んでお財布から1枚出しました
先生は「ありがとう」と、白くて分厚い封筒を受け取ってました。
韓国語を習っていた時も、同じクラスの子がケーキを買ってきてみんなで食べました。
日頃の感謝を伝えたい先生には、この先生の日はアリだとおもいますけど、
子供の成績のためにあげるワイロは良くない、です。
今は【ワイロはダメ、絶対】の法律ができて本当に良かったと、肩をなでおろした今日でした。