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冬の紫陽花(ほぼひとりごと(2020年11月3日(火)))
(写真は、半年ほど前には、首都高の下であざやかに咲いていた紫陽花。枯れても、かすかに色が残っています)
あざやかに咲いた花は、盛りが過ぎると枯れて散ってしまうものだと思っていました。毎日のように通っている西参道の、首都高の下、なんとなく右側を見たら、枯れたままの紫陽花を見つけました。
緑色の葉に囲まれて、あざやかだったころの紫陽花の花の色を思わせるような枯れた花がありました。今まで気づきませんでしたが、ウィキペディアによると紫陽花はこういうものだということです。
今年は、冬の終わりから、時間の経過がいつもより速く感じます。いつもと違うことが次々と起こり、マスクをしたり、手を洗う、外出を自粛し、外食を減らすなど、自分にも大きな影響がありました。
桜の季節も、紫陽花の季節もあっという間に、過ぎていきました。お花見の宴もなく、箱根登山鉄道のあじさい電車も、昨年の台風で運休中だったから、季節の節目がほとんどないままでした。
人の少ない場所と時間を選んで、半年以上続けている、毎日の1万歩散歩で、季節の変化を感じていると思っていましたが、見逃していることがあるということを、枯れた紫陽花の花が教えてくれました。
枯れてはいますが、立派に紫陽花の花が散らずに残っています。本当は冬の適切な時期に選定し、翌年の開花に備えるのだそうです。見事に、再生できる紫陽花がうらやんでいるのかも知れません。
まだまだ、集団不安が続いてはいますが、慣れないことばかりに遭遇した今年を、休眠期だったと思い、紫陽花のように確実に乗り越えられ、あざやかな花が咲くようになることを願っています。