三越前の裏通り(ほぼひとりごと(12月12日(木))
(写真は、半蔵門線三越前駅入り口のそばから、裏通りを撮ったものです)
浅草上野間で1927年から営業していた、東京地下鉄道(現在の東京メトロ銀座線)が三越前まで到達した1932年に三越デパートが全額を出資して、三越前駅が出来たそうです。(Wikipedia)
浅草(松屋)、上野広小路(松坂屋)、京橋(明治屋)、日本橋(白木屋(のちの東急)、高島屋、丸善)、銀座(松屋、三越、松坂屋)でも、地下でつながっていますが、デパートの名前がついている駅はここだけです。
あと10年ほどで、三越前駅は創業100年になります。途中、伊勢丹と合併したり、いろいろな事件もありましたが、日本橋高島屋と並んで、今でも昔からの荘厳だったデパートの風格はあるようなに思います。
日本橋三越のまわり、最近は、再開発で高層ビルが増えつつありますが、江戸時代からの雰囲気を残す、低層のお店があったりします。休日の昼下がりなど、日本橋川に沿った裏通りは本当に静かです。
三越前駅は、東京メトロ銀座線だけではなく、半蔵門線にも出来ました。半蔵門線は日本橋川をはさんで、銀座線より、日本橋駅に近い場所にありますが、他の駅名は考えられなかったのでしょう。
銀座線の方も、地下道がJR総武快速線新日本橋駅まで地下道を歩けます。こちらも、高層ビルが増え始めていますが、一本裏通りに入ると、忘れられたような小路とお店があります。
半蔵門線に近い三越前駅入り口のあるあたりは、昔の日本橋魚河岸のそば、首都高が地下に入ると、大開発の波が押し寄せそうな場所です。意外に貴重な情景かも知れません。