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命を大切にする安楽死の会は、一日も早い安楽死制度の成立を求めます。(修正版)

日本で最も過酷な状態で生きる人とは、どのような人でしょうか。

海外では宗教問題として、進歩する医療との矛盾の中で尊厳死(消極的安楽死)から、少しずつ安楽死制度(積極的安楽死)が認められてきた歴史があります。

日本では重度障害者の生きる権利を脅かすものとして議論を阻害されてきた歴史があり、現在も法制化は絶望的な状況です。
2005年の尊厳死議員連盟発足後、何度か法案の取り纏めもされましたが、提出にも至らず、コロナ禍においても議論が進みませんでした。

日本は、尊厳死(消極的安楽死)が法律で担保されない唯一の先進国です。
延命措置を拒否する事前の意思表示があっても、痛く苦しいから止めて欲しいと訴えても、患者の命を守る行為である限り、医師が罪を問われる事はないのです。

今の日本の状況では、事故等で身体が動かなくなってしまった時、何十年もベッドの上で苦しみ続けることになる場合もある。
もう人生を終わりにしたい。はっきりと意思表示しても聞き入れてもらえない。
皆さんは、どうしてこの問題と向き合おうとしないのでしょうか。

現状では、延命治療をしない判断には法的リスクがある。一度開始すると止めることが出来ない。
一方で、ベッド数確保の為、どこまでも延命治療を続けてしまう行為は問題にならない。
何も出来ないから、誰も向き合おうとしない。

今も過酷な状態で生き続ける人がいる。
この問題は、重要な問題です。

安楽死制度は、各種アンケート調査の結果によると、国民の7割以上が賛成と言われている制度です。
一日も早い安楽死制度の成立を求めます。

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