サイコパスの定義について

サイコパスについて文章をまとめたところ、長文になってしまったので4回に分けて紹介することにしました。

起   サイコパスの定義について

承   サイコパスへの対処方法

転   日本社会の問題点

結   サイコパスを無効化する技術

いじめや毒親問題に対する具体的な対応方法であるだけでなく、組織論、日本経済回復の方法を具体的に書いた文章にもなっている。
重要な部分を詰め込んだ一方で、出来るだけ具体的でわかりやすい文章を心がけたが、あまり具体的に書き過ぎると文章が非常に長くなってしまうので、省略した部分も多い。

なので、もしこの文章を読んで重要な内容と感じたのであれば、疑問に思った部分はどんどん質問して欲しい。より具体的で実用的なお話が出来ると思う。


サイコパス

頭の回転が早く、社会適応力が高い。
前向きで魅力的な人が多い。
他者を操る能力が高い。
自尊心が高く自己中心的。
平気で嘘をつく。
冷淡で、他者を犠牲にすることに躊躇いがない。

以上が、私の考えるサイコパスの特徴です。
反社会性パーソナリティ障害とも表現されますが、社会適応力は平均以上で、その高い適応力ゆえに被害者を生み出してしまうことがこの問題の本質だと考えています。

以下の犯罪心理学者ロバート・D・ヘアの定義を引用して、それぞれについて解説していきます。

良心が異常に欠如している。
他者に冷淡で共感しない。
慢性的に平然と嘘をつく。
行動に対する責任が全く取れない。
罪悪感が皆無。
自尊心が過大で自己中心的。
口が達者で表面は魅力的。


良心が異常に欠如している。

サイコパスの最大の問題点です。能力が高く、社会適応力も高いのに、目的の為に犠牲者を生み出すことに躊躇いがありません。せっかくの高い能力を、弱者を生み出さない平和な社会の構築に生かしてほしいです。


他者に冷淡で共感しない。

他人を操る能力が高いので、気持ちを読み取る能力が高く、共感力がないとは言えないはずです。
ただし、平気で被害者を生み出す言動からは、相手の気持ちを考えない冷淡さが感じられると思います。

慢性的に平然と嘘をつく。

これは、頭の回転の速さゆえに出来ることです。通常は嘘をつけば矛盾が生じ、不利益を被るリスクが高くなります。ところが、頭の回転の速さや、処世術の高さゆえに平然と切り抜けることが出来るので、犠牲者を生み出すことになります。

行動に対する責任が全く取れない。

これは、犠牲者の側から見た視点です。サイコパス自身は能力が高く、責任をしっかりと投げて自身の下に責任を残しません。投げられた側が大変な思いをするか、責任を取ることが出来ず犠牲者となります。
サイコパス自身は能力が高いので、その問題を認識できたのであれば、しっかりとした対策を取らなければ、責任を取れていないのは私達ということになります。

罪悪感が皆無。

最初の「良心が異常に欠如している。」と同じで、サイコパスの最大の問題点。

自尊心が過大で自己中心的。

単純に自己中心的であれば子供っぽいと言うことになります。サイコパスの場合は、一見人当たりがよく、他者思いで気配りが出来る等のコミュニケーション能力の高さが特徴で、その影で犠牲者を生み出していることに事に気付くと、一転して自己中心的に見えてくると言う問題です。
犠牲者を生み出しながら、本人は極めて快適な日常を送っているという構図に見えると思います。

口が達者で表面は魅力的。

同上


如何だったでしょうか?
私自身は、毒親育ちで、イジメ経験者なので、どうしても弱者を生み出したくないという思いが強いです。ところが、サイコパスが存在すると、どうしてもその魅力に人が惹きつけられ、その影で犠牲者が発生するという構図が出来上がります。
私が犠牲者を生み出さない配慮をしても、サイコパスの逆鱗に触れると途端に空気が悪くなる。
たとえ私の立場が上であったとしても、私の指示に反してチーム全体の空気を変えられてしまう。

この問題は、サイコパスの能力の高さゆえに難しい問題に発展します。そして、サイコパスであるがゆえに出世しやすいという問題も発生します。社会全体で認識して対応しなければならない問題です。


繰り返しになりますが、以上の問題点を踏まえた上で、私が再定義したサイコパスの特徴を、再度紹介します。


頭の回転が早く、社会適応力が高い。
前向きで魅力的な人が多い。
他者を操る能力が高い。
自尊心が高く自己中心的。
平気で嘘をつく。
冷淡で、他者を犠牲にすることに躊躇いがない。


ここから私なりのサイコパスへの対処方法をお伝えします。

私は、日本で最も弱者目線の活動家を自称しています。
今回サイコパスをお題に選んだのは、この問題が社会問題を考える上での基本的な構図を含んでいるからです。

私は、活動家になる前、つまり毒親やいじめ問題に苦しんだ幼少期から、この問題と向き合ってきました。
私は基本的にネクラで、人の気持を読み取る能力が低く、他者を操る能力が低いです。自尊心も低く、頭の回転が遅いことがコンプレックスです。
そんな私のサイコパスへの対応方法をお伝えします。


嘘をつかず、正直に出来るだけ直球で伝える。


今回はここまでとし、次回は具体的なサイコパスへの対処方法を紹介する。
結局のところ立場の弱いものは、まっすぐ正直に訴え続けるしかない。
次回は、その技術を紹介する。

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