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海外移住について②Good luck

常夏のタイ王国に冬が近づいている。
私が暮らしている地域では、
朝晩の気温が20℃を下回り、北風?は冷たく、
日照時間が短くなった。
岩手県出身でありながら、元来寒がりである私にはいささか辛い季節だ。
尤も日本の冬のように”旬な食材”などがあるのなら、それは別の話しである。

さて、
"微笑みの国 タイ王国"は、アジア屈指の観光地である。
とりわけ首都バンコクは、世界で最も訪問者の多い都市らしい。
他方、
タイ王国は世界最高値の格差社会且つ、
抽象的でありながら厳然たる階級社会である。
外国人とはいえ在住者となれば、
これらの慣習に対して、
無関係を装うことは困難である。

https://www.pref.shimane.lg.jp/industry/enterprise/shien/kaigai/report.data/bizsupreport95.pdf

出典:島根ビジネスサポート

タイ移住を検討している人と話しをする機会があった。
知人から紹介されたその人(以下、彼)は、
数年前に公務員を定年退職、すでに独立をしている息子さんがいるらしかった。
彼は旅行で訪れたタイでの日々を回想し、
それらが如何に素晴らしかったのかを、
日本でのあれこれと比較して熱っぽく喋った。

曰く、
「タイ人は穏やかで親切である」
それはそうなのだが、、、、と、手放しに肯定できない私はすれっからしの在住者であり、
純粋な観点のみで、この国の人々を論じることはすでに困難であった。

「言葉なんて話せなくても、どうにでもなる」
そんなことはない、、、と言いかけた束の間、
この国へ来た当時の事を思い出して、  
苦笑いが浮かんだ。

私の言語能力は幼児同然だった。
さらに、
自身の不勉強を棚に上げて、タイの人々特有の英語訛りを嘲った。
彼らの多くは当時の私よりも語彙力を有していたにも関わらずである。
我ながら滑稽であった。

彼は自分の話に夢中になり、話し相手の反応に無関心のタイプであった。
物のついでように意見を求められたので、
「良い出会いがあれば、いいですね」と伝えた。
彼は男女のことだと判断したのだろう。
満更でもない様子でおどけ、やや否定したところで、会話を終えた。

老若男女は不問である。
かけがえのない出会いに巡り合う。
それだけが異国での生活を否、何処であろうと、
私たちに福音をもたらすのであると思う。

海外生活での語学は出来るに越したことはない
先日、日系企業とオンライン打ち合わせをした際、
AIによる?日⇄英同時翻訳があったが酷い内容であった(画像の製品は関係ありません)


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