焼肉かしゃぶしゃぶのタレが染みついたシャツ着たまんまベッドに潜る／はゆき咲くら

微熱かな壁にしたたる汗を吸いC-3POになるミイラたち／はゆき咲くら

わたしたち結んで開いてまた閉じてチリチリ散って一番星に／はゆき咲くら

はじめての短歌入選⁺˳✧༚

第132回みんなの題詠・テーマ『夏の終わり』に初めて入選しました⁺˳✧༚ しかも主催の短歌部カプカプ代表の部長近江瞬選:準特選歌にも選んでいただきました！ 嬉しくてこちらにも記録しておきます⁺˳✧༚ じつは前回の秀歌佳作も、はじめてでした！ N短にしか投稿してなかったとはいえ、掲載されたことがまだないので、まずは、この入選に気づいてリポストしてくれた短歌の諸先輩の皆さまに感謝したいです 【いただいた評】不思議な魅力に満ちた歌という印象だった。一首の中で「蝉」以外は全て

ちゃんとちゃんとちゃんとしようよ「ちゃん」つけて世界呼ぶならちゃんとしようよ／はゆき咲くら

愚者グシャっと牛乳みかんに追い牛乳ソロリソロリと夏をはじめる／はゆき咲くら

きみはきみのままでいいと午前五時きみに言いたい覚えさせたい／はゆき咲くら

いつまでも工事すすまぬ駅ナカを恋するアリスは迷わずすすむ／はゆき咲くら

プシュー、ピロ、ピロロン、バス停には立つようだ「次にします」と夢、金縛り／はゆき咲くら

いま彼は、シ・ゴ・トが、忙しいんです！　そうだよね、そういい聞かせ、夏／はゆき咲くら

味噌汁にごはんを入れて猫になりたい夜だからまんま愛して／はゆき咲くら

太陽を春に食らったＴシャツの陽だまりが夏を追い越してたよ／はゆき咲くら