ベンチャー企業の人選
ビジョナリー・カンパニー2の「誰をバスに乗せるのか」偉大な企業は、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、次にどこに向かうべきかを決めている。
人選は非常に重要であり、ヒト、モノ、カネなどのリソースに乏しいベンチャーは、「優秀そうな人材」はつい採用したくなるが、見極めが非常に難しい。
とりあえず、やってみる。試してみないと人材の真価はわからない。
ベンチャーの人選は、3つの観点を軸に考える
①価値観の一致 創業者の実現したいビジョン、価値観は共有できるか。
起業には大きく分けて「カネ(金銭的収入)」「コントロール(自由、権限など)」「インパクト(社会貢献、名誉など)」の3つの目的がある。
②スキルフィット 創業期の今、必要とされるスキルを備えているか。オフィス探しから社員の給与計算まで、「何でも自分でやらなければならない」創業期に柔軟に対応できるか。
③コミットメント そのときの人生すべてを賭けて、本気でコミットしてくれるか。
・達成すると決めた目標(マイルストン)へは最速で、手段を選ばず到達することによって周囲の信頼を勝ち取り、それが次の資金調達につながる。
・「目先の儲けに目を奪われて、自分たちが本当にやりたいこと、目指すべきものから、目を逸らしてはいけない」
明日、生きるか死ぬかのベンチャーにとっては目先の儲けに走りがち。目先の儲けに走ることは一時的な成功をもたらすかもしれないが、長期的な持続可能性や成長には繋がらない