エンブレム
紋章(もんしょう)に隠された、
日本民族がもつ、不思議なパワー。
さて、今日のお話は、
家紋を大切にしてますか?
また、
経営者は、
社章を大切にしてますか?
という、おはなしをしますね。
大きな会社の経営が、
うまくいっている社長さんに共通する
あるものを、発見したので、
今日はそのはなし。
こんにちは、神主の背古です。
度々
会社に、事務所の神棚のお祓いや、
会社安全祈願や、工場安全祈願
創立記念、毎月のお参りなどで、
神主の仕事で
いろいろな、会社を訪れることが、あるのですが、
社員がみんな
さわやかで、
一体感のある雰囲気の会社に訪れると、
オフィスや、社長室などに、
必ず丁重に飾っているものがあります。
それが社章。
元気で、ほこりを持ち、
さわやかな社員を多く抱えている
社長さんと話しをすると、
みんな
同じことを言います。
「社章」はみんなの心をまとめる、
アイテムだね。
といいます。
つまり、
社員の心をまとめるには、
利益共同体、運命共同体の精神を養わないといけない。
社員全員に、この、
「利益共同体」の心を養うには、
社章を飾り、意識し、エンブレムに誇りを持たせることなんだと思います。
例えば、
約300年近くも続いた、
江戸幕府。
「葵の御紋」がありました。
あの水戸黄門さまが出す、印籠の紋章。
徳川家の家紋(かもん)です。
徳川家の家紋を背負い、
それを誇りに思う家臣たちがいました。
この徳川の家紋「紋章」を、もとに結束し、
日本を統一し、平和な日本にするのだと、
家康の側近の家臣たちは、志を一つにして、
ものすごい信じられないパワーと、忍耐で、
家康に、天下をとらせまました。
これは、
いわば、
日本人は「紋章」というもの
大切にする民族である証拠なのです。
天皇も
菊の御紋を古代より
大切にされてきました。
ところで、
神社のことに話を変えますと、
実は、
神社も、社紋(しゃもん)といって、
紋をとても大切にしてきました。
社紋を付けることで、
神社の神様の重みを表してきました。
御守りにも、
神社の紋が付いてます
さらには、
規則でも法律でもなく、強制でもないのに、
日本の家庭には、
みな代々と継承されている、
「家紋」かもん
というものがあります。
写真は背古家の家紋なのですが、
これを、おうちに飾ると、
子供たちは、
背古一族の誇りをもって、
育ってくれています。
これがあることで、家族の誇りを持つことができるのだと、私は、確信しています。
すなわち、
家族や、一族をまとめるためには、
家紋を大切に。
または、
経営者ならば、
社員をまとめるために、
人心掌握のために、
社章を大切に!!
と、いうことです。
ようするに、
日本の伝統である
「紋」の大切さを見直すと、いいかもしれませんね。
ではまた。