近くの公園は、蝉が降るように鳴いている。 今年はすでに猛暑、外を歩くだけでも要注意である。 といいながら、最近は時間があれば、公園を歩くことにしている。 休みの日には朝だし、仕事帰りにも寄ることにした。一度歩いてみたら、これが仕事から自宅に帰る前の良いリセットになっている。 公園は、その重ねた年月から、木々も十分に育ち、その森の中の木陰はひんやりと涼しい空気に満ちている。 空気が美味しい。 鳥の賑やかな囀りを聴きながら、ヒマラヤ杉の大木の下を歩く。 普段、あまり見かけな
もう春。早いものだ。 この頃はなかなか忙しい。私を取り巻く環境にも変化が訪れ、落ちつかない気持ちでいる間に、まさかの通勤手段の愛車が壊れた。これから忙しくなると思っていた矢先だけに動揺したが、今は、修理まで一ヶ月待ちながら、代わりの車に乗っている。それだけだった。 私の前に置かれたこの程度のことは、決してたいしたことなんかではないのだ。 ギターは何回手にしたろうか。 休みの日の午後に、ゆるく弾いている。 それもじっくり集中するのでもなく、家事を割り込ませながらの、ながら弾き
自分の弾きたい曲だけを弾くことにしたら、ギターは俄然遊びになった。 若い人なら、これから私よりずっと長い間ギターに関わる時間を持てるだろう。だが、年老いた私に残された時間は、彼らよりはずっと短い。 弾きたいと思わない曲を弾いている時間などないから、弾きたい曲だけ弾いていこう。なんだかジタバタしているみたいだが、せっかく老いたので、こんなふうにジタバタと老いていこうと思う。 まだ、仕事に通う日々の中で、時間のある時に、アコギを弾いたり、エレキを弾いたり。ゆるくまったりした時間を
タガが外れました。 この夏暑すぎたせいだろうか。エレキギターをとうとう買ってしまった(๑˃̵ᴗ˂̵) しょーがない人です。 初めてエフェクターを通して弦を弾いた時には、ほんとうにしびれた。T. Rexのあの曲は弾けるだろうか。 そして、アコースティックギターには触らなくなってしまうのかと、自分を心配したが、実際は全くその逆だった。何故か触れる時間がずっと以前より増えたのだ。 双方持ってみると、良いところがそれぞれ。アコースティックはギターひとつ構えれば、すぐに曲を奏でることが
もう12月の下旬になっていた。 初めて曲に取り掛かる。それはよく聴いていた日本のグループの曲だった。好きな歌だ。嬉しい。やっと私のギターを歌わせることができる。もともと曲を弾きたくて買ったギターである。 譜面を開き、さて、弾こう。だが、取り掛かりから、引っかかる。 よくは聴いてはいたが、ギターの音色はどうだったのか。当然のことながら、ギターの音だけに特化して聴いてはいなかった。譜面を見ながら、弾き始めるも、ここが、今弾いたコードが、歌のどの部分かも、私には見えていないのだっ
やっとFコードの入ったコード練習が始まった。 図表の示すとおりに左手の指を置いてみる。おっ、えっ?、 私が長年、思っていた形と違っていたので、驚いた。これは‥、もっとずうーっと昔に驚くべきだった。人差し指をまさか。一つのフレットで寝かせて、全ての弦を押さえるとは。色々、人は考えるものである。今はSNSでわからないことは、すぐに調べられる時代だが、私が高校時代、当時はそうとも行かず、本当の押さえ方はわからなかった。 さて、今にして本当の押さえ方がわかったところで、練習に入る。そ
ギターレッスンに通い出して、少しした頃の話である。 平日の午後、教室への階段を登り、ドアを開けると、もう先着の方達は各々レッスンを始めていた。何回か通っていると、タイミングによって、平日の午前中などは2、3人の時もある。 私は一番奥の左側のテーブルへ。そこには私が借りるアコースティックギターがセッティングされている。その日はいつも以上ににぎわっていた。 今日は、満席だ。 私の隣のテーブルには、セーラー服の女子高校生がエレキギターを抱えてじっと譜面を見て、弾いて、を繰り返してい
さて。私は、意気揚々とローコードの練習を始めた。やっと弾くのか。そう思った方も多いでしょう。確かに、ギターのことを書いているのに、ここまでろくに弾いてなかった‥。CとかGとかDとかEとかA。 やっと、ここまで。 なんとなくCは基本のコードと思っていた。 左手の弦をおさえる位置もぼんやり覚えていた。ピックを持って弾き降ろす。ぼわーん。うん?なんか…。 コードCは私の感覚では、もっと明るい、そう、陽の当たる、正統派の音の塊、だったはず。 私の奏でたCには、陽が当たっていないのだ
昨年の5月の末から、ギター教室に通い始めた。 不定休の私は、サブスク型の教室に通うことにした。 ある駅の直ぐ近く、狭い階段を上り、ドアを開けるとそこには、すでに何人かの人たちが各々アコースティックだったりエレキだったりを手にして、レッスンをしている様子が目に入る。 あ、同じぐらいの年齢の人もいる。私は、少しほっとした。 初めは体験、とはいえ、するべきこともわからないので、その場の雰囲気を味わったくらい。入ることをすでに決めてきているので、諸手続きを済ませ、家に帰った。 楽器
春になった。 土の中からも緑の芽がそこらじゅうに顔を出す。まるで世の中全部が空へ向かって伸びていくように、エネルギーに満ちる。私も上へ、平らなところにボーッと立っているわけには行かない。歩こう、登ろう。 出かけたら、‥‥コケた。 結果、左手親指の付け根に2本ひび。全治三ヶ月、ギターも暫くお休み。情けなさを抱えたまま、でもライブは聴きに行った。昨年の話である。 怪我をしてから二ヶ月たったろうか。アートポップエンターテイメント主催の「CRUSH OF MODE PREMIUM
その前に ギターの話〜己を知るの巻。 弦はまた直ぐにチューニング中に切れた。あの角張ったところから。やはりげんの巻は滑らかでないと。ありがたいことに、初心者にしては、弦交換だけは経験豊富になりそうだ。 で、つぎは、何をしたらいいのか。 とにかく、曲が弾けるようになりたい。誰かが教えてくれるあてもないし。どうしよう。今になってみると、その時、入門者対象の動画で、入門指南を受ければよかったのかもしれない。確か、いくつか見たのだ。ただ、あまりにも入門者すぎて、これと選ぶこ
ギターを抱えて家に帰った翌日。 なんと、持ち帰り2日目にして弦切れが発生。3弦が、ぷっと。音が聞こえたかのように。 呆然、私、しばし固まった。 決してギターが悪いのではありません。ギター弾かれる方は予想がつくと思いますが、アレです。 そう、ギター入門洗礼を早速に。 ギターの弦の巻く向きなんです。要注意です。 ギターを抱えた時、上から6弦、5弦、4弦。これらの弦の調整は張るのは左側へ緩めるのは右側へペグを撒く。そして3弦から2弦、一番細い1弦まではその逆。 調弦時にはこれを
今年の1月、ギターを買った。アコースティックギター。 お店に行くとたくさんのギターが展示されている。どれを選んだらいいのか。戸惑い佇む私に お店の方が「ギターお探しですか。」声を掛ける。 心拍数があがった。 私はまず、ギターの知識がほとんど何もわからないこと、高校生の時フォークギターを買ったがFコードが弾けなくてやめてしまったことを話した。初心者だとわかると「どんな曲を弾きたいの?」と聞いてくれたので、「昔のロックをぽろんぽろんと弾きたいんです。」と答えた。 本当はこの
もう8月なのに、伐採した枝の中からこの子を見つけた。遅ればせの紫陽花。ダンス♪しているよ。