4度目の石垣島へ!
2021.1.6
ずっと下書きで止まっていた2019年の記事ですが思い切って公開。
2017年に初めて1人旅で石垣島に行って以来、ふとした偶然とご縁から、2021年の今では、千葉・東京で本業を持ちながら、月1ペースで石垣に農作業をしに通っている。
▼簡単な経緯
2017年春→初の石垣島ひとり旅
2018年2月→幼馴染と2人で石垣島へ。パイナップル農家のオーナーとの出会い
2018年春→青山ファーマーズマーケットでパイナップル販売
2018年夏→島パインの収穫・出荷作業
2019年夏→パイナップルの苗植え、肥料やり
2020年夏以降→パイナップルの収穫、出荷、苗植え、肥料やり、草刈りなど月一回のお世話
と、最初は興味本位でやっていたパイナップル農家さんのお手伝いが、早くも3年が経ち、幼馴染と2人で自分達のパイナップルを作ることになりました。
全て一気に書けないので少しずつどんなことをどんな想いでやっていて、これからのことをどう考えているか、書き下ろしていこうと思います。
では、回顧録↓
2019.9.6
今日は金曜日。
ブラックめな会社だけど気合いでスケジュール調整して有休をもらっていざ4度目の石垣島へ!
今朝まで八重山諸島を台風13号レンレンが上陸しており、昨夜の時点で飛行機は欠航。
飛ぶか飛ばないか朝起きるまで不安だったが、無事に通常運行の模様。
成田からバニラエアで石垣島へ!
途中何度か揺れたが無事に石垣空港に到着し、畑のオーナーこと"おっちゃん"と、もう1人の相棒(幼馴染)と合流。
もう4度目にもなると島の観光は二の次。目的は農作業なので、早速、畑に直行し、作業ができる状態かどうかを確認。
思ったより土が乾いており苗植えができそう!
ということで明日は苗植え作業決行!
2020.9.7
朝6:30。
天気は曇り。作業ができるので車で畑へ。
昨年は収穫と出荷作業がメインだったため私にとっては初めての苗植え。
この作業、苗を土の中に植えるだけなので単純だけど、いざやってみるとなかなか難しい。
まずはまっすぐに植えるためのライン引き。
踏まれて踏まれて固い土に棒を挿して紐を結びつける。
40m離れた直線上にもう一つの棒を挿して紐をピンと張って切れないようにくくりつける。
よくあるビニール紐なのに風が吹くと急に綱引きのような重さを感じ、真っ直ぐにもならない。
ひよっこの私には1人じゃ到底できない作業。
ライン引きの次は苗を植えるための穴掘り。
これも縦横両方ともに等間隔に掘る必要があるが、土の中は掘る場所掘る場所で大きな石が埋まっていたり粘土質で固くて掘れなかったりで全然真っ直ぐに掘れない泣しかも浅すぎると苗が風で飛んでいってしまうので深く掘らなきゃいけないのに土の固さに力が負けてしまい、体力も限界に近い。結構心が折れそうな作業を島の灼熱の太陽の下、行う。
(農業は単純作業だけどいかに楽に簡単に作業ができるかどうかを考えてPDCAを繰り返すという、知恵がつく作業だ。道具を使った方がいいのか使わない方がいいのか、どの持ち方でやるといいのかとか、穴掘り、草むしり1つとってもそうだ。という話はまた別でしたい)
それでも、辛い作業ではあるけど、2年育てて収穫できる時の喜びを考えると頑張れる。
さあ、明日からは青山学院大学のボランティア団体の子達が苗植えのお手伝いに来てくれるので楽しみだ!
彼らは自らボランティアのオファーをくれ、更に私たちの想いやこれからの活動について現地作業の前に一度聞きたいとの声をあげてくれたので、8月に東京で講演会を実施した。
今までの活動では、国内海外問わず、村づくりや家づくり、農作業のお手伝いなどかなり大きな規模で活動しているとのこと。29歳の私はそんな彼らに驚いたし、自分も大学生の時にそこまでやっておきたかった、という羨ましさを感じた。
ボランティアに興味を持ったが、そこまでの行動を起こさずにバイトを選んだことに、後悔はしていないがやっていたら違う世界が見えて違う生き方をしていたのかなとも思う。
2020.9.8-9
あいにくの雨連続。
いつもは島の天気は変わりやすいのだが、ずっと雨だったので畑の見学だけしてもらった。
彼らの手を借りることで作業的に助かることはもちろんだが、それよりも感じてほしいことがあった。
・農業の楽しさ
・慣れない作業ができたことの小さな喜び
・土を触り、汗びっしょりかくことで日々都会では感じられない達成感や癒し、自然との繋がり
を、ほんの少しでもいいから感じてもらうこと。
これは私が1年前に初めて収穫・出荷作業を毎日やったことで感じたはじめての感覚。
大変、暑い、疲れる、辛い、、けどまたやりたい。
無意識のうちに、パイナップルの農作業が心のオアシスになっていたのだ。
その感覚をとくに都心で生活する若い子達に感じてほしい。
とはいえ農業は自然との戦いな部分もある。
台風や天気に左右されるのがその象徴。
それでもパイナップルは育てなきゃいけないので、一歩一歩、これからも継続したいと考えている。
周りの友達や知り合いが、石垣島に遊びに行くついでに作業手伝いたい!と言ってくれるのは本当にありがたい。私のように普段は都心で働く社会人や大学生にも、楽しんで体験してもらえるようなコンテンツにできれば、農業に興味を持ってもらえるかなぁ。
今回はここまで。
また来月、石垣に行ったら書きたいと思います。
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