見出し画像

BOSSの「KATANA」ギターアンプの比較

使い勝手と出音の良さで人気のあるBOSSのギターアンプ「KATANA」から「gen3」が発売されることになりました。

「KATANA」シリーズは様々なバージョンやサイズがあって違いが分かりにくいです。

新しい「gen3」に買い替えたほうが良いか迷っている人もいると思いますので過去のモデルとの違いや比較をまとめていきたいと思います。

最初にバージョンやサイズ毎の大まかな違いを説明した上で、その後に同じサイズのアンプの中でのバージョンの細かい違いについて説明したいと思います。


◆無印の「KATANA」とMKⅡの違い

◇VARIATIONボタンが追加

MKⅡ以降のKATANAではVARIATIONボタンが追加され、それぞれのアンプモデリングについて異なるサウンド・キャラクターを楽しむことが可能になっています。

無印と比べて使えるアンプモデリングの数が倍に増えたような感じです。

アンプ・タイプをCRUNCHに選択すると、ヘヴィなリズム・ワークに適した歯切れの良いクランチ・サウンドが得られます。VARIATIONボタンを押すと、サチュレーションとサスティンが強調されるため、攻撃的な単音リフなどに最適です。
・・・
VARIATIONボタンを押すと、少しタイトでパンチの効いたモダンなUSサウンドへと変貌します。Eddie Van Halenが大好きという方には、彼のシグネチャー・トーン“ブラウン・サウンド” を想起させるBROWNがオススメです。VARIATIONを有効にすると、近年のVan Halenの作品を彷彿とさせるパンチの効いたサウンドになります。
・・・
CLEANを選択すれば、歌との相性にも優れた歯切れの良い明るいトーンが得られ、さらにVARIATIONボタンを押せば突き抜けるような高音域が付加されます。エレアコを演奏する時は、アンプ・タイプをACOUSTICに切り替えるとナチュラルな響きが得られます。VARIATIONボタンを押すと、より強調された高音と低音を奏でることができるのです。

KATANA-50 MkIIとKATANA-100 MkIIを徹底解剖
https://articles.boss.info/



◇POWER AMP IN 端子が追加

MKⅡ以降のKATANAではPOWER AMP IN 端子が追加されました。

「POWER AMP IN 端子」はプリアンプを通さずに、パワー・アンプに直接信号を入力する端子で、外部のプリアンプやアンプシミュレーター搭載のマルチ・エフェクターなどで作った音を、元のサウンドに近い状態で出力することができます。

特にBOSSのマルチエフェクター(GT-1000など)には「POWER AMP IN」用の出力の設定が用意されているため、自宅で練習している時と同じようなサウンドをスタジオやライブハウスで再現できるのが便利です。



◆「KATANA」MKⅡとGEN3の違い

◇Bluetoothでスマホなどに接続できる

GEN3になって「50」シリーズでもBluetoothでスマホなどに接続できるAudio MIDI Dual Adaptorに対応するようになり、スマホなどで音楽を再生したりエフェクトをエディットしたりすることができるようになりました。

ただ「Audio MIDI Dual Adaptor」は残念ながら別売りとなっていて別途購入する必要があります。

ちなみに第2世代(MKⅡ)でも有線のUSBケーブルでスマホとKATANAアンプを繋ぐことで、スマホで音色の編集・保存等をする方法があります。

詳細は以下の記事を参考にしていただければです。


◇PUSHEDというモデリングが追加

GEN3では目玉となる追加機能としてPUSHEDというモデリングが追加されています。

KATANA GEN 3の目玉となる追加機能は、新たなアンプ・タイプ「PUSHED」です。進化したTube Logicによる更なる表現力の向上から生まれたPUSHED は、ダイナミクスの強化にスポットライトを当てており、ドライブしたヴィンテージ・コンボ・アンプのような豊かなトーンを持ち、ピッキングに忠実に反応して心地よい歪みをもたらします。

BOSS KATANA GEN 3の新機能
https://articles.boss.info/


◇フットスイッチの切り替えの違い

後記のとおりフットスイッチの挙動が変わっており、無印とMKⅡはフットスイッチでBANKの切り替えができたのに対し、GEN3ではSOLOの切り替えができるようになっています。


◇USB端子端子

USBの端子はGEN3になって「タイプC」が採用されました。

BOSSの製品はマルチエフェクターなどでもタイプBのものが多かったのですが、最近はスマホなどもほとんどがタイプCになっているので不便だったんですよね。

そのため、やっとタイプCが採用されたのは嬉しいことです。


◇KATANA「GEN3」に乗り換えるべきか?

KATANAの「GEN3」の最大のメリットは50シリーズから「50」シリーズでもBluetoothでスマホなどに接続できるようになったという点にあると思います。

ギターアンプの音は近くで聞くのと遠くで聴くのでは周波数特性が全く違うので第三者に聴こえるのと同じようなサウンドを聴くためにはギタリスト自身もアンプとの間に一定程度の距離を置く必要があります。

しかしアンプと距離を置いてしまうと音量、ゲイン、イコライザーなどの調整が非常に面倒です。

アンプのところまで歩いていく 
⇒ EQを調整する 
⇒ 離れる 
⇒ この音じゃない 
⇒ アンプのところまで歩いていく 
・・・
という作業になって非常に面倒です。

そんな時にアンプのところまで行かなくても手元にあるスマホで細かい音質調整ができるのは非常に便利です。

手元にあるスマホで音質の調整ができればライブのリハの際にも観客席側に立ちながら調整もできてしまう訳です。

こういった点を重視するのであればKATANAの「GEN3」に乗り換えるメリットは十分にあると思います。


◆「KATANA」の「50」「50EX」「100」「100/212」「Artist」の違い


◇「50」と「50EX」の違い

「50」「50EX」の主な違いは、「50EX」のほうでは「GA-FC」「GA-FC EX」というフットスイッチを接続すると、音色を記憶できるチャンネル数が増えるという点です。


◇「50」と「100」の違い

・「100シリーズ」以上の機種には「PRESENCE」ツマミが追加されています。

・「50」シリーズでは記憶できる音色数が4音色であったのに対し、「100」シリーズからは8音色の記憶が可能になります。

・「100シリーズ」以上の機種にはセンド・リターン端子が追加されています。

・「100シリーズ」以上の機種ではLINE OUT 端子が追加されています。

ライブやレコーディングの際に、マイクを使わずに直接PAのミキサーの接続することでマイクの種類や位置による音の変化を防ぐことができ、アンプが本来持っているサウンドをライブ会場のメインスピーカーから出力することができたり、録音することができるようになります。

・EXシリーズと同様に「100」シリーズでは「GA-FC」などのフットスイッチが利用できるようになっています。


◇「100」と「100/212」の違い

「KATANA-100/212」は「100」シリーズのスピーカーを2発にして、その分サイズが大きくなって重くなったと考えると分かりやすいです。



◇「100」と「Artist」の違い

・「Artist」シリーズは「WAZA Speaker」というGreenbackのサウンドキャラクターをベースにしたスピーカーが使われています。

・「Artist」シリーズのMKⅡ、GEN3には「GLOBAL EQ」が付いています。

・「Artist」シリーズにはSPEAKER OUT 端子があり、KATANAをアンプヘッドのように使うことができます。

・「Artist」シリーズにはMIDI IN 端子があり、マルチ・エフェクターや、MIDI フット・コントローラーからKATANA-HEAD をコントロールすることができます。

・「Artist」シリーズは「100」シリーズよりも大きく、重いです。


以下、細かな違いについて見ていきたいと思います。

◆KATANA 50

無印

MKⅡ

GEN3


◇スピーカーのサイズ

無印、MKⅡ、GEN3ともに「30cm×1」


◇アンプモデリングの種類

アンプモデリングについてはMKⅡとGEN3にはVARIATIONボタンが追加されており、それぞれのタイプで異なるサウンド・キャラクターを楽しむことが可能になっています。

さらにGEN3では目玉となる追加機能としてPUSHEDというモデリングが追加されています。

無印:
ACOUSTIC、CLEAN、CRUNCH、LEAD、BROWN

MKⅡ:
ACOUSTIC、CLEAN、CRUNCH、LEAD、BROWN
+VARIATIONボタン

GEN3:
ACOUSTIC、CLEAN、PUSHED、CRUNCH、LEAD、BROWN
+VARIATIONボタン


アンプ・タイプをCRUNCHに選択すると、ヘヴィなリズム・ワークに適した歯切れの良いクランチ・サウンドが得られます。VARIATIONボタンを押すと、サチュレーションとサスティンが強調されるため、攻撃的な単音リフなどに最適です。
・・・
VARIATIONボタンを押すと、少しタイトでパンチの効いたモダンなUSサウンドへと変貌します。Eddie Van Halenが大好きという方には、彼のシグネチャー・トーン“ブラウン・サウンド” を想起させるBROWNがオススメです。VARIATIONを有効にすると、近年のVan Halenの作品を彷彿とさせるパンチの効いたサウンドになります。
・・・
CLEANを選択すれば、歌との相性にも優れた歯切れの良い明るいトーンが得られ、さらにVARIATIONボタンを押せば突き抜けるような高音域が付加されます。エレアコを演奏する時は、アンプ・タイプをACOUSTICに切り替えるとナチュラルな響きが得られます。VARIATIONボタンを押すと、より強調された高音と低音を奏でることができるのです。

KATANA-50 MkIIとKATANA-100 MkIIを徹底解剖
https://articles.boss.info/


KATANA GEN 3の目玉となる追加機能は、新たなアンプ・タイプ「PUSHED」です。進化したTube Logicによる更なる表現力の向上から生まれたPUSHED は、ダイナミクスの強化にスポットライトを当てており、ドライブしたヴィンテージ・コンボ・アンプのような豊かなトーンを持ち、ピッキングに忠実に反応して心地よい歪みをもたらします。

BOSS KATANA GEN 3の新機能
https://articles.boss.info/



◇「TONE SETTING 」ボタンの数

無印、MKⅡ、GEN3ともに
[CH1]ボタン
[CH2]ボタン
[PANEL]ボタン

「TONE SETTING 」ボタンは、パネル上で設定した音色を記憶したり、呼び出したりするためのボタンで、[CH1][CH2]×「BANK A」「BANK B」で4音色を記憶することができます。

◇入力端子

入力端子についてはMKⅡとGEN3には「POWER AMP IN 端子」が付いています。

無印:
INPUT 端子:標準タイプ
AUX IN 端子:ステレオ・ミニ・タイプ

MKⅡ:
INPUT 端子 標準タイプ
POWER AMP IN 端子 標準タイプ
AUX IN 端子 ステレオ・ミニ・タイプ

GEN3:
INPUT 端子 標準タイプ
POWER AMP IN 端子 標準タイプ
AUX IN 端子 ステレオ・ミニ・タイプ

「POWER AMP IN 端子」はプリアンプを通さずに、パワー・アンプに直接信号を入力する端子で、外部のプリアンプやアンプシミュレーター搭載のマルチ・エフェクターなどで作った音を、元のサウンドに近い状態で出力することができます。

特にBOSSのマルチエフェクター(GT-1000など)には「POWER AMP IN」用の出力の設定が用意されているため、自宅で練習している時と同じようなサウンドをスタジオやライブハウスで再現できるのが便利です。



◇出力端子

無印:
REC OUT/PHONES 端子:ステレオ標準タイプ

MKⅡ:
REC OUT/PHONES 端子 ステレオ標準タイプ

GEN3:
STEREO PHONES 端子 ステレオ標準タイプ

GEN3の仕様では「REC OUT」の文字が消えていますが、GEN3のブロック・ダイアグラムを見ると「PHONES /REC OUT」という記載がありますので、 PHONES 端子をREC OUTとして使えるということだと思われます。



◇対応フットスイッチ・ペダル

利用できるフットスイッチはどのバージョンもほぼ同じですが、無印とMKⅡはフットスイッチでBANKの切り替えができたのに対し、GEN3ではSOLOの切り替えができるようになっています。

「TIP」側で「クリーン」と「歪み系」を切り替えて「RING」側で「ソロの時にボリュームを上げる」というようにすれば分かりやすいと思います。

SOLOの切り替えが出来るようになって便利だと感じる人もいると思いますが、逆にBANKの切り替えができなくなって不便になったと感じる人もいるかも知れません。


無印:
EXP PEDAL/CTL CH1/CH2 端子TRS 標準タイプ
フットスイッチ:BOSS FS-5L、FS-6、FS-7
TIP CH1、CH2 を切り替えます
RING BANK A、BANK B を切り替えます。
エクスプレッション・ペダル:Roland EV-5、BOSS FV-500L、BOSS FV-500H

MKⅡ:
EXP PEDAL/CTL CH1/CH2 端子 TRS 標準タイプ
フットスイッチ:FS-5L、FS-6、FS-7
TIP CH1、CH2 を切り替えます
RING BANK A、BANK B を切り替えます。
エクスプレッション・ペダル:EV-30、FV-500L、FV-500H、Roland EV-5

GEN3:
TIP: CH1/CH2、RING: SOLO 端子 TRS 標準タイプ
EXP PEDAL 端子 TRS 標準タイプ
フットスイッチ:FS-5L、FS-6、FS-7
TIP CH1 / CH2 を切り替えます。
RING SOLO のオン/オフを切り替えます。
エクスプレッション・ペダル:EV-30、FV-500L、FV-500H、Roland EV-5


◇USB端子・Bluetooth

無印:タイプ B
MKⅡ:タイプ B
GEN3:タイプC、 Bluetooth(Audio MIDI Dual Adaptor)対応(※別売り)

USBはGEN3になって「タイプC」が採用されました。

BOSSの製品はマルチエフェクターなどでもタイプBのものが多かったのですが、最近はスマホなどもほとんどがタイプCになっているので不便だったんですよね。

そのため、やっとタイプCが採用されたのは嬉しいことです。

またGEN3になってBluetoothでスマホなどに接続できるAudio MIDI Dual Adaptorに対応するようになり、スマホなどで音楽を再生したりエフェクトをエディットしたりすることができるようになりました。

ただ「Audio MIDI Dual Adaptor」は残念ながら別売りとなっていて別途購入する必要があります。


◇消費電力

無印、MKⅡ、GEN3ともに
47W

消費電力、大きさ、重さは、どのバージョンも同じです。

機能が追加されているにもかかわらず、消費電力、大きさ、重さが同じというのは不思議な感じもしますね。

◇大きさ

無印、MKⅡ、GEN3ともに
470(幅)×238(奥行)×398(高さ)mm

◇重さ

無印、MKⅡ、GEN3ともに
11.6kg



◆KATANA 50 EX

EXシリーズはMKⅡとGEN3からラインナップされています。

MKⅡ

GEN3
2024年7月発売開始予定


◇スピーカーのサイズ

MKⅡ、GEN3ともに
「30cm×1」


◇アンプモデリングの種類


MKⅡ:
ACOUSTIC、CLEAN、CRUNCH、LEAD、BROWN
+VARIATIONボタン

GEN3:
ACOUSTIC、CLEAN、PUSHED、CRUNCH、LEAD、BROWN
+VARIATIONボタン

◇「TONE SETTING 」ボタンの数

無印、MKⅡ、GEN3ともに
[CH1]ボタン
[CH2]ボタン
[PANEL]ボタン

4音色を記憶することができます。

ただし、後記のとおり「EX」シリーズでは「GA-FC」「GA-FC EX」を接続すると、CH1、CH2の他にCH3 と CH4 を使用することができるようになります。

◇入力端子

入力端子についてはMKⅡとGEN3には「POWER AMP IN 端子」が付いています。


MKⅡ:
INPUT 端子 標準タイプ
POWER AMP IN 端子 標準タイプ
AUX IN 端子 ステレオ・ミニ・タイプ
LINE OUT 端子 標準タイプ

GEN3:
INPUT 端子 標準タイプ
POWER AMP IN 端子 標準タイプ
AUX IN 端子 ステレオ・ミニ・タイプ

「POWER AMP IN 端子」はプリアンプを通さずに、パワー・アンプに直接信号を入力する端子で、外部のプリアンプやアンプシミュレーター搭載のマルチ・エフェクターなどで作った音を、元のサウンドに近い状態で出力することができます。

特にBOSSのマルチエフェクター(GT-1000など)には「POWER AMP IN」用の出力の設定が用意されているため、自宅で練習している時と同じようなサウンドをスタジオやライブハウスで再現できるのが便利です。



◇出力端子

無印:
REC OUT/PHONES 端子:ステレオ標準タイプ

MKⅡ:
REC OUT/PHONES 端子 ステレオ標準タイプ

GEN3:
STEREO PHONES 端子 ステレオ標準タイプ

GEN3の仕様では「REC OUT」の文字が消えていますが、GEN3のブロック・ダイアグラムを見ると「PHONES /REC OUT」という記載がありますので、 PHONES 端子をREC OUTとして使えるということだと」思われます。



◇対応フットスイッチ・ペダル

「EX」シリーズでは「GA-FC」「GA-FC EX」を接続すると、CH1、CH2の他にCH3 と CH4 を使用することができるようになっています。


MKⅡ:
EXP PEDAL/CTL CH1/CH2 端子 TRS 標準タイプ
フットスイッチ:FS-5L、FS-6、FS-7
TIP CH1、CH2 を切り替えます
RING BANK A、BANK B を切り替えます。
エクスプレッション・ペダル:EV-30、FV-500L、FV-500H、Roland EV-5
GA-FC/CTL SOLO 端子 TRS 標準タイプ
GA FOOT CONTROLLER(GA-FC、GA-FC EX)


GEN3:
TIP: CH1/CH2、RING: SOLO 端子 TRS 標準タイプ
EXP PEDAL 端子 TRS 標準タイプ
フットスイッチ:FS-5L、FS-6、FS-7
TIP CH1 / CH2 を切り替えます。
RING SOLO のオン/オフを切り替えます。
エクスプレッション・ペダル:EV-30、FV-500L、FV-500H、Roland EV-5
GA-FC/CTL SOLO 端子 TRS 標準タイプ
GA FOOT CONTROLLER(GA-FC、GA-FC EX)


◇USB端子・Bluetooth


MKⅡ:タイプ B
GEN3:タイプC、 Bluetooth(Audio MIDI Dual Adaptor)対応(※別売り)

GEN3はBluetoothでスマホなどに接続できるAudio MIDI Dual Adaptorに対応しています。


◇消費電力

MKⅡ:47W
GEN3:47W


◇大きさ

MKⅡ:
470(幅)×238(奥行)×398(高さ)mm
GEN3:
470(幅)×238(奥行)×398(高さ)mm

◇重さ

MKⅡ:11.7kg
GEN3:11.7kg
重さも「EX」ではない機種とほぼ同じですね。


◆KATANA 100


MKⅡ

GEN3


◇スピーカーのサイズ

無印、MKⅡ、GEN3ともに
「30cm×1」


◇アンプモデリングの種類

アンプモデリングについてはMKⅡとGEN3にはVARIATIONボタンが追加されており、それぞれのタイプで異なるサウンド・キャラクターを楽しむことが可能になっています。

さらにGEN3では目玉となる追加機能としてPUSHEDというモデリングが追加されています。

さらに「100シリーズ」以上の機種には「PRESENCE」ツマミが追加されています。

無印:
ACOUSTIC、CLEAN、CRUNCH、LEAD、BROWN

MKⅡ:
ACOUSTIC、CLEAN、CRUNCH、LEAD、BROWN
+VARIATIONボタン

GEN3:
ACOUSTIC、CLEAN、PUSHED、CRUNCH、LEAD、BROWN
+VARIATIONボタン



◇「TONE SETTING 」ボタンの数

無印、MKⅡ、GEN3ともに
[CH1]~[CH4]ボタン
[PANEL]ボタン

「TONE SETTING 」ボタンは、パネル上で設定した音色を記憶したり、呼び出したりするためのボタンで、[CH1]~[CH4]×「BANK A」「BANK B」で8音色を記憶することができます。

◇入力端子

入力端子についてはMKⅡとGEN3には「POWER AMP IN 端子」が付いています。
また「50」シリーズと異なり「100」シリーズではセンド・リターン端子が追加されています。

無印:
INPUT 端子:標準タイプ
AUX IN 端子:ステレオ・ミニ・タイプ
SEND 端子:標準タイプ
RETURN 端子:標準タイプ

MKⅡ:
INPUT 端子 標準タイプ
POWER AMP IN 端子 標準タイプ
AUX IN 端子 ステレオ・ミニ・タイプ
SEND 端子:標準タイプ
RETURN 端子:標準タイプ

GEN3:
INPUT 端子 標準タイプ
POWER AMP IN 端子 標準タイプ
AUX IN 端子 ステレオ・ミニ・タイプ
SEND 端子:標準タイプ
RETURN 端子:標準タイプ



◇出力端子

「50」シリーズと異なり「100」シリーズではLINE OUT 端子が追加されています。

ライブやレコーディングの際に、マイクを使わずに直接PAのミキサーの接続することでマイクの種類や位置による音の変化を防ぐことができ、アンプが本来持っているサウンドをライブ会場のメインスピーカーから出力することができたり、録音することができるようになります。


無印:
REC OUT/PHONES 端子:ステレオ標準タイプ
LINE OUT 端子:標準タイプ

MKⅡ:
REC OUT/PHONES 端子 ステレオ標準タイプ
LINE OUT 端子:標準タイプ

GEN3:
STEREO PHONES 端子 ステレオ標準タイプ
LINE OUT 端子:標準タイプ


◇対応フットスイッチ・ペダル

「50」シリーズと異なり「100」シリーズでは「GA-FC」などのフットスイッチが利用できるようになっています。


無印:
EXP PEDAL/CTL CH1/CH2 端子TRS 標準タイプ
フットスイッチ:BOSS FS-5L、FS-6、FS-7
TIP CH1、CH2 を切り替えます
RING BANK A、BANK B を切り替えます。
エクスプレッション・ペダル:Roland EV-5、BOSS FV-500L、BOSS FV-500H
GA-FC 端子:TRS 標準タイプ
GA FOOT CONTROLLER(GA-FC)

MKⅡ:
EXP PEDAL/CTL CH1/CH2 端子 TRS 標準タイプ
フットスイッチ:FS-5L、FS-6、FS-7
TIP CH1、CH2 を切り替えます
RING BANK A、BANK B を切り替えます。
エクスプレッション・ペダル:EV-30、FV-500L、FV-500H、Roland EV-5
GA-FC 端子 TRS 標準タイプ
GA FOOT CONTROLLER(GA-FC、GA-FC EX)


GEN3:
TIP: CH1/CH2、RING: SOLO 端子 TRS 標準タイプ
EXP PEDAL 端子 TRS 標準タイプ
フットスイッチ:FS-5L、FS-6、FS-7
TIP CH1 / CH2 を切り替えます。
RING SOLO のオン/オフを切り替えます。
エクスプレッション・ペダル:EV-30、FV-500L、FV-500H、Roland EV-5
GA-FC(TIP: CH1/CH2、RING: SOLO)端子 TRS 標準タイプ
GA FOOT CONTROLLER(GA-FC、GA-FC EX)


◇USB端子・Bluetooth

無印:タイプ B
MKⅡ:タイプ B
GEN3:タイプC、 Bluetooth(Audio MIDI Dual Adaptor)対応(※別売り)

「50」シリーズと同じく、USB端子についてGEN3になって「タイプC」が採用されたことと、EN3になってBluetoothでスマホなどに接続できるAudio MIDI Dual Adaptorに対応するようになりました。



◇消費電力

無印、MKⅡ、GEN3ともに
77W


◇大きさ

無印、MKⅡ、GEN3ともに
530(幅)×248(奥行)×484(高さ)mm

◇重さ

無印、MKⅡ、GEN3ともに
14.8kg


◆KATANA-100/212



前記のとおり「KATANA-100/212」は「100」シリーズのスピーカーを2発にして、その分サイズが大きくなって重くなったと考えると分かりやすいです。

またMKⅡとGEN3の「KATANA-100/212」には「CABINET RESONANCE」スイッチが追加されています。

◇スピーカーのサイズ

KATANA100:無印、MKⅡ、GEN3ともに
30cm(12 インチ)×1

KATANA-100/212:無印、MKⅡ、GEN3ともに
30cm(12 インチ)×2

◇大きさ・重さ

KATANA100:無印、MKⅡ、GEN3ともに
530(幅)×248(奥行)×484(高さ)mm
14.8kg

KATANA-100/212:無印、MKⅡ、GEN3ともに
670(幅)×248(奥行)×484(高さ)mm
19.8kg

◇CABINET RESONANCE

無印:なし
MKⅡ:あり
GEN3:あり

接続されたスピーカー・キャビネットの響きに変化を加えます。

VINTAGE
ビンテージ・キャビネットの暖かく甘いサウンドです。

MODERN
引き締まった低域が特徴の、モダンなキャビネット・サウンドです。

DEEP
迫力のある低域に加え、エッジが際立つサウンドです。

BOSS KATANA 取扱説明書


◆KATANA-Artist

「Artist」シリーズの特筆すべき点は「WAZA Speaker」というGreenbackのサウンドキャラクターをベースにしたスピーカーが使われていることです。

「WAZA Speaker」が搭載されているArtistと、それ以外のKATANAシリーズのアンプは音が全く違うと言っても過言ではないと思います。

以下の動画が分かりやすいと思いますが多くの人が「WAZA Speaker」のほうが音が良いと感じると思います。


その他の特徴としては「Artist」シリーズのMKⅡ、GEN3には「GLOBAL EQ」が付いています。

また無印、MKⅡ、GEN3ともに「Artist」シリーズには
・SPEAKER OUT 端子
・MIDI IN 端子
が付いています。




◇GLOBAL EQボタン


無印:なし
MKⅡ:あり
GEN3:あり

◇SPEAKER OUT 端子

無印:あり
MKⅡ:あり
GEN3:あり

SPEAKER OUT 端子があることでKATANAをアンプヘッドのように使うことができます。


◇MIDI IN 端子

無印:あり
MKⅡ:あり
GEN3:あり

MIDI IN 端子があることでマルチ・エフェクターや、MIDI フット・コントローラーからKATANA-HEAD をコントロールすることができます。


◇スピーカー

無印、MKⅡ、GEN3ともに
30cm×1

◇大きさ・重さ

無印、MKⅡ、GEN3ともに
630(幅)×248(奥行)×515(高さ)mm
19kg














いいなと思ったら応援しよう!