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格安SSD(ORICO「Y20」)レビュー&Dropboxを外部ストレージに移動する方法
Amazonのブラックフライデーセールで格安のSSD(2TB)を購入したので簡単にレビューしたいと思います。
◆ORICO「Y20」
購入したのはORICOの「Y20」という以下の製品。
2024/11/27時点で1万1985円でした。
内蔵型ですが、SSDなのでケースに入れると外付けSSDとして使うことができます。
箱の中にはSSD本体の他に、ネジとドライバーが入ってました。
以前に古いノートパソコンのHDDをSSDに換装する時に使って余っていたロジテックの換装キットのケースが余っていたので、私はこのケースを使いました。
ただこのロジテックのケースは、購入したSSD(ORICO「Y20」)と相性が良くないようで、ケースにSSDを入れようとするとケースとSSDの端子付近が干渉してSSDが斜めに起き上がってしまいます。
真っ直ぐにしようとするとテコの原理的な感じで端子に負担がかかってしまい怖いです。
「端子が折れたら嫌だな・・・」と思いながらそっとケースのフタを閉じたところ無事に使えましたが精神衛生上あまり良く無さそうです。
端子への負担が気になる場合にはケーブルのみのタイプの変換アダプタを使ったほうが良いかも知れません。
ORICOの「Y20」は内蔵型なのでSSDとして使用する前にフォーマットをする必要があります。
Windowsの「ディスクの管理」から新しいSSDを選択して、右クリックから「フォーマット」をします。
ファイルシステムは「NTFS」を選択すればOKです。
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「CrystalDiskMark」で速度を計測した結果は以下のとおり。
SSDとしては特に速い訳ではないけれども頻繁に動画作成したりする用途でなければ、普通に使えるレベルという感じです。
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TLCなのかQLCなのか表記がありませんが、TLCであればその旨が仕様に明記されていることが多いので、QLCかも知れません。
1GB程度のZIPファイルをコピーしてみたところすぐに完了しました。
数百GB程度のファイルをコピーした場合にはキャッシュ切れを起こす可能性があるかも知れません。
ただDTMの用途で使う範囲では数百GB程度のファイルを一度にコピーする場面はあまりないので問題ないかなと思います。
ちなみにPC本体のCドライブの速度は以下のとおり。
SATAなのでこちらも速くはありません。
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昨年「ふるさと納税」でもらったバッファローの SSD-PG2.0U3の速度は以下のとおり。
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こうしてみると大差ないので、格安SSD(ORICO「Y20」)でも特に問題は無いように思います。
◆Dropboxを外部ストレージに移動する方法
私はPCの「Cドライブ」にDropboxフォルダを設定した上で、Dropboxフォルダの中にマイドキュメントフォルダを入れて、曲のデータや各プラグインの設定データなどを保存しているのですが、プラグインの数が増えるにつれて「Cドライブ」(1TB)の容量が9割近くになってしまいました。
音源系のプラグインのコンテンツファイルは外部のSSDに保存したりしていたのですが、それでも「塵も積もれば」という感じでプラグインを数百個入れている状況ではCドライブを圧迫していきます。
そこで新たにSSDを用意して、Dropboxフォルダ及びマイドキュメントフォルダも外部のSSDに入れてしまうことにしました。
Dropboxフォルダ内のファイルはリアルタイムでバックアップされていくので、万が一SSDが故障した時にも安心感があります。
Dropboxを外部ストレージに移動する方法は簡単で、
Dropboxの基本設定
↓
同期
↓
Dropboxの場所
で外部ストレージを選択するだけです。
ファイルが多いと時間はかかりますが自動で外部ストレージにDropboxを移動してくれます。
Dropboxを外部ストレージに移動することで、CDドライブの容量に余裕ができるので便利です。
ただし、Dropboxを外部ストレージに設定した状態で、外部ストレージを取り外すと、Dropboxが「データが削除された」と勘違いをし、クラウド上のデータも削除されてしまった、という情報もあるようです。
私は今のところ外部ストレージを外しても「外部ストレージが見つからないからDropboxを終了させますか」というような確認画面が出てきて、クラウド上のデータが削除されたという事故は経験していません。
またクラウド上のデータが削除されても一定期間は回復できるはずなので、気をつけて使っていれば大きな事故にはならないような気もします。
ただDropboxを外部ストレージに設定した場合には、PCを起動した状態のまま外部ストレージを取り外さないように注意をしておいたほうが良さそうです。