日本の古代氏族と、忍者。

・さて、初めに書く外題は、「古代氏族」と
「忍者」です。
「忍者」、と言うと、「オイオイ、忍者ってチャンバラとファンタジーの産物だろ?」と「虫唾」が走り、「嫌な人」もおりましょう。
此処で「断言」しておきますが「忍者」は
「実在」します。
と、言うと、「拍子抜け」するでしょうが
皆様の「考えている忍者」はちと「違う」の
です。
では、「リアルの忍者」とは何か?、と言うと
詰まりは「スパイ」と言う事です。
詰まりは「歴史の中に存在する忍者」は
「諜報員としての忍者」であり
「007」や「鬼平犯科帳」の「小房の粂八」の様な
「密偵」と同じ「影人(かげにん)」なのです。
実は「忍者」は「日本の素晴しい文化」なのですが
「問題点」もあるのです。
よく「日本のニュース」では、「政治家」が
「秘書がやった事なので」と、「逃げる事」が
多いですが、其れは「武士・忍者」などを
紐解けば「判ります」。
「日本の政治」、其れは「祭祀政治」なのです。
それは、「日本」が「古代」より「天皇」と言う
「シャーマン的祭祀王」により始まり、
「儀式(祭祀)」を「滞り無く」行う事で
「農耕」を「守る」と言う、「意味があります」
然し、「農業」は「切り取った自然」で
「環境保全」をし、「外敵」を「排除」しなければ
「作物」は「育ちません」。
よく「自然を守ろう」と言う「幻想」を言いますが
本来、「人間」は、「自然」を「切り取り」、
「創造」する事で、「生きてきた」のです。
何故、「こんな事」を「説明する」のか??
其れは、「武士」と「忍者」の「始まり」に
「大きく関わる」のです。
〜忍者・武士の始まりは複雑〜
・さて、「日本人」は「優しい」反面
「臆病」で「排他的」であるところがありますが、
逸れこそ、「日本の歴史」なのです。
「日本」には、「蝦夷」、「隼人」、「球磨」、
「曽於」、「筑紫」、「松浦」、「豊ノ国」
「安曇」、「宗像」、「対馬」、「越智」、
「出雲臣」、「佐伯」、「紀氏」、「土雲」、
「葛城」、「賀茂」、「秦」、「古志」、
「大伴」、「物部」、「吉備」、「尾張」
「滋野」、「服部連」、「漢氏」、「小野」
「安倍」、「沙沙貴氏」・・・、多くの「古族(こぞく)」と言うべき、「部族」や「氏族」がおりました。
「天皇」は、「紀元前1世紀〜紀元1世紀」には
「あった」はずで、「多くの氏族」を
「連れて」、「日本」に来ました。
恐らくは、「その時の中国」は、「楚漢戦争〜
三国時代」で、「戦乱」の「時」で
「戦乱」を避けて、「移住した」、「大氏族」で
ありましょうか?
当時は、「まだ遠い先祖」が「ウホウホ」してて、
「狩猟・漁業・採取」をしていた「頃」、
「天皇家」は、「鉄・稲・馬」を「携え」
「圧倒的」な「物量」で「日本古族」を
「切り従え」、「部族」の「長」に「なった」のです。
その時、「天皇」は、「部民」と言い、
「部族」を「技術」、「生業」、「特産品」で
「分けて」、「氏族」にしたのです。
それは、「曲部」つまり「氏族毎の支配下民」、
「友部」、「長谷部」、「日下部」、「曽我部」、「巨勢部」、などで
「品部」は、「矢部」、「矢作部」、「弓削部」
「饗部」、「犬飼」、「鳥取」、「錦織」、
「服部」、「鍛冶部」、「酒部」、「猪狩」
「土師」、「麻積」「鵜飼部」、「鳥飼」、「海部」などです。
そして、「天皇」の「近臣」や「農耕者」以外は
「差別」し、「海浜」や「山地」などの
「僻地」に「送り」、「開拓」と言う名の
「左遷」をしたのです。
そして、「部族断ち切り」を「曲部」にし、
「隷属」させたり、「防人」として
「天皇」の「尖兵」としたのです。
よく「武士」を、「武装農民」、
「在庁官人(地方豪族の地方役所の役人)」、
「武芸者(武技を以て邪を払う祭祀人)」の
「三説」があります。
然し、この「三説」を「分けて考える」のは
「ナンセンス」でしょう。
詰まり、「武士」は、「武装農民」、「在庁官人」
「武芸者」の「三者」が「混在」し
「交わった姿」でしょう。
と、言うのも「分割」すると、「説明出来ない」
「謎」があります。
其れは、「武装農民」とすると、「武士」の中には、「農業」に「足」を「置かず」、「渡辺氏」や
「鈴木・亀井氏」、「平氏」、「原田氏(九州)」
の様に「経済」、「流通」を「軸」にしている
「武士」もいますし、「在庁官人」だと
「藤原氏系」、「源氏」、「平氏」などの
「都系の氏族」や、「僧兵」、
「神人(じにん。神社に仕える、下級神官)」が
「武士」になる事の「説明」がつかず
「武芸者」だけだと、「前二説」が
「説明つかず」になります。
更に、「北面の武士」と言う、「天皇」の
「警固武士」には、「天皇の護持僧」や
「神官」もおり、「地方の祭り」では
「鎧兜姿」をした「侍役」が、「四股」を踏み
「清める」事をします。
詰まり、「武士」とは、「軍人」としてでなく、
「祭祀」や、「儀式」的な面が多分にあります。
「武士」は、「魔」や、「鬼」を払う
「清め」の力がある一方、「ケガレ」を纏った、
「人外」に思われていたでしょう。
その「始まり」は、「部民」や「古代部族」を
「編成」した、「防人」や「曲部」、
そして「朝廷」に仕える「影人(かげひと)」や
「呪術者」、「武装農民」、「在庁官人」、
「武芸者」・・・それらの「纏まり」が
「武士」です。
そして、「其れが始まった」のが、「奈良飛鳥朝〜平安期」に、「天皇家」が確立され、
「藤原鎌足」ら、「藤原独政」を「確立」し、
「古族」や「古代貴族」の「排除」により、
「始まり」、「政治」は、「祭祀」や「行事」を
「専念」し、「穢れた事」や、「諸事」は、
「身分低い者」に「押し付け」、「切り捨てる」のです。
「忍者」にも、「同じ事」が言えます。
「忍者」には、「渡来人(外国人系)」、
「修験者(国家仏教に反発し、神道、仏教と諸宗と、山岳信仰を混ぜた土着信仰の行者)」
「落人」、「賤民」の四者がおりますが、
これも、「分ける」のでは無く、
「複雑」に、「混在」した「存在」でしょう。
つまり、「元」は、「天皇」に仕え、
「孫子」や「六韜三略」、「奇門遁甲(中国古来の呪術兵学。忍術でも馴染みの印などもある)」を
以て仕え、「諜報」や、「軍事」で仕えた
「官人」や、「役行者」、「行基」などの
「国家仏教」に「反発」し、「民間信仰」と
「仏教」、「道教」、「陰陽道」を「混ぜ」、
「呪術」と「シャーマニズム」を使い
「民衆」を導き、「民衆と戦った」その
「武術(山伏兵法)」と、
「平家」や「南朝」、「滅亡大名」の「家臣」等、
「戦犯」や「罪人」が「食うため」の
「盗術」、「スパイ術」が「発展」し、
そして、「武士」が「卑怯」を嫌い、
「舎人(館に泊まり、護衛する下級兵)」や
「禿(お河童の子や使い走り。孤児や賤民が多かった)」
「雑色(武士等に仕える役人等)」などの
「武士の奉公人」や「兵士」の「密偵」。
そして、「非人」、「鉢屋」、「院内」、
「呪師」、「声聞師」、「行人」、「神人」、
「乞食」、「盗賊」、「山人」、「小法師」など
「差別」され、「汚いと言われた人々」を
「使い捨て」で、「諜報」させたり・・・・
そうした「人々」が、「秘伝の武術」を
「極め」、「自治独立」し、「スパイの派遣業」
をして、「食って言った」のでしょう。
長くなりましたので、今宵はこれにて。

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