0912

文字は変化していくらしい。
最近「自分が一年前に書いた字が自分のものとは思えなかった」ということがあった。高校生の頃は「高橋愛ちゃんに似てる」と複数の人から言われていたのに、今じゃ全く言われなくなった。少しずつ顔も変化していく。
性格はどうか、自分ではわからないけれど、摂取するものや触れ合うものによって価値観は変わる。口調や好みなんかも、恐らくそこに含まれる。
では、「私が私である」という認識は一体どの部分でされるのか、ということを最近はずっと考えている。
もし私の魂が、今の装備である体を脱ぎ捨てて、別の入れ物に宿った時、それは私なのか?

職場で見せる愛嬌ぶりぶりの私も、家族の前で見せるだらしない私も、友達の前で見せるおちゃらけた私も、好きな人の前で見せる強がってしまう私も、全部が私であることに間違いはないのに、たまに「こんなの私らしくない」と認められない時がある。そう思うことなく、全てぎゅっと抱きしめるぞ。

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今月は、私の誕生月!
昔も今も変わらず祝われるのは好きじゃないという、贅沢な悩みを抱えながら静かに歳を重ねるとしよう。
毎年恒例となった「vs己」という目標を今年もたてて、去年と変わらない一年を過ごしたい。
わたしより数年先を、好きな人が歩いていることにものすごく救われる夜もあるということを、いつか好きな人にも伝えたい。

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