こういうのもアリ?前世物語 【シンクロニシティ・ストーリーズ③】
ある日突然、職場をクビになってしまった私。
事前に自分を占い、一波乱あることは知っていましたが、とはいえ「そうなる理由」までは分からない。
なぜ?クビになるような大きなミスも何もしていないのに……。
そこで、その理由を解き明かしたい衝動に駆られ、私はあるクレアボヤントの先生を訪ねました。
「会社をクビになった理由と、シンクロの意味を知りたい」と……。
これはその時のリーディング結果についてのお話です。
クレアボヤントの口から語られる人物像に心当たりが…
先生は、深呼吸の後 目を閉じて私のオーラを視始めました。
「……あなたは、もう自分で分かっていたみたいですよ」
そのまま見えたことを話し続け、私はただじっとそれを聞いていました。
「あなたは本当は分かっていて、ずっとフタをしていた。こういう形でないと、進むべき方向へ進もうとしないので。
そこへ行かなければならない……生まれる前から決まっていた。今、そのフタが開いてしまった」
「山の上に、小さな祠(ほこら)が見えます。
あなたと、誰かもう一人がそこを守っている。
古い……紀元前とかの白装束のような衣装……
巫女と神官……今世で出会う約束をしていた」
「その時ふたりが交わした会話が聞こえて来る。はっきり聞こえます。
カルマになって来ている 出会って解き放つための。
出会ったことでスイッチを押すための仕掛けになっていた」
語られるその言葉の一つひとつを聞きながら、私は内心かなりの動揺を覚えていました。
今世で出会っているという、その神官の名は……その名は……
「Kちゃん!間違いない!」そんな確信が胸をよぎりました。
私が唯一心を開いた相手、Kちゃん
先生によると、私たちは遠い遠い太古の時代、
土着信仰のシンボルのような祠を守る、いわば生贄みたいな神職者だったのだそうです。
神に遣えるため自由が全くなく、息苦しい中で秘めざるを得ない強い想いがあったとのこと。
「自由になりたかった。約束……その続きをしようという約束。
過去世では諦めた、再び出会って新しく作り直す……絆のようなものを」
聞けば聞くほど、私の中では「絶対に彼だ」という確信がますます強くなるばかりでした。
この、Kちゃんというのは私が唯一頭が上がらない相手でした。
とにかく存在感が重々しくて、言うことがいちいち痛い所を突くような人。
礼儀正しく常識もある若者でしたが、見た目がかなりやんちゃで、パンクバンドのボーカルもやっていたりして、社内でも特に目立つ存在でした。
「け、Kくん……怖いよ。道歩いててぶつかったら刺されそうだ」
上司が彼のことをこう表現していましたが、なるほど言い得て妙だと思ったくらいです(笑)
――そんなKちゃんでしたが、どういう訳か私とはウマが合い、いつも二人で小難しい議論をああだこうだと語り合っていました。
性格ははっきり言って一致点のかけらもありませんが、お互いに醸し出す空気感がとても似ていました。
私たちは、このタイミングで出会うことになっていたのだそうです。
出会って絆を結び、結び直すことでちゃんとほどけて、お互いがお互いに本来進むべき「生まれる前に決めて来た道」へ行く、と。
そのためのスイッチを押す仕掛けが施されていたのだと。
「初めて前世を視た」というクレアボヤントの言葉に唖然
リーディングの後、驚いたことに先生は私に向かってこう言ったのです。
「びっくりしちゃったー!前世ってホントにあるんだ!!」
……ハイ?
「そういうのあるって知ってはいたけど今まで半信半疑で、でもバーンと見えちゃって。見えたものはそのまま伝えなきゃいけないでしょ」
「……え、いつもはそういうの見えないんですか?」
「うん。よく、飼ってる犬の姿とか、あと蕎麦、蕎麦(そば)って聞こえたり」
「そ、蕎麦…??」
「私も不思議に思ってその方に聞いたら、『あっ今蕎麦打ちに凝ってるんです』って」
うーん、びっくりしちゃったって言われても、ねえ(^^;
その先生の感想に、むしろ私の方がびっくりしちゃったよ(笑)
でも、だからこそこのリーディング結果はちょっと信じてみたいかも、と思いました。
視た本人が驚いているくらいだから、口から出まかせって訳でもなさそうだしね。
神様のなさることにはいつも感心・感動の私に、
「俺は、神様なんて大っ嫌いです。縛られない自由人でいたい」
と、Kちゃんは日頃から言い放っていたのですが……
そのことを先生に伝えると、
「だって(前世では)自由になりたかったんだもの~。(今世で)神様が嫌いなのはそういう理由」
とのことで、えー前世の影響ってそんなところにも出るの?と面白く思いました。
後でこの時のことを書いたメモを見せたら、Kちゃん、絶句していましたっけ(笑)
生まれる前に決めてきた、それぞれの道
先生によれば、私たちはここから「生まれる前に決めてきたそれぞれの道」に向かうことになっていた、ということです。
(まあ実際、私はここから本格的に現在の道に足を踏み入れた訳ですから、そのリーディング結果は間違ってはいませんけどね)
そのための合図として、『意味ある偶然の一致』であるシンクロ現象が続いたのではないかと、個人的には思うのです。
時に天は、そうした分かりやすいサインを使って私たちを導いてくれるのかもしれませんね。
「出会って絆を結び直し、そして解くこと。私たちの出会いにはそういう意味がある」
そう言った私にKちゃんが一言、
「あんた、すげえな!!」と……。
実はこの日、私に会う直前にバンド仲間と会っていた彼は、
バンド解散の危機を迎え、まさにそれと全く同じ言葉を口にしていたのだそうです。
それこそがシンクロのダメ押し、そして彼にとっては何よりも「この話が眉唾ではないこと」の証明になったのではないかな、と思います。
いつも絶対に敬語を崩さなかったKちゃんが、あの日、私にくれた最大限の賛辞。(「あんた」なんて呼ばれたのはこの時が最初で最後w)
あの時の言葉は、私にとっても忘れられない宝物になりました。
彼にはそれ以来一度も会っていませんが、
それからきっかり10年後、まさかのシンクロの続きが起ころうとは……!
次回はこのシンクロストーリーズの番外編、
「出会いを予告されていた相手、Kちゃんと私について」
のお話です。
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