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小学生の息子2人の夏休みを利用して、男3人でインド旅行に行った話_7(アムリトサル前半)

前回は世界遺産タージマハルの町についてnoteしました。今回はアムリトサルの町での出来事をnoteします。

私もはじめて訪れるアムリトサルは、活気に加え、ヨーロッパのような街並みが広がり、楽しめそうな予感がしました!

今回も早朝にアムリトサルに到着した3人。寝ながらのバスの移動は楽でしたが、トイレ休憩がほぼ無く、到着してまずしたことはトイレを探すことでした(苦笑)。

旅も10日を過ぎ、そろそろ体調不良者が出ると予想。アムリトサルでは身体をしっかりと休ませたいと思っていたので、星付きのホテルを2泊ネット予約をしておきました。いままでの「●●ゲストハウス」とは明らかにたたずまいが違い、また守衛が立っている豪華なホテルに子供たちはテンションが上がり、飛び跳ねて喜んでいました(笑)

私が子どもの頃はTVCMや漫画などで見かけるインド人の描写と言えば、「ターバン×カレー or ターバン×コブラ使い」と限定されるくらい、インド人=ターバン巻いている人という印象が強かったのですが。。。ターバンを巻いているのは実はインド人の総人口のたった数%ほどしかいない、『シク教徒』の人たちで、今訪れているアムリトサルはその『シク教』の聖地がある町です。そのため3人はまずは聖地を巡礼しようと、聖地黄金寺院に向かいました。

黄金寺院の敷地は広く、本堂の他にも無料の宿泊所や無料で食事を提供していただける施設もあり、異教徒にも分け隔てなく公開・共有をされているところが、シク教の寛容さを感じさせてもらいました。

ただし、なんでもOKというわけではなく、下の写真のようにターバンもしくは、髪をバンダナのようなもので隠す必要があるのですが、私が巻いた方が髪が隠れていたのですが、シク教徒の方に「それじゃダメだ!」と巻き直していただいたのですが、前髪が出てました。。。。基準が分からん。
また膝がでてしまう半ズボンはNGなようで、途中で私は着替えてこいと注意をされたので、一度ホテルに戻りました。

黄金寺院で無料でふるまわれる食事を食べているところ。

2日目の朝発熱した長男。初めてインドで病院を受診し、初めてインド人に呆れられました!

予想通りと言えば予想通りだったのですが、アムリトサル2日目の朝。起きると長男が苦しそうに、、、うめいており体が熱い。よく頑張った方だが、ついに来たか!!
私が体調不良だったら適当に薬局で薬を買って寝ることにしますが、最悪のケースはデング熱の可能性も。多少大げさかもしれないが、病院に行くことにしました。
ここで、この時の為に旅行の直前に加入したゴールドカードに付帯されている保険の出番だ!と思い出し、庶民の私には使い方がわからないので、オペレーターに電話をしました。

・会員本人ではないので、診察料は現地で一旦支払い、帰国後請求。
・病院への往復交通費や薬代も請求可能
・病院の指定はない

ということなので、とりあえず、フロントのさわやかなイケメンに病院を紹介頂き、タクシーも手配してもらい病院に向かいました。

しかし私がアホでした。。。。。。
慌てていた私はパスポート一式をホテルに置き忘れていて、病院の受付ではパスポートがないと受診出来ないの一点張り。これは困った、、、。

でも隣で苦しくて唸っている息子を置いて、往復1時間をかけてホテルには戻れない。私はほとんど英語を喋れないので、送ってくれたタクシーの運転手も巻き込んでネゴを開始しました。インドではこういう時ひるむと負けなので、とりあえず受付からは一歩も動かないのが私の役割(苦笑)

なんとか、スマホに保存していたパスポートの写真で許してもらい、ビザナンバーではなくビザ申請ナンバーで受診許可を出してもらいました、、、。この時ほぼ初めてインド人「この日本人のしつこさには、まいったな・・・」という呆れ顔を見た気がします。(その節は本当に申し訳ございませんでした・・・)

その後、血液検査をして無事終了したのが、15時頃ですでに4時間以上経過していました。長男は処方された薬が効いて、多少良くなっていた為、ほっとひと安心。

光り輝く夜の黄金寺院にて。シク教徒の方に教えてもらった指の組み方でお祈り中。

デング熱などの懸念もなく安心しましたが、病院から帰るタイミングでまた問題が発生。

じゃあ帰るかとなったがまた問題が、、、中規模程度の病院だったのですが病院前の待機タクシーや巡回バスがいないのです。通りに出ても市街地から30分くらい離れているからか、流しもいない。ウーバーを利用しても誰もマッチしない、、、。えっこのままだと、徒歩かヒッチハイクでホテル戻るのかな!?

こちとら保険請求という無敵のカードがあるのに、インドの方々!!こんなにおいしいお客(カモ)はいないですよ、、、。

うろうろといつまでも帰らない3人に、見かねた病院のスタッフが

ス「お前どこ泊まってるんだ?」
私「ラマダだ!」
ス「そうかラマダの近くか!あそこら辺は中心地でいいとこだ。」
私「イヤ、ラマダに宿泊しているんだ!」
ス「おぉマジか!エクスペンシブなホテルではないか!?ラマダだったら、ホテルのハイヤーサービスがあるだろ。今すぐホテルに電話して迎えに来てもらえ(はよ、帰れ)!」

と教えてもらい、無事帰ってこられました(苦笑)

ホテルでは、まだごはんを満足に食べられない長男にフルーツをサービスして頂きました。ラマダホテルさん本当にありがとうございました!
今回ほぼ1日が潰れてしまいましたが、、、想定していた体調不良の対策が事前にとれていたので、なんとか対応できたことに胸をなでおろしました。

※このnoteは2023年8月6日~8月7日までの出来事を記載しています。

次回はアムリトサル後半。日本人に会って卓球をする話。

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