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小学生の息子2人の夏休みを利用して、男3人でインド旅行に行った話_11(最終目的地・レー)

本当は1週間程度は滞在したかった温泉地マナリ。次の目的地レーに向かうバスの都合で、泣く泣く3日で出発することになりました。レーに向かうバス移動についてnoteします。

マナリ〜レーへの道中は100人中100人が『過酷』と答える酷道だった。

さて急遽15日に出発することになったのですが、行くとなれば「しっかりと
高山病対策をしなくては!」と考え、薬局で酔い止めと高山病薬(ダイアモックス)を購入しました。ダイアモックスは15錠で約100円。日本だと10錠7900円(診察料込み)とみかけたので、もはや同じ薬なのかを疑うレベルの値段。

インドは貧富の差が激しいので、水や薬の必需品は政府が安く供給するようにしている。と、その後レーの街で出会った大学生が教えてくれました。

さて当日朝の5時。ここから15時間バスで、レーへ向かう。バスはまずニューマナリという地区で乗客を拾い、私たちが滞在しているバシスト地区を寄る。
バシスト地区のホテル街は高台にあるので「国道まで降りて、国道とぶつかる交差点で待っていてくれ」と言われたので時間通りに待っていたのだが、
結局バスは私たちに「レーに行く日本人だな?ちょっと待ってろ」とピックアップせず、バシストのホテルエリアまで他の乗客をピックアップしに行った(笑)
我々は何故、真っ暗な朝の道を野犬におびえながら国道まで降りてきたのだろう。。。。??と思ったが、これもインドだと思い、深く考えないことにした。

レーに行くバス。20名ほどは乗ることが可能で、今回は満席でした。

バスは出発後、悪路をぐんぐんすごい勢いで高度を上げていったので「これは早々に高山病になりそうだな」と考えました。

5時に出発後、朝の七時位に朝食休憩。その後も2、3時間毎に小休止。

朝食休憩が終わったあとから段々と次男の元気がなくなっていきました。
そうこうしていると「吐きそう」と言い、袋を用意していると、、、直後に(大きいのが)漏れそうというので、エマージェンシートイレ(そんな言葉あるのかな?)だと伝えバスを停めてもらいました。

汚い話で恐縮ですが、次男初の野糞経験!人間にとって食事と排泄は非可分であるがために、生活の中で排泄は不可避です。しかし人間の排泄は場所の制約を受けており、日本人の中には「和式は無理」など、施設のえり好みをされる方が居ます。

ゆえに、施設環境に頼らず野糞できるというのは、排泄の場所を選ばないという自由の獲得であり、野糞経験者と未経験者では今後の人生でだいぶ変わってくると思っているので、父としては嬉しく感じていました!(どうでもいい情報をすみません)

※詳細は控えますがわたしは勿論、シリアルアントレプレナーならぬ、シリアル野糞プレナーです。

次男はその後もバスで2回ほど吐いたのですが、ひとつ目の5000メートル超の峠を越えたあたりで、落ち着き、それ以降はピンピンとしていました。

休憩所にあるトイレ。目隠し以外の機能は搭載されていないのは明らかで、設備状態から、男性は勿論女性もあまり利用されてませんでした。

当初の予想では、次男より長男が先にダウンすると思っていたのでそこは意外でした

一方の長男はケロッとして、ひとつ目の峠を超えた後に、14:00頃の昼飯もガツガツ平らげた!これまでこういう環境下では長男の方がダウンすることが多かったので意外というのが率直な感想でした。。。

道中、道から落ちてヒックリ返ったトラックを何台も見ながら、そびえ立つ岩山と残雪の風景を眺めながら、バスはまた高度を上げ、2つ目の峠に向かいます。
※トップの画像の中央にひっくり返ったトラックが小さく写っています

この道中最高度のタンラン峠に到着する10分程前から、長男の様子がおかしくなりました。吐くといった後に、漏れるとなった!次男のパターンと同じです。

再度エマージェンシートイレと伝えたが、あと5分だから待ってろと言われる。道は細く止まれそうもないので、仕方ない。


5分と言われた最高度地点兼休憩場所に10分後に着き、野糞を。これでふたりともコンプリートだと内心ほくそ笑んでいると、ふらふらと戻ってきた長男が道端で盛大に吐瀉しました。ちょっと尋常じゃない量と飛距離だったので、周りの人も「大丈夫か?」と薬を差し出してくれました。

その後高度は下がって楽になるも体調は快復とまでは行かず、レーの街に着いた後も、数日間高山病の症状に悩まされることになりました。

長男にとっては計らずも、数日前の「思ったより過酷ではないね!」という強気の発言のフラグを綺麗に回収をすることになりました。

まだ元気な時の長男。次男の体調不良を心配する余裕がありました。

※このnoteは2023年8月15日の出来事を記載しています。

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