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【世界もココロもグラデーションでできている】⑳ 「黒色の鳥居」⑤

こんにちは 八彩理絵子です。

前回「白色の鳥居」についてお話をしましたが、

今回は「神社仏閣のひみつ」
「黒色の鳥居」についてお話をします。

神社の鳥居で黒色をしているのは
それほど多くはありませんが、
いくつか存在しています。

黒木鳥居と呼ばれることがあり、
様々なデザインがある鳥居の中で最も古い
形をした鳥居だといわれています。

黒色は陰陽の方位として北を表すだけでなく、陰陽の世界では天と地を表すときにも
利用されて天は黒で表されます。

黒い鳥居には丸太が樹皮がついた状態で
利用されます。

他には方位を意識して建てられている場合に、北川の鳥居が黒色をしていることがあります。

実は鳥居が建てられている方角と
いうのが関係しているそうです。

・北方角の鳥居→黒色⇒玄武
・東方角の鳥居→青色⇒青龍
・南方角の鳥居→赤色⇒朱雀
・西方角の鳥居→白色⇒白虎
・中央方角の鳥居→黄色

四神の玄武という亀が守っている
ということで、黒色をしています。

赤以外の鳥居は、神社によって由来があったりしますが、方角によって色を変えているケースもあります。 松陰神社の鳥居は北側にあり、
四神の玄武が守っています。 鳥居が黒いのは、玄武(亀)のテーマカラーが黒だからです!

北を玄武(亀)が守り色は黒
西は白虎で白、南は朱雀で赤、
東を青龍が守り青、
というように決まっており、
その鳥居が北側にあればおそらく
玄武を表しているんだと思われます。

神社や祠などによっては方角で
四色に塗り分けられた場所もあるようです。
また、赤い鳥居に限っては魔除け
という意味もあるので四神方式に
当てはまらない場合もあるようです。

画像3
出雲大社第四の鳥居 
画像4
氷川神社

黒い鳥居もなんだかピリッと身が
引き締まる感じがしますね。

ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
次回は「他の色の鳥居もある?」
についてです。



今日の伝統色は「団栗色」(どんぐりいろ)

多種多様な焦茶色
成熟した団栗の皮の色にちなんだ、
深みのある慕わしい茶色。
子どもの頃に誰しも拾って遊んだことが
あるだろう団栗。
どこか懐かしさも覚えるかもしれません。
色名は大変可愛らしいですが、
塗り重ねられるように奥行きのある
その濃い色からは、老境に達した者の
秘める厳かなオーラを感じます。

最後まで読んでくださり
ありがとうございました。

大切なお時間を
ありがとうございました。


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