教員志望者が増える、教員が笑顔で働ける学校の環境
前回
教員時代を思い出していろんなことを書きましたが
今回は
「学校がどのような環境になったら教員を志望する人が増えるか」
「現職の先生が健康に、心に余裕をもって働けるのか」
という内容でまとめてみたいと思います
現在の学校
教員経験者としてや
SCとして見える現在の学校を見ると
・教員1人が抱える仕事量が膨大である
・完璧な仕事遂行を求められすぎである
(上手くいかないことがあるとその対応した先生だけが責められがちであること
・児童生徒や保護者の対応が今までのやり方では通用しなくなってきた
自分の教員時代を思い出してみたり
SCとして学校の様子を見ると
このような大変な状況があるように思います
特に児童生徒や保護者の対応については
専門的な支援が必要であったりこれまでの教育の文化では
対応が十分にできない状況があるように感じています
このままでは公教育が崩壊してしまう
教育が崩壊してしまったら日本の未来が見えなくなってしまう
何より目の前の現職の先生も仕事を続けられなくなってしまう
カウンセラーもやめてしまうかもしれない
ということは
子どもや家庭も安心した生活を続けられなくなってしまう
そんな危機感を抱いています
これからどうしたらいいか
じゃあ
これからどうしたらいいのかということですが・・・
「これまで築き上げてきた教育文化の作り直し」
「現在の日本社会の実情に合わせた教育文化・環境の再構築」
が重要なのではないかなと
私なりに考えます
具体的には
①20人学級
②もち時数週20時間以内
③教科担任制
④SCの常勤雇用
⑤学校ができる・できないの線引きをする
などで
教員の人数を増やすのは絶対条件です!
①20人学級
少子化だから教員も少なくして良いというイメージが湧きがちだけど
現場は目の前の仕事をこなすことで精一杯の状態で
児童生徒・保護者に対応する時間がほとんどないです
でも先生方は真面目に仕事に取り組んでいるので
頑張って対応することで先生方の健康が少しずつ奪われていっているなと思います
このような状況に職員不足があるとそれ以上に仕事が増えてしまうので
現場は疲労困憊の状態が慢性化しています
20人学級にすることでやっと先生方が子どもや保護者に笑顔で対応ができる状況になるのではないかなと感じています
②もち時数週20時間以内
教員1人が抱える仕事量が膨大で事務作業の合間に授業をしているような状態に
なっていることも少なくないので
週のもち時数を20時間以内にすることで
教材研究ができて子どものよりよい学びに繋げることができたり
支援が必要な子どもにも
今以上に支援配慮ができるようになることも予想されます
現状だと
トイレにすら行く時間がない状態なので休憩などする時間がありません
それを週に5日
連続でこなさないといけないんです
③教科担任制
担任制のメリットもあるとは思いますが
私としては現状からはデメリットの方が目立つような気がします
クラスには30人前後の子どもがいるので子どもの多様性に合わせると
教科担任制の方が様々な先生と関われることで辛さが減る子どもがいることが予想されます
また教員としては担任としての責任が薄まると思います
薄まることで学年で対応できるようにと学年の先生(チーム)で対応するようになると思うので
負担が減るのではないかと思います(理想論ですかね・・・苦笑)
④SCの常勤雇用
先ほども述べましたが現状の学校では
児童生徒や保護者の対応は専門的知識や支援が必要な場合が少なくないので
今以上にSCと連携して協働することで教員の負担も減るのではないかと思います
SCも常勤になることで緊急な状態にも柔軟・迅速に対応することが可能になりますし
1校週1日の勤務だと1日のスケジュールが激務になることも少なくないです
余裕がないと緊急対応もできないですし
SCの良さを発揮する機会が奪われてしまうように思います
SCとしても専門性が十分に発揮できて
クライエントや学校の緊急のニーズにも対応ができるようになるならとっても嬉しいです
⑤学校ができる・できないの線引きをする
先生方は真面目に仕事をするので
保護者のクレーム等にも対応しようと一生懸命です
でも時には保護者からの言葉や態度が理不尽なことも少なくないので
真面目に対応する先生ほど身体を壊してしまうように思います
対応できる時間には限りがあります
対応できる内容にも限界があります
学校は集団生活を進めていくところなので
個別すぎる内容には対応が難しい場合もあります
でも時にはSCとしては
個別に対応することで子どもも先生も負担が減るのではないかなと思うこともあります
学校はできるできないの線引きをして仕事を進めることで
あまりにも対応しかねることへの負担は防げると思います
それと同時に線引きをする代わりに
可能な範囲内での個別対応を柔軟に
学校に取り入れてみてはいかがだろうか
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