日曜日の朝に思うこと

日曜日の朝。今日はお休み。朝ごはん、なにを食べようかな。冷蔵庫の中身を思い出しながら、朝ごはんのメニューを考える。考えながら、ま、いいかと思う。今はまだお腹空いてないし。お腹が空いてから、そのとき食べたいものを食べよう。食べたい時に食べて、別にそれほど食べたくないときは食べない。それができるのも、お休みの日の好きなことのひとつ。

ま、いいよ。先のことは。今は、さっき淹れたコーヒーが美味しいから、美味しいコーヒーを味わおう。

窓の外の景色を見つめる。朝靄。街全体が、白いベールに包まれてるみたい。きれいだなぁ。静かで、落ち着いていて、ゆったりした朝。幸せだなぁと思う。昔は、お休みの日ってもっと、刹那的だった。次の日からまた地獄の日々が始まると思うとそれが嫌で。その嫌な気持ちを見ないようにするために、テンションを上げて、ハイな気持ちで、お金を使う娯楽に没頭してた。買い物とか、好きなアーティストのライブとか、友達とごはんに行くとか。その全ては、嫌な仕事をしなくてはならない平日の日々を、どうにか乗り越えるためだったように思う。

今は、仕事も楽しいから、平日も楽しい。平日が楽しくなったら、休日の喜びの質が変わった。こんなに心がおだやかで、落ち着いていて、安らかで、満ち足りた気持ちを味わえる日が来るなんて思ってなかった。私が本当に欲しかったのって、これだったんだなぁと思う。お金がたくさん欲しいわけでも、地位や役職が欲しいわけでも、人から認められたり尊敬されたりしたいわけでもなかった。私は、おだやかな安らぎが欲しかったんだ。

そのために私がしたことは、ひとつ。頑張ることをやめること。

みなさんは、どんな日曜日をお過ごしですか？
お仕事の方も、お休みの方も、子育て中のパパママも、心が望む今日を過ごすことができますように。今日という、人生でたった一度しかない一日が、素晴らしい一日になりますように。きっとなるよ。大丈夫。