生成AIについて考察する:スキが得られない理由
この問いに行きついたキッカケ
最近、生成AIを利用してブログを作成する人が増えてきているのではないでしょうか?
私もその一人で、生成AIに5回も記事を書いてもらいました。
自分では書けないような素晴らしい文章が「あっ」という間に作成されるのは、まさに時代の恩恵です。
これなら、週に一度のNote記事アップも簡単に続けられると思い、取り組んでみました。しかし、残念ながら、生成AIによる記事はスキをあまり獲得できていないという状況に陥りました。
記事を書くモチベーションとして読んで(ビュー数)もらい、共感して(スキ数)もらいたいと思うのは当然のこと。
特に、スキをもらえると、自分の書いたものが誰かに認められた気がして、さらに文章を書きたいというモチベーションにつながります。
なのに生成AIの記事では、なぜスキが獲得できないのか考察してみました。
生成AIの利点、限界、盲点、錯覚について、それを自分なりに整理してみました。
生成AIの利点
生成AIの最大の利点は、短時間で高品質なコンテンツを生成できることです。
特に忙しい現代人にとって、時間は貴重です。
生成AIを利用することで、手間を省き、コンテンツ制作にかける時間を大幅に削減できます。
さらに、情報の整理やアイデアの具体化に役立つため、クリエイティブな発想を促進することも可能です。
生成AIの限界
しかし、生成AIにはいくつかの限界も存在します。
まず、内容が一般的であるため、特異性や個性が欠けることが多いのです。
生成された文章は、どうしても「誰でも書ける」内容になりがちで、読者の心に響く要素が不足しています。
また、生成AIは感情や経験を持たないため、深い共感を呼び起こすことが難しいのです。
生成AIの盲点
利点と限界に加え、生成AIを活用するための盲点も理解しておく必要があると考えます。
これは一般論として捉えておいた方が良い内容ですので、生成AIに確認した内容から自身が気を付けておくべき事項をピックアップしました。
事実誤認: 生成AIは、あたかも事実のように誤った情報を生成してしまうことがあります。
著作物の無断利用: 生成AIは、大量のテキストデータや画像データを学習するため、無意識のうちに他人の著作物をコピーしてしまう可能性があります。
差別や偏見の助長: 生成AIは、学習データに含まれる差別的な表現や偏見を学習し、それを増幅させてしまう可能性があります。
プライバシー侵害: 個人情報や機密情報が漏洩するリスクも考えられます。
生成AIの錯覚
現時点(2024/10/5)の生成AIが作成する文章は、以下の2つの特徴を持ち人間が書いた文章と見分けがつかないほど自然なものが増えてきました。
瞬時に生成される文章に目を通すと感心してしまい、「そのまま利用すればいいじゃん」という安易な選択をしてしまいがちです。
私自身も、生成AIの見事な文章に納得してしまうことが多く、「どう」手を加えようか?少し考えた挙句、少しだけ修正する程度でした。
自然な文章: 大量のテキストデータを学習することで、文法的に正しく、自然な文章を生成することができます。
多様な表現: 多様な文章スタイルを学習しているため、フォーマルな文章からカジュアルな文章まで、様々な表現を生成できます。
生成AIの利点・限界・盲点・錯覚を踏まえた上での記事作成のコツ
コツ①:利点を活かすためには、生成AIに瞬時にたたき台を複数案作ってもらって、それを参考に自分の解釈を加え、自分の意見として仕上げる。
具体的には、明確な目的設定とプロンプトの工夫
目的を明確にする: どのような読者に、どのような感情を届けたいのか、具体的な目的を設定しましょう。
プロンプトを詳細に: 生成AIに指示を出すプロンプトは、より詳細かつ具体的に記述することで、より意図した文章に近づきます。
多様なプロンプトを試す: 同じテーマでも、異なる視点や表現で複数のプロンプトを試すことで、より良い結果が得られる場合があります。
コツ②:限界を理解した上で、生成AIが作成した文章はあくまで一般論だと割り切り自分の経験を踏まえて意見を盛り込んでいく。
具体的には、人間ならではの要素の追加
感情の注入: 生成AIが出力した文章に、喜怒哀楽などの感情を付け加え、人間らしさを出しましょう。
具体的なエピソード: 実体験や具体的なエピソードを盛り込むことで、読者の共感を呼び起こします。
比喩やメタファー: 比喩やメタファーを用いることで、文章に深みと奥行きを与え、読者の想像力を刺激します。
コツ③:生成AIが作成した文章に納得、感心せず盲点があることを忘れず文章をチェックする
具体的には、
事実確認: 生成AIが出力した情報は必ず事実確認を行い、誤った情報が含まれていないか確認しましょう。
倫理的な観点: 差別や偏見を助長するような内容にならないよう、注意深く文章をチェックしましょう。
結論
生成AIは、コンテンツ制作の強力なツールではありますが、手を抜かず工夫を加えないとスキを得ることは難しいことがわかりました。
個人的な体験や独自の視点、ストーリーテリングを取り入れると、読者の共感を得ることができるのかもしれないと考えています。
生成AIに多くのたたき台を作ってもらい、自分自身が共感できる内容を参考に、自分の言葉で味付けすることで、スキをクリックしたくなるような記事が作成できたらなと思っています。