【For 副業者】複数の生成AIを活用してプロデューサー的に使うことをお勧めします(生成AI その5)
生成AIのおかげで、8週連続の投稿ができました。
ここ数回シリーズから脱線しましたが、今回の記事は副業者のための『生成AI』シリーズ「その5」をお届けします。
はじめに
デジタル時代において、コンテンツ制作の方法は急速に進化しています。
以前は、アイデアを思いつき、文章を一から書き起こす必要がありましたが、現在では生成AIの力を借りることで、コンテンツ制作がより効率的かつ多様な形で行えるようになりました。
数多く提供されている生成AIツールから自分に合ったものを選び、さらに複数の生成AIを組み合わせて活用することで、より効果的なコンテンツ制作が可能になります。
本記事では、その理由やメリット、実践方法、そして注意点について解説します。
1.プロデューサー的な視点でのAI活用の必要性
コンテンツ制作において、プロデューサーの役割は全体を俯瞰し、さまざまなリソースを効果的に組み合わせることです。
生成AIを活用する際にも、同様のアプローチが有効です。
複数の生成AIツールをそれぞれの特性に応じて使い分けることで、質の高いコンテンツを効率的に生み出すことができます。
複数のAIを使う理由とそのメリット
多様な視点の獲得
・異なる生成AIモデルはそれぞれ独自の「個性」を持っています。
・複数の生成AIを活用することで、多角的な視点を得ることができます。
特性の相互補完
・各生成AIツールの長所を活かし、短所を補完し合うことができます。
創造性の向上
・異なる生成AIの出力を組み合わせることで、新たなアイデアやアプローチが生まれる可能性があります。
品質の向上
・複数のAIの出力を比較・検討することで、より高品質なコンテンツを選別できます。
2.複数の文章生成AIを使用する実践例(ブログ作成の場合)
a. 全体像の構築
どのようなブログ記事を書きたいのかを明確にし、大枠の考え方を文章化します。
その考えに関する情報を次世代検索AIエンジンのGensparkを使用して収集し、全体像を練り上げていきます。
b. 構成の設計
どのような構成で記事を書き上げるかを考え、文章生成AIに提案をしてもらいます。ChatGPT、Gemini、Claudeのそれぞれに提案を依頼し、複数の生成AIを同時に使用できる天秤AIを活用すると効率的です。
提案された複数の草案から取捨選択を行い、内容を調整して構成を完成させます。
c. たたき台の作成
構成に沿ったブログ記事の全文を作成してもらいます。
この全文も、ChatGPT、Gemini、Claudeのそれぞれに依頼します。
これらの生成AIは特性が異なるため、多様な表現や視点を得ることができます。
自分では気づかなかった視点を提供してもらったり、適切な文章が見事に作成されるため非常に参考になります。
ここも、複数の生成AIを同時に使用できる天秤AIを活用すると効率的です。
d. 内容の肉付け
各セクションの内容を読み込み、以下の点を考慮しながら自分の言葉で加筆・修正を行います。
・ストーリーの妥当性
・理解できない内容
・自分の経験や知識の反映 または、各セクションの内容をこのように変更してくださいと指示を加え、文章生成AIに再作成してもらいます。
e. 一貫性の確保
ここまでで十分だと思われる場合でも、記事を読んでぎこちない印象がある場合は、全体の一貫性を確保するためにClaudeを使用して文章を修正してもらいます。
Claudeは文脈の理解力が高いため、この作業に適しています。
3.注意点と工夫
AIへの過度の依存を避ける
・AIの出力はあくまで草案として扱い、自身の知識や経験を加えて編集・改善することが重要です。
独自性とオリジナリティの確保
・AI生成コンテンツに個人の視点や経験を加えることで、独自性のある記事を作成します。
著作権への配慮
・AI生成コンテンツの著作権に関する最新の動向に注意を払い、適切に使用することが重要です。
4.今後の展望
今後、AIツール間の連携がさらに強化されることが予想されます。
プロデューサー的な視点で、どのAIをどのように活用するかを選択する能力は、ますます重要になるでしょう。
全体像を設計し、何を伝えたいのかを考えるのは「人間」であることに変わりはないと思います(現時点では)。
AIと人間のコラボレーションの形も進化すると考えていますが、プロデューサー的に創り上げていくのは人間の役割であると思います。
5.最後に
現在、私は企業向けにコンサルティングの副業をしています。
生成AIを活用することで、時間が短縮でき、ドキュメント品質も上がっていると感謝しています。
また、副業を獲得するための応募、面談に移行された後の提案書作成にも効果を発揮しています。
副業の募集をされている企業様の話を聞くと、応募者の数が「半端ない」らしいです。
一回の募集で3桁の応募数になるとのことでした。
・3桁の応募数の応募内容から面接者を選出。
・面接者を決定し面接。
・面接の内容を受けて、依頼者を決定し契約締結。
と業務開始まで多くの時間と労力がかかるとのことでした。
そこで、私は面接で終わるのではなく、面接内容を踏まえて
・私にできること。
・どのように進めていこうと考えているか?
を提案し、判断してもらうことを心がけています。
3桁の応募者の中から選出された数名に選ばれたのだから、このチャンスをなんとかものにするために・・・
そんな場面でも、生成AIの力を借りています。
あざっす・・・ 生成AI様