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オーガニック認定のされない、オーガニックなカカオ豆。

『la diversité』by CHOCOLATERIE TAKASU × BEAU PAYSAGE

CHOCOLATERIE TAKASU(ショコラトリータカス)のチョコレートと、BEAU PAYSAGE(ボーペイサージュ)のワインが合わさることで生まれた芳醇な香り漂う『la diversité(ラ・デヴェルシテ)』。ワインだけでも、チョコレートだけでも表現できない、“複雑な余韻”が感じられるチョコレートが完成しました。共同制作に至ったのは、両者がつくる“良い味”の背景にある、過去・現在・そして未来を見据えるストーリーを互いに共感し合ったからこそ。CHOCOLATERIE TAKASUのオーナーシェフ高須さんにお話を伺いました。

interviewer_八ヶ岳百貨店店長 Photo_CHOCOLATERIE TAKASU

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ー『la diversité』に使用しているチョコレートはどうやって生まれたものですか?

私が実際にドミニカ共和国へ足を運び、農家や発酵所を訪問しました。現地を見て事実を知り、本当に納得したものを皆さまにもお届けしたいという想いをかたちにできたのがこのチョコレートです。

ードミニカ共和国はどんな国なのでしょうか?

美しいカリブ海に浮かぶ島国のひとつに位置するのがドミニカ共和国です。年間で約7万トンのカカオが生産されるこの国では、全体の約70%が「有機JAS認証の取れているオーガニックカカオ」の香り高い高品質な豆を作り出しています。

ーこのチョコレートもオーガニックカカオなのですか?

いいえ、あえて一般的に「オーガニックと呼べないカカオ」を選びました。なぜかというと残り30%は「オーガニックな作り方であっても、認証を得るための資金源が確保できないからオーガニックと呼べない。」という事実を、生産者の方々に聞いたからなんです。

ーえっ、それはほとんどの人が知ることができない事実ですね。他にも強く感じたことはありますか?

感銘を受けたもうひとつは、働く人たちのことを考えた仕組みやあり方。1998年のハリケーンによってドミニカ共和国のカカオ農園やカカオ発酵施設は、大きな被害を受けたんです。でも、生産者や政府は、以前の状況を取り戻すのではなく、未来にむけてサステナビリティを考えた復興へと繋げたんです。その姿勢に驚きました。単純に言えば「どうしたら良いカカオがたくさん作れて、そのカカオが作り手の納得のいくお金に変わり、いい経営ができるか」といった素晴らしい仕組みなんです。

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ーすごい!日本でもそのような施設ができれば、もっと人の暮らしが豊かになりそうです。具体的にはカカオ発酵施設は、どんな取り組みをされているのですか?

高品質なカカオを生産するためには、生産者がどのようなカカオを栽培するべきか。カカオ豆を使って発酵を行う発酵施設では、収穫から何時間以内なのかだったり、糖度の状態だったりによって、価格が変わることの説明がカカオ農家へきちんと伝えられていました。その理解によってカカオ農家は、より多くの収入を得ることができて、より良いカカオの発酵を行うことができるのです。

ーカカオ農家さんは、高須さんがチョコレートを作ることに対して、何かおっしゃってましたか?どんな会話をしましたか?

遠く離れた日本で、私たちがドミニカ共和国のチョコレートを使っているということにとても喜んでくださっているそうです。私たちはカカオ農園を訪問し、農園のこと、栽培環境のことなどを質問をしました。その中でも私たちは特に、ドミニカ共和国カカオが手に入りますか?という質問を繰り返ししました。何故そんな質問をするかというと、カカオの生産は現在、重要と供給のバランスが良くありません。「数年後にはチョコレートが手に入らなくなる」というフレーズを近年でよく見聞きしていたからです。でもこの問いに対して、「大丈夫。あなたのお店に、わたしたちのカカオはずっと届くから。」と言っていただいたのはとても印象に残っています。

ーその方々のカカオ豆から作られたチョコレートはどんな味ですか?

チョコレートを口にふくむと綺麗なカカオの香りが広がります。そしてだんだんと熟した果実の味わいが現れてきます。甘みと酸味のバランスがよく、その余韻も長く、食べ終わったあとに水分を取りたくなるようなしつこさがないのが特徴です。

ー今回の『la diversité』には希少なBEAU PAYSAGEのワイン「la montagne cis 2016」を使用されていますが、チョコレートと合わせてみていかがでしたか?

まず、BEAU PAYSAGEのワインをチョコレートと合わせたことに正直、抵抗がありました。私は岡本さんのワインが大好きです。そのワインをチョコレートに入れてしまうのは勿体ないと思ったのが本音です。でも実際に岡本さんにお会いして、お料理やお菓子にもぜひ使っていただきたいと言っていただけたことで、より美味しいものを作りたいと思いました。チョコレートはやはりカカオの風味がとても強いためブランデーなどの強いお酒を合わせることが多いです。普通のワインではチョコレートに負けてしまうのですが、『la diversité』は、香りも味にもとても力があり、チョコレートとマリアージュできる可能性を感じました。

ーCHOCOLATERIE TAKASUのチョコレートとBEAU PAYSAGEのワインが合わさって生まれた『la diversité』。どのようなチョコレートだと感じましたか?

チョコレートでありワインであり、チョコレートじゃなくてワインじゃない。そんなような感じです。チョコレートを好きな人、ワインを好きな人、どちらでもない人にも喜んでいただけるお菓子になったと思っております。

ーありがとうございました!

CHOCOLATERIE TAKASUのチョコレートと、BEAU PAYSAGEのワインが合わさって生まれた『la diversité』。生産管理上、八ヶ岳百貨店でのお取り扱いはございませんが、ものづくりの姿勢に共通するものがあり掲載に至りました。販売につきましては、下記よりご確認ください。

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商品名称  :la diversité(ラ・ディヴェルシテ)
販売価格  :1,400円(税込)
販売仕様  :1箱あたり9個・要冷蔵
賞味期限  :発送日より10日間
原材料名  :カカオマス・カカオバター・生クリーム・ワイン・砂糖・ココア・全粉乳・乳化剤(大豆由来)
販売期間  :2020年4月1日~無くなり次第終了

販売店舗  :ショコラトリータカス名古屋本店     (http://www.chocolaterie-takasu.com/)
販売サイト :ショコラトリータカス:オンラインショップ(https://chocolaterie-takasu.shop/)

問い合わせ先
お客様向け :ショコラトリータカス名古屋本店   (052-973-0999)※電話でのお取り置き可能。

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@八ヶ岳百貨店


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