<最終話>約束と生き様
マンガ:つのだふむ
解説:西澤明洋
ふむ君が本当に描きたかったもの
実はふむ君、僕と出会う前にブランディングとまではいかないですが、すでに自分のキャッチコピーを考えていました。
それは「出会いをすべてマンガにする」という言葉。
ふむ君のこれまで描いてきたマンガには、常に身近な人の面影がにじみ出ています。佐渡島さん曰く、良いマンガとはストーリーも大事だけど「人を描けている」かが重要だそう。人の感情の動きこそが読者を魅了するのだそうです。
ふむ君が描きたいと言っていた「ファンタスティックで革新的なもの」。最初、僕は何か新しいストーリーとか手法のことかなと思っていましたが、実はふむ君が一番描きたかったものはリアルな人の感情や内面でした。
ふむ君のCコミュニケーションをみていくと、Twitter上でふむ君の日常生活の一コマがたくさん溢れています(@tsunoda_fumm)。
奥さんと一緒に飼い始めた鳥のコスチュームはその象徴ですが、今現在だと福岡県糸島に移住した日常生活をマンガにするなど、自分自身とその出会いがすべてマンガになっています。
でもふむ君の活動をリサーチしていくと「出会いをすべてマンガにする」という言葉とは裏腹にこれから描いていくマンガに対する大きな方針が曖昧で、MマネジメントやCコンテンツがはっきりしていない状態でした。
やりたいことはあるのに芯が通ってないというか、ふむ君はどこに向かっていきたいのかよくわからない状態。
きっとみなさんの中にも、ふむ君と同じような人は結構いるんじゃないかと思います。すでに何かをやりはじめた。でもなんだかちょっと中途半端な気がする。。。と。
そんなお悩みの人は、MCCの一貫性を頭にいれて、ふむ君のように「やるべきこと」をフォーカスしていきましょう。
MCCの一貫性がブランドをつくる
ふむ君のMCCは最終的に次のようになりました。
M… 人を描き切る「ヒューマンマンガ」のスペシャリスト
C… 広告を超えた「作品」
C… どんな自分も愛する姿を発信し続けるトリ人間
元々あった「出会いをすべてマンガにする」という思いをしっかり戦略、コンテンツ、コミュニケーションレベルで言語化。かつMCC全体での一貫性をつくり出しました。
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