ねこ

かなり 前のことだ。
我が家の庭さきを、ちらっと覗いて、草っぱらを
歩いて行くねこがいた。にゃあと鳴き、寄ってくる。 
人懐こいねこだった。夜の色に、紛れていた。
いなくなって2年くらいになるか。
最後に 姿を見たのは、寒い冬のことだった。


そのねこは、いっちゃあ悪いが すこぶる 器量が悪い。
目の周りが黒く、丸く輪を書いたようで、大きな目と
痩せた姿。

いつしか、 我が家では「ぶっちゃいくなねこ」と呼んでいた。
共に しばらく来ていた美形、三毛猫とは 雲泥の差である。
「あんたも もっと可愛かったらねえ・・・」と 吐息を洩らした。
ところが、ある日から 三毛猫が、来なくなった。
奇特なねこ好きな家に 飼われていることが分かった。
内心、嬉しくもあり寂しくもあったが、同時に
「ああ あのこも 一緒に拾われていたら・・・」
と思っていたところ、その玄関先で ちょこんと
その飼い主を見上げている、あの人懐こい姿に遭遇した。

ああ よかった!
すごく安心した心持になったことを憶えている。
 
どんな縁だろう。
ふと 読んだ 「空を飛ぶ土竜」さんの記事に
あのこを思い出させるねこがいるではないか。
「さびねこ」。。。?んん?
初めて知る。ああ きっとそうだ、
あのねこも「さびねこ」なんだ。
検索すると、間違いない。
名前を知った時のように嬉しい。

妙に安心感というか愛着というか、
いとしさがこみ上げてくるものだ。

単に この出会いが、それだけnote人口が
多いだけに過ぎなくても、知れてありがたかった。

たしかに そのしぐさに、「憎めないよね」と、
目を細めてみたことを、思い出していた。

拾い猫の誕生日|空を飛ぶ土竜|note

検索には、以下のような特徴が書いてある。

画像より。


サビ猫は、さびのような黒と茶トラのまだら模様の毛色が特徴の猫。
一部では「雑巾猫」という呼び名もある雑種の猫で、よく捨てられてしまったり、里親が見つかりにくい猫です。

しかし、サビ猫は賢く、愛嬌・協調性があり、初心者でも飼いやすい猫でもあります。
多頭飼いにも向いており、母性が強く愛情深い一面があるので、子猫に優しくしてくれるという側面も。
また、あまりオスが生まれず、ほとんどがメス猫であるという特徴もあります。

より

サビ猫は古くから日本に存在する猫です。


しかし、猫好きには馴染み深い、歌川国芳による猫を描いた浮世絵にも、サビ猫は登場していません。

さらに、その後、現代でも使われている「サビ猫」「雑巾猫」という呼び名が付いてしまうほどなので、昔からあまり人気が無い毛色の猫だったのかと推測してしまいます。
サビ猫は基本的に 雑種 です。

サビ猫は毛色についての呼び名であって、 猫の種類 では無いのです。


稀に ペルシャ やトンキニーズ、 ブリティッシュショートヘア などからサビ模様の猫が生まれることがあります。


  • サビ猫:黒に茶トラ柄が混ざったまだら模様

  • べっ甲:茶トラ柄に黒が混ざったまだら模様

基本的にはまとめてサビ猫と認識されています。


愛情を感じる!サビ猫を英語で言うと

海外ではサビ猫を「トーティシェル」と呼びます。
「べっ甲」という意味で、毛が光で照らされた時の美しい赤い輝きからこの呼び名になったようです。
「雑巾猫」と違ってネーミングに愛情を感じますね。

個性で勝負!オンリーワンなサビ猫の毛色


サビ猫の魅力といったら、やはり黒と茶トラの個性的なまだら模様の毛色。

そのまだら模様は複雑に様々な混ざり方をしており、どのサビ猫もまさにオンリーワンなのです。

しかも、子猫の頃はあまり模様がはっきりとしておらず、成長とともに個性的な毛色があらわになってくるところもオシャレな計らい。


よく見ると、あれっ!?サビ猫の顔は実は〇〇


パッと見で毛色だけを一見すると、汚いような怖いような印象を持たれがちなサビ猫。

しかし、よく顔を見てみると…


かわいい。


実は、サビ猫は渋い毛色とは裏腹に可愛らしい顔の猫がとても多いのです。

抜粋

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